The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

月: 2023年1月 (1ページ目 (4ページ中))

大好きな書店

今日は仕事が早めに切り上げられたので、退勤後に書店へ。向かったのは西単の“北京图书大厦”(北京図書大厦)。留学時代は毎週末のように来ていた大型書店だ。

妻が毎日中国語で日記を付け、私がそれを添削する……ということをしているのだが、いつも旅行ガイドブック付属の単語帳で言葉を探そうとする(というより、それしか持っていない)ので「そんなのでは上達しません!」と活を入れるべく日中・中日辞典を購入しに来たのだ。

私が11年前に留学していたときはもっと薄暗い感じがしたけど、きれいに明るく改装されていた。

当時は怪しい人がたくさんいて、「書店のポイントカードを執拗に貸そうとする人」や「客に小物を売りつけようとする人」とか変な人がたくさんいた。このうち小物は私も買わされたことがあって(笑)15元*1くらいの爪切り?を購入した気がする。

立ち読みしている人に近寄ってきて「私は耳が聞こえない者です。あなたの温かい心で手作りの雑貨を買ってやってください」みたいなカードを見せつけてくるのだ。初めて会ったときは私も情けから一度だけ購入したが、その後、何度も同じ手口で売りつける人を大量に見るにつけ、ああ、だまされた……と気付き、それ以降は購入しなくなった。

今やこういう人はいなくなっていた。ただポイントカードを執拗に貸そうとする人は健在(笑)。私が少しでもレジに近付くと寄ってきて「ポイントカード使いますか?最大10%オフですよ」と話しかけてくる。つまり購入する人は他人のカードで安く買え、カードの持ち主はポイントがたまり、ウィンウィンというわけ。ただポイントがたまるとどんな良いことがあるのかは忘れてしまった。

References
*1当時のレートで240円くらいか。

ごはん食べた?

中国語で挨拶の代表選手と言えば“你好”(ニーハオ)だ。中国語を学んだことのない人でも一度は聞いたことのあるフレーズだが、親しい者同士で使うことは滅多にない。日本語でも家族同士で「こんにちは」と言わないのと同じような感じ。よそよそしく、むず痒い感じがする。

中国語の教科書にはよく「中国人は挨拶代わりに“吃饭了吗?”(ごはん食べた?)と言う」という説明が書かれている。正直、中国語を学び始めたばかりの頃は「ほんと~!?そんな人、見たことないー」と感じたものだ。それに11年前の留学時代もそんな挨拶をされた覚えはない。

それが、今、北京で働くようになって……「ごはん食べた?」と挨拶してくる人がいるのだ。

いつも職場のお掃除をしに来てくれる女性の方。日本語ペラペラな他の中国人スタッフと違い、中国語しか話せない方で、まさに“老百姓*1なので、一般の中国人はどんなことを考えているのかなあということを知りたくて、中国語の練習も兼ねてよくお喋りをしている。

この方、いつも昼に会うと「ごはん食べた?」と聞いてくる。当初は、中国に来たばかりの私が何を食べたか気になるのかなあと思い「今日は牛肉麺を食べたよ」とか「これからデリバリーを頼む」なんて答えていたのだが、あまりに毎回聞いてくるので最近は「これ……私が何を食べたのかは別にどうでもよくて(笑)ただの挨拶なのでは」と考えるようになった。

日本語にもそういう挨拶はある。日本人がよく使う「お疲れさまです」……本当に疲れているかどうかは問題ではなく「どうも」くらいの意味なので、人に言われて「え……私、今日は別に疲れていないけど」と返す人はいない。「お疲れさまです」と言われば「お疲れさまです」と返せばいい。だから中国語でも「ごはん食べた?」と聞かれれば「食べたよー、君は?」程度で構わないわけだ。

けど私はいつも「今日は麺を食べたよー。行ったのは○○の店で……」といろいろ答えるようにしている。そのほうが話が広がるのだ。相手も「○○に行ったの!?あそこよりアッチのほうがいいよ」なんて教えてくれる。

そして今日は私も「ごはん食べた?」デビューをしてみた。これまた中国語しか話せない中国人スタッフに「ごはん食べた?」と聞くと「食べたよー、これから食後のお茶を入れるところ」と返してくれた。すると、そこから「どこのお茶?」「アルゼンチン」「へー!アルゼンチンのお茶!」なんて話が続いて盛り上がった。なるほど、これが「ごはん食べた?」の醍醐味かあ。

