The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

月: 2023年11月 (1ページ目 (6ページ中))

中国の交通事故

今日お昼を食べようと外に出ると人だかりができているのに気付きました。みんな同じ方向を見ていたので、私も同じ方向に視線を向けたところ自動車が交通事故を起こしていました。

黒色のSUVが中央分離帯の柵に突っ込んでいます。車の破損具合から見るにけが人はおそらくいないか、いても軽傷かなといったところです。

どういう原因があって事故が起きたのかは分かりませんが、まあ、中国の交通マナーを見ていれば「宜なるかな」という気がします。タクシーに乗ってもずいぶんスピードを出しますし、無理な割り込みは当たり前。まるでレーシングゲームをプレイしているかの如くガンガン車線変更をしながら車を追い越していきます。これ、乗っている側は結構怖いのです。

中国で気をつけないといけないことはたくさんありますが、交通事故は最たる例のひとつです。最近は中国の「反スパイ法」で拘束されないように!なんて言われますが、いやいや、交通事故で死ぬ確率のほうが何倍も高いと思います。まさに命がけです。

イスラム教のお祈り

今日いつも昼食を食べている蘭州牛肉麺の店に行くと、店主が壁を向いて座り込んでいました。

一瞬どうしたんだろうと思いましたが、すぐに分かりました。イスラム教徒のお祈りですね。この蘭州牛肉麺の店は「清真」と言って、イスラム教徒が経営しているんです。見た目は漢族と変わらないので、おそらく回族の人たちじゃないかと思います。

中国は多民族国家で、日本以上にイスラム教徒を見かける機会があります。回族以外にもウイグル族、カザフ族、トンシャン族……などなど全部で10の少数民族がイスラム教を信仰していて、街なかには「ごく普通」にイスラム教徒向けの飲食店やスーパーが立ち並びます。非イスラム教徒も普通に利用するので、日本以上にイスラム教が身近です。日本だとハラール*1対応の飲食店ってまだまだ少ないですもんね。

まあ一方、この国で宗教がどれだけ保護されているかという課題はあります。特にチベット族やウイグル族の方々が直面している宗教迫害については憤りを感じざるを得ません。この蘭州牛肉麺の店で働く回族の皆さんも一見イスラム教徒の伝統をしっかり守りながら過ごしているようで、実は裏で大変な思いもしているのだろうかと、お祈りをする店主の背中を眺めて考えてしまいました。

References
*1イスラム教(ムスリム)の戒律によって食べることが許された食べ物。

出退勤はしばらく「急行列車」かな

今朝の出勤する際、いつもよりのんびり家を出たんですが気持ち早めに職場に到着しました。タイミングよく電車に乗れたからかなと思ったのですが、どうやら理由は違いました。

帰りに気付いたのですが、いつも途中通る「東四十条駅」を止まらずに通過していたのです。あっという間に自宅の最寄り駅に着きました。

しかし中国の地下鉄は日本と違って「急行」とか「快速」といったものはなく、基本的に全て「各駅停車」。なぜ通過したんだろうと調べてみると、どうやら東四十条駅で工事が始まり、駅を閉鎖しているのが理由のようです。何と閉鎖期間は来年2月末まで!ええ、3か月近くも閉鎖するんですか?

私は駅の利用客じゃないので出退勤の時間が速くなって助かりますが、駅の利用客は困るでしょう。北京は1駅1駅の距離が結構ありますから前後の駅に歩いて行くのだって大変だと思います。まして北京は最近氷点下になる日も増えたというのに。

中国のSNSで調べたら、やはり指摘する投稿がありました。

封那么长时间,太不方便了。
こんなに長期間閉鎖するなんて、あまりに不便すぎる。

规划者咋想的?为啥非得挑这最冷的三个月,有没有考虑这站下车的人怎么办???
企画した人は何を考えているんだ?なにも最も寒い3か月でなくてもいいだろうに、駅の利用客はどうすればいいのか考えていないのだろうか。

一个寒冷的冬天就要这样渡过,每天早晚朝阳门至东四十条走路受大风吹。
毎日、朝も夜も朝陽門駅から東四十条駅まで強風を受けながら歩く寒い冬を過ごすことになるよ。

东四十条站旁边都是写字楼,人流量很大。封时间太长了很不方便,尤其是在寒冬腊月里。
東四十条駅の近くはオフィスビルばかりで人通りも多い。こんなに長期間閉鎖するのはあまりに不便、それに厳冬の時期だというのに。

