5月1日(日) 北京8号温泉商務会館

北京は乾燥しとるけん、もともと湯船に浸かる習慣がない。
しかし日本人たるもの、いくら乾燥しとっても湯船に浸かりたいものは浸かりたい!

じゃけど、去年の9月に北京に来てから一度も日本に帰っとらんけん、湯船に半年以上浸かっとらんことに…。

浸かりたいよー、湯船に浸かりたいよー。そう思い出すと、もう止まらん。
昨日の夜に「行く!明日行く!」と即決。今日行くことにした。一人で行くのは寂しいけん、片岡さんを誘って。ふっふっふ。


今日は「劳动节」(労働節)…日本語で言うところのメーデー。
朝陽公園はすごい人出だった。行楽日和の日曜日。


朝陽公園にはジェットコースターみたいな、ちょっとしたアトラクションもあるらしい。
また機会があったら行ってみたいのだーーー。


ここが「8号温泉商务会馆」(8号温泉商務会館)なり。
値段はちょっと高めの設定なんじゃけど、日本人駐在員には人気があるらしい。

中にはいると、ホテルかい!!という内装。健康ランドみたいなんを想像しとったけん、変な感じ。
すると靴をお脱ぎになってください、と言われて、スリッパに履き替え、すぐに更衣室のエリアに。

すると更衣室には到る処に半袖半ズボンのお兄さんがおって、「こちらになります!」「こちらへどうぞ!」と口々に話す。
服を脱ぐ間もずっとそばにおって、落ち着かん!!!!!

すぐ風呂に入ろうかと思いようたら「お食事はなさいましたか?もうすぐ食事の時間が終わってしまいますよ」と言われ、それは困るーということで風呂より先に食事をすることにした。館内着に着替えるんじゃけど、更衣室とは別にまた「館内着エリア」まで行かされる。その間、すっぽんぽんで廊下を歩けと!?タオルをくれーーい!!と言って、タオルをもらった。


レストランのエリアにやって来る。
僕らがやって来た時点で残り10分じゃったけん、お客もおらん。


バイキングなんじゃけど、このバイキングの値段も入館料にはすでに含まれとる。
追加料金なし~~~~~。じゃけど、僕らが来てから10分後にはきっちり片付けられてしもうた。あらら。


食べ終わってから、目的の温泉にやってきた。
館内着を脱いで、すっぽんぽんの姿になって、その状態で更衣室から廊下を通ってお風呂まで行く。

その廊下の端には係のお兄さんらが大量におって、「こちらになります!」「こちらへどうぞ!」と元気よく言ってくれる。
かたや、生まれたままの姿で歩いとる自分…恥ずかしい。

風呂の中に入っても到る処にお兄さんがおって、タオルを手渡してくれたり、いろいろしてくれる。
至れり尽くせりなんじゃけど、日本人の僕らからすると「風呂に入っとるときくらい、ほっといてください…」という感じ。

お湯は日本みたいにかけ流しじゃないけん、すこーし濁っとるかな?という感じ。でも許容範囲。
大きな浴場とシャワールーム、サウナ、スチームサウナがあって、まずシャワールームで身体を洗ってからサウナに入ったりお風呂に浸かる。別料金じゃけど、ドクターフィッシュの風呂もあったりして、ずいぶん充実しとった。

風呂から上がったら健康ランドではお馴染みの休憩室(ソファーがようけ並んどって、みんなグーグー寝とるトコね!)に行く。
一つ一つにテレビが付いとるけん、最初の方は寝転がってテレビを見ようたんじゃけど、そのうち眠くなってグースカ寝る。片岡さんは持参したノートパソコンで Radiko (ネットでラジオが聴けるサービスね)を聴きょうたらしい。数時間寝た。優雅な日曜日じゃ。


寝とったら、あっという間に夕方の6時になる。もう夕食が食べられる時間。
ということでのそっと起きてから夕食を食べにやって来た。夜はピアノの生演奏付き。


ホタテやシャコみたいな海鮮物もあった。海鮮好きの僕にはたーーまーーらーーんーー。
こういうのはビールと一緒に食べるとうまいのだ!!ということで、別料金じゃけどビールを頼んだ。まいうーーーーー!!!!!

夕食の後にまた温泉に入った。
片岡さんがアカスリやろう!と言うので、僕も初めてじゃし、やってみることにした。日本じゃ高いしな。

アカスリのスペースに行くと、黒いボクサーパンツを履いたおじさんがスタンバイしとる。
すっぽんぽんの恥ずかしい姿でベッドの上に仰向けになる。
それでこすり始めるんじゃけど、もう、大事なところ以外はすべて!わきの下、太股の内側が我慢の限界を振り切っている。

よう見たら、消しゴムのカスみたいなんがようけある。えええええーーーーー!!!!!僕の体にはこんな垢があったんか…驚き桃の木山椒の木、ブリキにタヌキに洗濯機…。恐ろしい。毎日風呂に入ってゴシゴシ洗っとんのに。

こすられとって「あひ~~~」ともんどりうって、すみません…と謝ると「おっ!中国語話せるのか!」と驚かれた。
隣でアカスリしとった人はカザフスタンの人らしく、よう見たらパンツはいとった。なんじゃ、パンツはいてええんなら、はかせてくり…。

その後、塩を全身にまいて、マッサージ。別料金じゃけど、蜂蜜ミルクマッサージもやってもらった。
うううー、気持ち良いー。パーン、パーン!と上手にたたく。疲れがとれるなぁ~。ふぅ~…と、おもっていた。

ぬるもみっ。

うわーーー、玉をもむなら一声かけてくりーーー。
…ひともみだけで事なきを得た。決していやらしいわけではないんやけどね、いやーーー、まいった。

その後、サウナに入って汗を流し、シャワーを浴びてアカスリは終了。
片岡さんと露天風呂に入って「すごかったなぁ…」「好きなようにされたね…」とさっきまでのことを思い出しとった。


帰る頃には、もう夜の11時半。お昼から来とったけん、ほんまに一日中おった。
しかし疲れがとれた。うううー、リラックス、リラックス。風呂と食事だけなら198元(約2500円)。たまにはええかもしれん。


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