8月23日 中国気分

昨日パソコンで中国の輸入本が欲しいと思って検索していると神保町にそのような書店があることが判明。さっそく行ってみることにした。


弟と一緒にペチャクチャしゃべっていたら、神保町で降りんといけんのに、大手町まで来てしまった。バカだ……。ついにボケてしまった。


神保町なんて来たことがないので、わけわかめちゃん状態。
一生懸命地図を見ながら東方書店(輸入本の有る書店)を探す。


オォ~♪発見したぞぉ、東方書店~~~~。
さっそく入店。……気まずい雰囲気。しぃーんとした店内。


店内には中国の輸入本がずら~~~~りと並べてある。
なんでこんな所があったと気付かなかったんだろう。


辞書のコーナー。おぉ、これは「现代汉语词典(現代漢語詞典)」ではないか!相原先生も従うあの辞典!この辞典は中国語の先生同士が何か中国語について議論していても、「現代漢語詞典にはこうでていた」と言ったらそれで議論が終わってしまうくらい権力のある辞典。お目にかかれて光栄です。

何を買おうかと店内をぶらぶらしていると一緒に来ていた弟が中国語版ハリーポッターを発見。「鳳凰會的密令」と書いてある。ああ、ハリーポッターの不死鳥の騎士団ってやつか。中国語の分からない弟がよく見つけたものだ。ただ、欲を言うと、文字が全て繁体字であること。簡体字学習者の僕にはつらい。ちょっと値段も高いし、買うのはやめることに。しばらくぶらぶらしていると、また弟がなにか発見。またハリーポッターを見つけている。いや!今度は何か違う!簡体字だ!「凤凰令」と書いてある。これも不死鳥の騎士団と思われるけど、題名が違うところをみると、同じ中国語でも、簡体字と繁体字とでは翻訳者が違うようだ。他にもハリーポッターシリーズがたくさん。

哈利波特与密室(ハリーポッターと秘密の部屋)

哈利波特与阿兹卡班(ハリーポッターとアズカバンの囚人)
阿兹卡班って発音すると分かるけれど「アーズーカーバン」と読むんだよ。

さっそく「ハリーポッターとアズカバンの囚人」を買うことに。値段を見ると1500円くらい。まあ、このくらいかな。日本語版の「アズカバンの囚人」より安い。本の裏を見ると人民元での値段が載っている。26.50元。日本円にすると…約350円くらい?……?僕は今から1500円くらい払ってこの本を買うんですけど…。と、いうことは中国本土で買ったらこの本は…1500円もあれば4冊くらい買えるってこと?…物価が安いから。


その後同じ神保町にある中華書店へと行く。ここでも中国の輸入本が売られている。さっそく中に入ってみると…東方書店より気まずい雰囲気。何か買わないと出られないような感じ。あちゃー。まあ、とにかくいろいろ本を見ることに。

しばらくすると中国人のお客さんがきて、店員の人と中国語で話しだした。僕の中国語力はまだ未熟なので何を言っているのか聞き取れなかったけれど、世間話のような感じだった。店員さんは中国人か~。


VCDの欄を見ていると「白雪公主」というものを発見。値段を見ると1000円。裏を見ると「国語發音」と書いてある。店員さんに質問。

僕)これは VCDですよね?日本のパソコンで見られますよね?
店)ソウデスネ。ぱそこんデ見レマスネ。

僕)裏に「国語發音(グオユィファーイン)」と書いてありますが、音声は中国語ですね?
店)ハイ、ソウデスネ。北京語デスネ。

と、いうことでこの VCDを買うことに決定。他に「日汉小词典」という辞書も購入。これは日本語で「日中ミニ辞典」という意味。600円だったので買うことにした。VCDが1000円でミニ辞典が600円なので1600円くらいかと思っとったら、夏休みのセールをやっているらしく、安くなった。良かった~~。店員さんも優しい方だったし、また機会があったら行ってみたい(いや、行ってやる)と思った。

※VCD:「Video CD」の略。日本ではDVDが有名だが、中国ではVCDが圧倒的に有名。VCDは普通のCD-Rに焼いたものなので、画質が悪いが、テレビで見ればビデオと同じくらいの画質で見ることができる。中国ではなぜDVDが流行らず、VCDが流行るのか。それはVCDの方がコピーしやすいからだ。DVDは強力なコピーガードがかかっているが、VCDはコピーしやすい。それにCDのほうがDVDより安く買える。海賊版の出回っている中国ならではのことである。一般家庭もDVDよりVCDの方が安いのでオトク。ビデオテープと同じくらいの値段であるVCD。DVDのように画質はこれ以上悪くならない。一般家庭からしてもVCDの方がいいのだ。


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