９月２３日（木）　ウイグル尽くし

秋分の日 the Autumnal Equinox　秋分节

この前仲良くなったウイグル族のアブリズさんとまた夕食を一緒にした。 今日はウイグル族のメヒムットさん？マヒメットさん？…ごめんなさい、発音が難しすぎて日本語でよう書けんのんじゃけど、同じくウイグル族でアブリズさんの後輩のイケメンお兄さん（でも年は僕よりひとつ下）と一緒に。 今日もイスラム食堂へ。ここは意外とおいしくって、ええんよ。（店員さんに好かん人がおるけど） アブリズさんは日本語を勉強しようるけど、メヒムットさんはウイグル語と中国語しかできん。 そこでメヒムットさんとは中国語で会話。やはりウイグルの訛りが入った中国語。 食べられるものに制限があるって、不便に思いませんか？と聞いたら「そんなこと思ったことがない」とのこと。 アブリズさんにも、アルコールだって飲みたいでしょう？と聞いたら「実はちょっとだけ飲んだことがある」のだそーだ。 イスラム教徒でも厳格さに度合いがあるようで、ちょびーーっとのアルコールは許容しとるとこもあるらしい。 左がメヒムットさんで、右がアブリズさん。後ろでピョーンとおかしなことしようるんは、日本人たち。 食事後にメヒムットさんが歌を聴かせてくれる、とのことでギターを持ってきてくれた。 みんなで腰を下ろしてしばし耳を傾ける。 少し寂しげな歌。そして中央アジアっぽい、独特の曲調。 親が息子を送り出すときの歌らしい。遠い地に勉強に行くのね、頑張ってきなさい…と。 僕たちも何か歌ってあげよう、ということで、日本の歌を歌ってあげた。 上を向いて歩こう、からす（かーらーす、なぜなくのー）、ふるさと（うーさーぎー、おーいし）などなど。 すると、遠くから楽しげな音楽が聞こえてきたけん、なんぞや？と行ってみる。 中国の老人たちが社交ダンスチックなことをしようるのだった。（社交ダンスみたいじゃけど、社交ダンスではない） おのおのがオリジナルな踊りをしとるみたいで、踊りょうる内容はそれぞれ違っとった。 楽しそうだなーと僕も踊りょうたら、おじいさんが「おいでおいで」と呼んでくれて、一緒に踊った。 何もよう分からんけど、おじいさんと一緒にくるくる回ったり、音楽に合わせて。ものすご楽しかったーー。 尖閣諸島でもめとる日中間じゃけど、こういうおじいさんたちを見とると、一体僕は誰に腹を立てよんか？と混乱する。 うちら庶民は仲良くしょうたらええがん。 中国に住み始めて三週間目。中国のイヤなところを大量に見つけて、中国が嫌いになった。いや、大嫌いですね。 でも…中国のええとこも見た。北京、たまらんよ。中国大好き。うん、やっぱり中国が好きですね。 中国のことが大好き。だけども、大嫌い！！よう分からんけど、それが僕の今の気持ち。

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