8月1日(土) 弟と東京巡り

【 その1 】 【 その2 】


その後、池袋のBEAMSに来る。調べたらここのBEAMSは「ストリート」って書いてあったけん、これは何なんな?と二人で言いようたら、店内に入って納得。店内が大通りみたいな作りになっとって、メンズやレディースが大通りにあるお店、という設定で区分けしてある。おもしろい。


色々見ようて、ものすごげにかわいいTシャツがあって、弟と「これええがん!」と迷う。
しかし迷って迷って、迷ったあげく、別にBEAMSはここにしかないわけじゃないし…と、買うのはまた保留。


歩き疲れたけん、BEAMSのすぐ向かいにあったスタバで休憩する。
今回は定番のコーヒー、チョコレートベースのフラペチーノではなく、果実ベースのフラペチーノ。

僕はマンゴーパッションティーフラペチーノで、弟はレモングリーンティーフラペチーノ。


少し休憩したら、サンシャインシティまで来る。


エーグルは僕の好きなメーカーなんじゃが、むっちゃ欲しいーーーーー!!!!!
リュックでもええのがあったし、Tシャツも色の気に入ったんがあったけど、お金がないけんの…んんん…。

結局、新宿へ帰る。


新宿伊勢丹のショーウィンドーにて。
こんな髪型のマネキン飾るんなら、伊勢丹女性従業員みんなこの髪型にしてみぃっちゅうんじゃ。


弟は新宿のBEAMSに売っとった、ポーターのリュックとTシャツなどなどを購入。
上機嫌になったところで、夕食をしに赤坂の「すっとこどっこい」に。

この「すっとこどっこい」は今日のメモ始まって3日目にすでに登場したくらい、うちの家族ではお馴染み。
じゃけど、自分が酒飲めるようになって家族と来るんはこれが初めてじゃのう…。


自分は大学生になって、色んな世界のことを知れた気がする。
じゃけど、いざ弟とこうやって向かい合って話をすることが果たして今までどれくらいあったんか?

兄弟って友達とも違うし、親とも違う、なんかこう、また違う距離ってゆうんがあるんな。
今晩はそういう距離無しに弟と話せた気がする。なんでかのー。自分が家を出て暮らすようになったからかのー。


帰りに僕の母校であり、真ん中の弟も中学1年だけ通った、赤坂中学校を見ていく。
この辺は東京ミッドタウンが出来て、ずいぶん変わってしもうたんなー。うむ。僕という人間は変わらんのに…。


それから草彅君がスッポンポンになってしもうた檜町公園を通って六本木駅まで行く。

僕は岡山出身であり、岡山の暮らしを経験しとる。そして、そんな岡山生まれの自分が東京へ行って三年間生活したわけだ。
日本国内だというのに、数多くのカルチャーショックがあったけど、同じ日本でありながらこんなおもろい街があるんじゃなあと知った。

土日になったら、父さんと一緒に有楽町のビックカメラへ出かけて電気製品を眺めたりして、皇居のお堀を眺めながら歩いた。母さんと銀座のバイキングへ行って食事をしたりもした。全ての記憶は家族と共有しとるんよ。確かに岡山では、小学生の頃の記憶とか友人と共有しとるけど、東京での記憶を岡山の友人とは共有しとらん。同じように東京での記憶を東京の友人とは共有しとるけど、岡山での記憶を東京の友人とは共有しとらん。じゃけど、家族は全てを共有しとる。

岡山から東京へ出て行くときの期待と不安の入り交じった気持ち。初めて東京に着いた日、南青山の5階から眺めた景色。東京に着いて初めての昼ご飯を近所のAMPM(コンビニ)に買いに行った時の気持ち。東京で過ごした初めての年末、上野のアメ横に買い出しに行ったときの思い出。とにかく何から何まで、兄弟なら全てを知っとる。

いつも友達と都心に出かけて、僕がいくら「僕が住んどった頃と比べたらな、ものすごい変わっとんよ」と言うても、ふーんの感想で終わる。それが普通。だって、変化後しか知らん人が過去と比較することはできんし、知ったところで実感はない。じゃけど、東京の人はいつもその変化に接しとるけん、そもそも「変化」として認識しとらん。じゃけど、弟に「変わったじゃろ?」と言ったとき、しんみりと「変わったな」と言った弟の一言には実感がこもっとった。

弟と東京を歩けて、ほんまに良かった。とりあえず、クタクタになったけん、帰ったら爆睡でした。バタッ。

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