东四十条每次下车人很多哎 还好我是东直门下车。
東四十条駅はいつも降車客が多いよ、私は幸い東直門駅で降車しているけど。

ちなみに東四十条駅の工事理由は新しくできる地下鉄路線への乗換通路を整備するためのようです。まあ、理解できないわけでもありませんが、都心にあってそれなりに利用客のいる駅を3か月も閉鎖するって、日本じゃちょっと考えられません。せめて振替輸送みたいなことをしてくれないと、批判の声が上がること請け合いです。

こういう「有無を言わせず」って感じ、本当に中国っぽいなあと感じます。

露天商ミスターミニット

私がよく昼食を食べに行く麺料理店の近くに「便利屋さん」がいます。

こちらの便利屋さんは何をされるかと言うとカギの交換、合鍵の作成、エアコンの修理、電動バイクや自転車の修理、革靴の修理……など多岐にわたります。日本の「ミスターミニット」みたいな感じですね。こちらは寒空の下、道路脇で黙々と働いています。

しかし器用ですよねえ、これだけの作業を1人でこなすわけですから。私が今日通りかかったときも女性が自転車のタイヤ修理を依頼していたようです。よくよく見たらメニュー表の脇にあるダンボール紙に“理发10元”(理髪10元)と書いてあります。おお、ヘアカットまでしてくれるとは。ただ私はちょっと勇気ないかな(^^;)。

上海行4日目

上海旅行の最終日、徐家匯にあるメトロシティ(“美罗城”)に行きました。ここにも日系の店がたくさん入っていて、十数年前の留学時代にも来たのを覚えています。

地下にヤマザキパンのカフェが入っていて、こちらでモーニングをいただきました。上海滞在中は何店舗か見かけましたね。食パン、菓子パンのほかにケーキ、プリン、大福なんかも売っていました。私はソーセージを挟んだホットドッグみたいなパンをいただきましたがおいしかったです。

1階には「少年ジャンプ・ショップ」が。こちら海外1号店なんだそうです。確かに中国は日本の漫画・アニメ作品が大好きって人が多いですからねえ。そんな広くない店舗でしたが、商品を手に取って熱心に品定めをする人たちが何人か。

こちらのメトロシティには「ロフト」も入っています。2020年7月にオープン*1した、こちらも海外1号店のロフトなんだそうです。上海は日本人も多いし、海外出店に当たっての試金石みたいなところがあるのかもしれませんね。

店舗の面積は日本のロフトと同じくらいでしょうか。半分くらいは日本製品が占めていて、店内をウロウロしていると日本にいるような気分になります。

ロフトと言えば私は学生時代から文房具を買うのにお世話になった印象が強いんですけど、こちら上海のロフトにも文房具がたくさん並んでいました。日本の文房具って、何と言うか、きれいですよね(笑)。見ているだけで楽しくなります。

今がどうかは分かりませんが、私が留学していた頃は品質があまり良くありませんでした。留学先の大学キャンパス内にあった店舗*2で買ったボールペン、それはそれはインクの出が悪くって。買ったノートの紙質もザラザラで、ああ、日本でたくさん買って持ってくれば良かったと思ったものでした。留学当時に中国にロフトがあったら便利だっただろうなあ。まあ、そうだったとしても上海にできて北京ではなかったでしょうけど。

メトロシティには「どんぐり共和国」もありました。スタジオジブリ公認のキャラクターグッズを専門に販売する店舗ですね。ここが中国1号店だそうで、海外出店という意味では香港、韓国、台湾に続くものなんだそうです。2016年のオープンということで、すでに7年近く経つもののこうして営業を続けているということは中国でのジブリ人気を反映しているのかもしれません。

ネコバスの行き先が上海になっています。ちなみに「トトロ」は中国語で「龍猫」、「ネコバス」は「猫巴士」と言います(『巴士』というのは中国語で『バス』という意味です)。

ここ最近は「天空の城ラピュタ」や「紅の豚」といった往年のジブリ作品が中国で再上映される動きが相次いでいます。こちらの「どんぐり共和国」もお客さんで賑わっていましたし、今後店舗数が増えていくかもしれませんね。

References
*1中国ではコロナ禍真っ只中だったかと思いますが、そんな大変な時期にオープンしたんですね。
*2「合作社」という店舗で、日本の協同組合みたいなものです。さしずめ日本の大学の生協といったところでしょうか。
« Older posts

© 2024 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