9月15日(金) 晴 お電話

昨日のお話で恐縮なのですが。

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いきなり父さんが電話をかけてきた。父さんのしゃべり方が少々お酒の入った感じだったし、周りがガヤガヤしていたので、どこか居酒屋にいるみたい。

うちの父さんはとある用事で8月28日より1ヶ月ほど東京に滞在することになってます。そんなうちの父上、岡山出身の人たちとお酒を飲んでいるそう。その中に、中国語を勉強されている方がいるらしい。

警察で、中国語を2年間勉強するコースを取っている方らしい。度重なる中国人犯罪(泣)で、取り調べの度に民間の通訳者に通訳を依頼しているらしい。時給7000円だったりするらしく、警察も頭を悩ましている模様。そこで「警察官が中国語話せるようになればいいやんけ!」というわけで、そういうコースがあるらしい。

うちの父さんが僕のことを随分言ったらしい。スピーチコンテストで優勝した、とか独学で中学生のころに始めたとか…。するとその中国語を勉強されている方が是非お話をしてみたいと言ったので、電話してきたらしい。

父:「ってことで、中国語で話してくれる?」
僕:「…うん。でも先生から中国語教わってる人に僕が太刀打ちできるかなぁ。」

そこでかわる。

結論を言うと、ちゃんとお話ができた。まあ相手は1年半やって、僕は独学でのんびりやっているとは言え、4年は勉強しているわけだから、これで話せないと今まで何やっていたんですか!になっちゃうものね。

こんなことを言っては偉そうに聞こえるかもしれないけど、あんまり「お話をする」練習をしていないようだった。

話をしていて「え~」とか「あ~」とか詰まること多し。

・まず日本語で何を話そうか考えてから、頭の中で中国語に訳している。
・文法事項とか細かいことを気にしすぎている。


前者の問題は日本人には多い。学校で教えている英語なんかはその典型的な例だと思う。中国語で話をしている時は頭を中国語に切り換える。相手が中国語をしゃべって、それを頭の中で日本語に訳して理解するのではなく、中国語そのものとして理解する。だから相手が何か言ったら「真的!(ほんとなの!)」とか「过奖!(そんなことないですぅ~)」とか、すぐに出てくるといいが、頭の中が日本語のままならすぐに言えない。

後者の問題も日本人には多い。実際中国人もめちゃくちゃな文法でおしゃべりをしていることもある。日本人だって「ら抜き言葉」を多用しているわけだし、間違えるのはよくないけど、あまり神経質になりすぎても「話せる」語学は上達しないと思う。

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最後に僕が

「如有机会,我们在冈山见面吧!」
(機会があったら岡山でお会いしましょう)


と言ったら

「到时,我请客!你想吃什么?」
(その時にはおごりますよ!何が食べたいですか?)


と聞かれた。そこで僕が

「都可以。不过我特别想吃的还是中国菜吧!」
(何でもいいです。でもやっぱり中華料理かな!)


と言った。すると相手がどの中華料理店がおいしいのか知らないな~と言ったので、僕の口からとっさに出てきた言葉は、

「那么,我找一找啊!」
(じゃあ、僕が探しておきますよ!)


だった。電話が終わってから「あっ!今僕、『找』を重ね型で言えた。」と気づいた。この重ね型というのは非常に日本語にはしにくいニュアンスを持っていて、何気なくそれを言えたのが…嬉しかった(笑)。


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