1月26日(水) 延辺料理

いつも西単から大学宿舎へ帰る途中に「华天延吉」(華天延吉)という店がある。
延吉とは、吉林省の延辺朝鮮族自治州にある市。朝鮮族※が半分以上住んどる街で、街中はハングル文字で溢れとる。

※「朝鮮族」とは中国に住んどる朝鮮民族。つまり、国籍は中国なんじゃけど血は朝鮮。


いつも西単からの帰りのバスで見とって、食べたいなー食べたいなーと思っていたのだった。
最寄り駅の「平安里路口南」で降車し、行ってみた。

朝鮮族ということで「華天延吉」を韓国語読みした「화천연길」(ファチョンヨンキル)というハングルが書いてある。


店内にもあったんじゃけど、この男性は誰なんじゃろう。創業者?


ネンミョン(冷麺)を食べとる人や、酒と一緒におつまみを食べとる人や、色々。
もうすぐ旧正月になるけん店内は華やかな飾り付けがしてあった。


頼んだのはビビンバと白菜キムチとコーラ。んんー、うまそうー、じゅるー。
ビビンバは「延辺式」じゃけん、韓国のとは違う。コチュジャンを入れんけん、辛くない。
そしてキムチも辛いというよりは、塩辛い感じ?ちょっと韓国のと違う。お酒と一緒に食べたらおいしいじゃろうなあ。

キムチがようけあって食べきれんかったけん、「打包」(持ち帰り)してもらうことに。

そしたらウエイトレスが、「この近くで品揃えの良い本屋と言えばどこがありますか?」と質問してきた。
今日西単の北京図書ビルに行って本を買うたけん、隣のイスにドスンと置いた本を見て僕に聞こうと思ったんじゃろう。

北京図書ビルを勧めたら「ありがとうございます。地方の者なので詳しくなくて…」と言っていた。
僕も地方ですから、あはは!なんて話を交わして「またご来店くださいね」と最後に言ってくれた。いいの~~~。


ちなみに華天延吉からちょっと歩いたところにも「내고향」(ネコヒャン=我が故郷)という延辺料理の店がある。
こっちにもまた機会があれば是非行ってみたいのだ。


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