けど、この挨拶。昼時にしか使えないのが残念だ(^^;)。

References
*1老百姓”というのは「庶民」とか「一般の人」という意味。日本語的には「年老いた農民」と読めそうだが、中国語では全く違う意味だ。

妻のケータイ番号を入手する

今日は日曜日だけど、昨日に引き続き中国では「振替出勤日」。

ただ昨日があんな感じだったので*1今日はお休みをいただくことに。午前中はのんびり過ごし、昼から妻のケータイ番号を入手すべくチャイナ・ユニコム(“中国联通”)の販売店に行った。

このブログで何度も書いているように、今の中国で生活をしようとしたらスマートフォン無しではなりたたない。料金の支払いは「ほとんど」スマホ決済と言っていい状況だし、飲食店に入って注文するのだってスマホアプリからなのだ。さらにアプリの利用には中国国内の電話番号を入力しなくてはならない場合も多く、とても排他的な仕組みになっている。

妻が来てから最も面倒だったのが公共交通機関の利用。例えば地下鉄の場合、乗車用のスマホアプリがあれば改札をそのまま通れるが、中国国内の電話番号を持たない妻はアプリを利用できない。そこで自動券売機で乗車券を買おうとすると「中国公民の身分証*2番号を入力してください」と表示され、外国人は買えない仕様なのだ。有人の窓口に行くと駅員が面倒そうな顔をして「自動券売機で買えばいいでしょ」と言う。私が「外国人だから」と返して、そこで初めて買うことができる。これを乗車のたびに繰り返すのだ。中国語の話せない外国人が旅行で来たらどうするのだろう。こうした排他性は3年間のコロナ禍でより強まった気がする。

兎にも角にも、電話番号がなければ始まらないのだ。

三里屯にあるチャイナ・ユニコムの販売店を訪問。先客が2人いて、店員はこちらを一瞥して「次に案内するのでかけてお待ちください」と言う。ずいぶん待つことも覚悟したが、意外とすぐ案内してもらった。手続きはスムーズで、パスポートを見せて料金プランを選び、提示されたケータイ番号のなかから自分の好きなものを選べば完了。15分ほどで終わったような気がする。

契約したのは1か月68元(約1300円)のプラン。中国国内20GBの通信容量と、300分の通話時間がセットになっている。例によってGoogleやLINEといったサービスにはアクセスできないけれど*3、まあ、それはしようがない。

場所を移してカフェでお茶をしながらAlipay(“支付宝”)*4などを初期設定。入手したばかりのケータイ番号でログインして、私の銀行口座と紐付けて……と、ずいぶん面倒だったが、なんとか完了。晴れて妻も私なしで料金の支払いや公共交通機関の利用ができるようになった。

中国に生活していてもこんな調子なのだ。旅行で訪れた短期滞在者はどうしろと言うのだろう。確かに何でもスマホ決済で済むのは便利だ。けれど日本では間違いなく「高齢者や外国人が困る」と反対の声があがるだろう。便利ならそれで良いと考える中国と、全ての人が困らない環境を!と考える日本。いろんな意味で、よっぽど中国の方が資本主義だし、日本の方が社会主義みたいになっているとつくづく感じる。

References
*1ほとんどの中国人スタッフは休みを取っていたし、そもそも日曜日なので東京から仕事の連絡もほぼなかった。
*2中国では国民ひとりひとりが全員「身分証」を持っている。日本でいうマイナンバーカードみたいな仕様で、さまざまな場面で提示が求められることがある。
*3中国政府によるインターネット検閲によって、中国ではGoogleを始め、TwitterやFacebookというサービスにはアクセスできない。また日本で当然のように利用しているLINEも使うことができない。もし利用したい場合は「VPN」といったサービスを利用して「壁越え」をすることになる。
*4日本の「Paypay」に似た、中国のネット通販最大手アリババグループが運営するスマートフォンの決済サービス。

土曜日でも出勤

今日は土曜日だが、昨日まで春節の連休だったこともあり「振替出勤日」で仕事。しかし職場に出勤すると、人がやけに少ない。どうやら半分以上の中国人スタッフは休みを取っているようだ。

なーんーだー!だったら私も休んだのに。確かにうちは日本の会社なわけで、日本が休みなのだから無理して働くことはないのだ(と正当化する)。その一方、中国が休みでも日本が平日ならポンポン仕事が降ってくるんだけどね。

