今日は夕方から朝陽公園の北側にあるショッピングモール「ソラナ」に行きました。

私が2010年に留学していた頃からあったショッピングモールです(2010年11月訪問)。

モールは英語では「ソラナ」という名前ですが、中国語では“蓝色港湾”(藍色港湾)。留学時代、タクシーの運転手に「ソラナに行きたい」と何度言っても通じなかったのを覚えています。こういう場合、現地の人には中国語のほうの地名を伝えないといけないんですね。

前に訪問したときはまだできて2年くらいの頃でしたが、とにかく寂しかったのを覚えています。中国ではよくあることですが、ドデカいショッピングモールを作ってもテナントが全然入っていないんですよね。空っぽのスペースが目立ったり、看板はあるんだけど店ができていなかったり。

しかし当時から十数年が経ち、店はそれなりに充実してたくさんの人で賑わっていました。もともとこのへんはドイツ大使館やカナダ人学校があるほか、東苑公寓という日本人もたくさん住むマンションが集まるエリアです。留学時代に来たときは「外国人をターゲットにしたモールなのかな」と思っていましたが、もう今や中国人だらけですね。それだけ所得水準が上がったのだと思います。

しかし中国のショッピングモールはなぜこうも「購買意欲」をそそらないんでしょう。現地の人たちも同様な気がします。これだけモールに人がいても、中の店舗をのぞくと客は全くいないんです。店員がヒマそうにスマートフォンをつついているだけ。

高級ブランド店も結構ですが、もっと普段使いするような店を増やせばいいのにと思います。食事する場所にしても、マクドナルドとかケンタッキーとか入れたらいいと感じます。

「ソラナ」の前を流れる亮馬河です。ここも私が留学していた頃は河岸がきれいに整備されておらず「くっさい」水が流れていました。今では遊覧船が走り、あたりを散歩する人もいて憩いの場になっています。

私の留学時代はもっとゴチャゴチャして汚い場所が多かったと思います。私が留学していた大学の近くも屋台が取り壊され、庭が整備され、きれいなお花畑や公園ができています。清潔な街になるのは歓迎ですが、人間くさい部分が消されてモデルルームみたいなうそっぽい緑ばかりになるのは寂しいような気もします。