3月31日(月) 岡山最終日

【 その1 】 【 その2 】

今日が岡山で過ごす最終日なんだけど、最後に行っておきたい所がある。
西大寺の「柳湯」っていう銭湯。以前見かけたときに風情があるのぅ…と感じて、ずっと行きたかったのだった。

真ん中の弟と一緒に、最後に行ってみることにした。


アサヒビール!!!何かこの店だけ歴史がストップしとらん???
我が町、西大寺は映画「ALWAYS 三丁目の夕日」の撮影にも使われたほど古い町並みが残ってんのよ。


銭湯の位置が分からなくて、しばらく西大寺を自転車でウロウロ。
するとニョキッとそびえ立つ煙突を発見!!!!


こちらが「柳湯」。弟が思わず「ほんとに風呂なん?」と言ってしまった。
確かに外から見る限りは風呂っぽく見えんよなー。しかし、昭和初期!?と言いたくなる雰囲気。


用水に降りる階段まで付いとる。昔、洗濯でもしとったんかな?


こちらが入口。入ってすぐの所に番台があって、少々耳の遠いおばあさんがいる。

自分「料金は390円ですよね?」
番台「え?」(聞こえてない)
自分「料金は!390円ですよね!」
番台「そうですっ!あなたたち学生さん?」
自分「はい」
番台「ほんなら、まけたげるわ」

そういって、30円まけてくれた。390円が350円になった。
正直なところ、たったの30円。でも、何だか30円がすごく大きな金額に思えた。

おばあさんは見たところ、80歳は超えてそう。おばあさんの若い頃は、30円っていったら高い金額だったんだろうな。その頃の名残があるのかもしれない。そんなことを考えてしまった。


ほら、この貸しタオルや貸し石けんの20円って価格設定もそうじゃろ?


こちらがロッカー。ロッカーのフタを開けると、フタの裏側にボロボロになった広告が貼ってある。
広告を見る限り、もう何十年も前の物のように見える。ひゃひゃひゃー。


風呂には残念ながら富士山は無かった。でも、味のある良い風呂。
湯は結構熱めで、しばらく入っているとアーチッチ!アチッ!って感じになる(郷ひろみ)。


銭湯ファンには「ここに来ずして往生できん」と言われるくらい人気があるらしい。
それを聞いて安心した。これからも歴史を刻んでいってくれるかな?岡山に帰ってきたら、また来たい。


西大寺会陽(裸祭り)の時には観光客で一杯になる商店街も、普段は静かで誰もいない。
それが西大寺のまた良さであって、賑やかになると西大寺でなくなってしまう気がする。

僕は明日には岡山を離れ、東京に行ってしまうけど、西大寺にはいつまでもこのままでいてほしい。
夏休みになったら絶対帰ってくるけんのー!!待っとれぃ、西大寺!!

【 その1 】 【 その2 】


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