夜、帰宅してのんびり過ごしていると妻が紙袋を手渡してくる。開けてみると腕時計。遅くなったが、私への栄転祝いとのことだ。実は私が日本を出国する前、妻からお祝いを買いたいけど何が良いかとずっと聞かれていたのだ。私は「腕時計が欲しいかなあ」と言い、ビックカメラの時計コーナーで「買うならこれ」と伝えていたのだ。

今はスマートフォンで時間を見る人が多いのかな。腕時計をしない人が増えていると聞くけど、私はしちゃう。このデジタル時代だからこそ、あの精巧なメカニックにワクワクしちゃうんだよねえ。だから私は断然アナログ時計派だし、なかでもクロノグラフが好き。まさにそんな腕時計をいただいた。ありがたや、ありがたや……今度からこれを付けて仕事に行きます。

春節の連休最終日

中国では今日までが春節の連休だ。明日と明後日は週末だが、例によって「振替出勤日」という日本人には理解しづらい(笑)制度によって平日扱い。日中は家でのんびり過ごし、夕方から毎度お世話になっているイトーヨーカドーに買い物に出かけた。食料品などを買って帰路につく。

明日から仕事かと思うとまるで気分は日曜日だが、実は金曜日。うーん、余計にやる気が出ない。

中国のサイゼリヤ

妻と暮らし始めたので、いろいろ日用品を買い足そうと北京は豊台区のイオンにやって来た。ここにはニトリや無印良品が揃っているので、よくお世話になっている。到着して少し遅めの昼食。イオン4階のレストラン街にあるサイゼリヤに入った。

日本ではその安さで知られているサイゼリヤだが、中国のサイゼリヤも負けず劣らず安い。

妻とそれぞれメインディッシュとライスを注文。加えてSサイズのピザを注文しても、全部で65元(約1200円)だった。入店したのは午後2時過ぎだったが、店内は客でいっぱい。中国はまだ日本ほど洋食文化が浸透していないが、この値段でイタリア料理が食べられるなら確かにオトクだ。

“涮羊肉”を食す

春節の連休中だが、今日は当番で出勤。

帰宅してから夕食を食べに近所の“涮羊肉”の店に行った。“涮羊肉”というのは北京名物で、言うなれば「マトンしゃぶしゃぶ」。春節で閉めている店も多い中、ここは絶賛営業中で店内は満席。店を変えようかと思ったが、運良く入ってすぐ案内してもらった。

火鍋と違って“涮羊肉”のスープは「ほぼ味のないスープ」……というより「ただのお湯」と言ったほうがいいかもしれない。申し訳程度にナツメやクコの実が入っていて、羊肉をサッとくぐらせたら濃厚なゴマダレに付けていただく。シンプルだが、これがたまらないのだ。

妻も「んん!おいしい」と絶賛。「日本でもはやらないのかな」とのこと。日本では「ガチ中華」が流行語になるくらいだが、確かに中国の鍋というと火鍋の勢いにおされて“涮羊肉”はまだそこまでメジャーでないかもしれない。厳寒期の本場北京で食べる、本場の“涮羊肉”は格別の味だ。

ユニバーサル・スタジオ・北京

今日は中国に到着したばかりの妻と一緒に「ユニバーサル・スタジオ・北京」に行った。

2021年9月にオープンした世界で7番目のユニバーサルスタジオ。テーマパーク好きとしては北京に赴任してから早く行ってみたかったが、新型コロナウイルスの感染拡大などいろいろあってかなわなかった。そもそも妻が来るならそのときを待とうと思い、今回ついに訪問することができた。

まず驚いたのがチケット料金だ。北京のユニバーサル・スタジオは繁忙期や閑散期によって価格が変わる変動制だが、旧暦の正月3日目にあたる今日は748元。日本円にして約1万4300円。こ、こんなに高いの!?妻に言わせると「海外のテーマパークはそんなもん」らしいが、いくら春節のハイシーズンとはいえ足元を見られたものだ。

しかし入園ゲートに並ぶ大量の人を見て、それにもまた驚く。これだけの高額チケットを購入して遊びに来る人がこんなに多いのだなあ。中国がどれだけ豊かになったのかを強く感じる一幕だった。

チケットは前日に買っておいたのだが、入園までにずいぶん時間がかかった。入園ゲートで身分証(外国人の場合はパスポート)の確認と顔認証をいちいち行っているのが原因だろう。コロナ禍になってオープンしたテーマパークなので当初はおそらく感染者の追跡が目的で、そのほかダフ屋対策の側面もあるのだと思う。しかし、これが長いのなんの。入園までに1時間近くかかった。この日は最低気温が-13度、最高気温も-5度という極寒の1日で、日陰の、それも風がピューピュー吹き抜けるエントランスに並ぶのは相当な苦痛だった。

