中国に住んでいると電気自動車(EV)をよく見かけます。おそらく日本以上じゃないかな。調べると中国の電気自動車の普及率は世界でもトップクラスなんだそうです。中国自動車工業協会によると、去年(2024年)1月~9月の自動車販売台数のうち、20%あまりを電気自動車が占めていたんだとか。日本もハイブリッド車が多数を占めるようになったものの、メインはガソリンですよね。

中国は今、中国産の電気自動車が急増しています。本当にいろんな種類があって、日本円で100万円を切る安価なものもあります。さらに電気自動車の販売促進を目的とした中国政府の補助金制度もあり、こうした取り組みが普及率を押し上げているようです。

日本人的な発想だと「電気自動車だと『電池切れ』が怖い」なんて心配が出てくるかもしれません。これもさすが中国で、今や至るところに充電スタンドがあります。南部・広東省深圳は充電スタンドの数がガソリンスタンドを上回っているのだそう。

こちらの車、充電中なんですけど、ヘッドライトの下に「00:10」という文字が浮き出ています。これは何だろう、充電している時間を表しているのかな。

と言うより、今まで見たことのない車種です。調べたところAITO(アイト)という中国の通信機器大手ファーウェイが国内の自動車メーカーと共同で立ち上げたブランドなんだそうです。単なる電気自動車と違い、ファーウェイの開発した独自OSを搭載した「スマートカー」なんだとか。安全性とかどうなのかは分かりませんが、新しいもの好きな中国らしいなあと思います。