侏罗纪世界大冒险”(ジュラシック・ワールド・アドベンチャー)。例えるなら東京ディズニーシーの「インディ・ジョーンズ・アドベンチャー」みたいな感じかな。恐竜のロボットがリアルで技術の進化というのを肌で感じた。

ちなみにこれは遊園地以外でもそうなのだが、中国人はとにかく「スマートフォンで写真・映像を撮ろうとする」。私たちの乗り物の最前列に座っていたうち3人か4人がスマホ撮影をしていた。このアトラクションでは途中写真撮影があるのだが、いざ写真を見てみると写っているのは顔の前でスマホを掲げた姿。顔は隠れて誰が誰かなんて分かりやしない。

せっかく目の前で大迫力の演出が広がっているのにみんな小さなスマートフォンの画面を見ているのだから、何だかなあ。私は思い出の瞬間を映像に残すのに賛成派だが、こういうのはいただけない。YouTubeを検索すればアトラクションを撮影した映像なんていくらでも出てくるよ。肉眼でアトラクションを楽しんだほうがお得だし、百歩譲って撮影するにしてもアトラクションを楽しむ自分たちのほうを撮ったほうが思い出になるよ。

上海ディズニーランドに行ったときも感じたのだが、中国ではパーク内の建築物に「中国語」が必ず併記されている。ここユニバーサル・スタジオ・北京も例外ではないようだ。

たとえば上の写真。アールデコ調(といえばいいのか?)の建物で、雰囲気は19世紀末のアメリカっぽさを醸し出しているのだが、漢字でドデーンと“欢迎”(歓迎)とか“欢乐好声音巡演”(歓楽好声音巡演)と書かれると、うーん、ちょっと「違う」気がするというか……おそらくそう思う日本人は多いのではないかと思う。だって例えば西部開拓時代を模した建物の入り口に「ようこそ」ってひらがなで書かれていたら興ざめしない?そこは”WELCOME”だけでいいと思っちゃう。

しかし中国の人にとって、中国語の併記は欠かせないようだ。アトラクションに乗っても、キャラクターは必ず中国語を話している。ちなみにこの写真のアトラクションは「シング・オン・ツアー」、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもあるものだ。

こちらは“小黄人乐园”(ミニオン・ランド)。「小黄人」というのが「ミニオン」のことらしい。室内エリアもあって、夏は暑く冬は寒い(「極寒」だ)北京の気候に合わせて楽しめるよう配慮されているそうだ。

人が一際多かったのが“哈利·波特的魔法世界”(ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッター)。とにかく芋洗い状態というか、歩けないくらいだった。その理由は「映え写真」を撮る人たち。そこら中でハリーポッター映画の「魔法学校の制服」を着た人たちが杖を持って「私が主人公よ」と言わんばかりの決め顔で写真を撮っていた。それは自由だが……少々通行の妨げになっていたのだ。日本のユニバーサル・スタジオ・ジャパンでもこういう人が多いそう。ハリーポッターの世界がそのまま再現されていて私も「わあ」って思ったし、まあ気持ちは分かるけどね。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンにもハリーポッターのエリアはあるそうだ。ただ最後に訪れたのは小学生の頃なので、私にとっては今回が初めての体験。ホグワーツ城も細部まで再現されていてすごかった。

このエリアの目玉アトラクションが“哈利·波特与禁忌之旅”(ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー)。全く同様のアトラクションが日本を始め、ハリウッドやオーランドのユニバーサル・スタジオにもあるらしい。これまた自在に動く乗り物に乗って映像やロボットが繰り広げる映画の世界をめぐるアトラクションだった。まるで本当に空を飛んでいるような気分で、技術の進歩がなし得る演出なのだろう。

しかし待ち時間が110分。先に書いたように、この日の気温は最高気温でも-5度だったので耐えがたい寒さだった。あろうことか手袋を持ってこなかったので、手もポケットから出せない。時間つぶしにスマートフォンをいじる気持ちにもなれず、ただただ並ぶのみ。もう少し屋外用の暖房器具を増やしたほうがいいのではないか……と感じた。燃料費は相当かかるだろうけど……

北京のユニバーサル・スタジオのオリジナルが「カンフー・パンダ」をテーマにした室内エリア。日没後、あまりの寒さに耐えきれなくなり駆け込むようにしてやって来た。

雰囲気は東京ディズニーシーの「マーメイド・ラグーン」といったところか。カラフルな提灯が下がり、中国っぽい音楽が流れていて「ああ、これは中国の人たちは喜ぶだろうな」と感じた。

待ち時間5分ほどで乗れたのが“功夫熊猫:神龙大侠之旅”(カンフー・パンダ:ジャーニーオブ・ザ・ドラゴン・ウォーリア)。東京ディズニーランドの「イッツ・ア・スモール・ワールド」や、東京ディズニーシーの「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」みたいな感じだ。実は「カンフー・パンダ」の映画は見たことがないがそこそこ楽しめたし、温まることもできてよかった。

閉園時間は21時までだったが、あまりの寒さにアトラクションを楽しむ余裕もなくなってきてしまい*120時前には帰宅することにした。

楽しかったし、そこそこ満足した。アトラクションの作りも立派だったし、最も新しいユニバーサル・スタジオなだけあって、演出技術も最新で迫力があった。ただ冬期は休止しているアトラクションが多数あり、半分ほど乗れないものがあったのは残念。屋外のジェットコースター・タイプのアトラクションは全滅だ。ユニバーサル・スタジオなら目玉の「ウォーターワールド」も休止。まあ、でも妥当な判断だろう。こんな気温の中でジェットコースターに乗ったら凍死してしまう。つまり北京の冬は屋内に限る……ということだ。もう少し暖かくなったらリベンジすることにしよう。

References
*1ほとんどのアトラクションが屋外に並ばなければならず、これがきつかった。せめて暖かい屋内に並べれば違うんだけどねえ。

妻が中国にやってきました

本日、妻が無事に中国に入国した。

去年入籍するも私がすぐ中国に赴任したので、これまで離ればなれの生活だった。

日本出国時に「毎週末に電話をする」という約束をしていたので、ちょこちょこ連絡は取っていた。ただ中国での新型コロナウイルスの感染拡大などいろんな事情があっていつ中国に来られるか不透明な状況が続いていたので、春先まで来られないことも覚悟しないといけないかなあ……と思っていたところ、各方面の方々のお力あって春節の連休期間中に入国できることになった。ご尽力いただいた皆様、本当にありがとうございます。

空港には私のように家族や友人を迎えに来ている人がちょこちょこいた。少し前まで海外から到着した人は問答無用で隔離施設に連れて行かれたわけで、こうして「迎える」ことができるだけでも何だか感慨深い。いや、数か月前まで予想もできなかったことだ。

自宅に帰って妻はスーツケースから荷物を取りだして整理。私はそのあいだ自室でごそごそしていたが、これまで北京に赴任して以来ずっと1人だったので家に誰かがいるというのが新鮮だ。なんか家族って感じがしていいなあ、としみじみしてしまった。

ようやくこれから新生活。変に背伸びをするのではなく「小確幸」を大切に暮らしていきたいと思います。皆様、今後ともよろしくお願いいたします。

懐かしの場所

今日は旧暦の正月、春節。皆様、あけましておめでとうございます。

昼過ぎまで自宅でゆっくり過ごし、ふと思い立って大望路にある“华贸购物商场”(華貿ショッピングセンター)に行った。ここは留学時代によく来た場所だ。高級ブティックばかり並び、とても学生の身分で買い物できるような場所じゃないんだけど、大学の周辺があまりにもゴチャゴチャした場所だったので、たまにオシャレな高級感漂う雰囲気を味わいたいときに来ていたのだ。来たところで、スターバックスで安い飲み物をいただくくらいだったんだけど(笑)。

2010年に留学していたので、もう10年以上来ていないわけだが……いざ、来ると「ああ、こんな感じだった」と記憶がドッと蘇ってきた。

入っている店舗は変わっているのだろうが、建物のつくりなどは変わっていなかった。「ここを右に行けば……ああ、やはり!フードコートがある」みたいな、ここ10年引き出しに入れっぱなしだった記憶がスラスラと思い出せる。人間って不思議だ。

フードコートは少々おしゃれになった印象。前は味千ラーメンなど、もっと庶民的なチェーンの飲食店が入っていた記憶があるなあ。

結構な賑わいだった。日本がそうだったように、中国も正月はどこの店も閉まるので食事は基本的に家で……というのも「今は昔」の話なのだろう。多くの家族連れなどが外食を楽しんでいた。

外食ができるということは、その分、正月返上で働いてくれている人がいるというわけだ。中国の人たちが何よりも春節を大事にし、実家に帰省することを楽しみにしているのを知っているだけに、ホント感謝感謝です。

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