The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

月: 2024年7月 (3ページ目 (3ページ中))

あるものだけで作るラーメン

夜勤だったため帰宅が遅い時間になりました。そういうときはきちんとした食事を作るのが面倒なので、簡単に麺料理で済ませることが多いです。今日はラーメンを作ることにしました。凍らせている生ラーメンがあるので、沸騰した湯に放り込めばすぐにできるので簡単です。

作るときは冷蔵庫にある食材だけでいかにおいしそうなラーメンを作るか挑戦します。これ、冷蔵庫にある食材だけでっていうのがミソです。立派なチャーシューを入れれば、そりゃおいしいでしょうけど、私がラーメン食べよってときは大体買い物をしていなくて大した食材がないときや帰りが遅くてサッと食べたいときなのです。贅沢はできません。

ということで、今日はレタス、カニカマ、ハムを入れてみました。何でもない食材ですが彩り豊かになって、ちょっぴり幸せな気分になれます。

焼き芋屋さん

最近では気温が40度近くにまで上がる日もある北京ですが、そんな炎天下の中で焼き芋を売っている人を見かけました。

立っているだけでも汗が出て来そうな暑さなのに、そんな中で焼き芋を買う人はいるんでしょうか。日本で「い~しや~きいも~」と言えば冬の風物詩ですよね。

そうめんやっぱり揖保乃糸

今日は夕食にそうめんを食べました。それも「揖保乃糸」。「そうめんやっぱり揖保乃糸~♪」というCMがおなじみですよね。

お高めのそうめんとして有名な「揖保乃糸」。プライベートブランドのそうめんだと100円くらいで買えるのが、揖保乃糸だと300円くらいしますよね。もともとは私も「そうめんなんて何を食べても同じ」と思っていましたが、香川県で働いていた際に小豆島のそうめんをいただき「開眼」しました。おいしいそうめんって本当においしい。かといって小豆島のそうめんは結構お高いので、揖保乃糸を買ってみたらこれも結構おいしくて、爾来そうめんは揖保乃糸をよく買っています。

北京に来てからこちらのイトーヨーカドーにもセブンプレミアムのそうめんは売っていたのですが、近所の輸入品を多く置くスーパーに行くと揖保乃糸を見かけて思わず買っちゃいました。ご多分に漏れず、結構な値段でしたけど。

今日はめんつゆを使わず、鶏ガラスープにオリーブオイルをかけたつゆを作ってみました。そして夏野菜のきゅうりとトマトを加え、たっぷりの薬味をかけていただきました。うーん、あっさりしていておいしい。夏の味ですねえ。

揖保乃糸が作られているのは兵庫県でも比較的岡山寄りの姫路市やたつの市で作られているんですよね。なじみ深い……ってほどではないですが、自分のふるさとに近い味を北京で食べられるのはいいもんです。

えびめし

今日は昼に岡山のご当地グルメ「えびめし」を作りました。

岡山のえびめしを知らない人は初めて見たときに「想像と違った」と思う方が多いかもしれません。なんせ、こんな真っ黒な見た目をしていますから。ざっくり言えば「えびの入ったソース味のチャーハン」。岡山の郷土料理という言い方をする人もいますが、郷土料理というには歴史が短すぎると思います。ご当地グルメとかB級グルメといったところでしょうか。

えびめし
「えびめし」の情報は「岡山観光WEB」で。人気のご当地洋食グルメ「えびめし」は、カラメルソースとケチャップ、カレー粉などを合わせたものにスパイスをきかせたソースを使った独特の焼飯。甘辛く、香ばしいのでソースは、お店ごとに様々な隠し味を施してオリジナルの味を出しています。「えびめしのたれ」も販売されています。

正直、小さい頃はそんなに好きな料理ではありませんでした(笑)。ウスターソースっぽい甘くて濃いソースが苦手だったのかなあ。けれど年をとってくると独特な味わいがクセになるんです。わざわざ東京・新橋にある岡山県のアンテナショップに行ってえびめしのたれを買うこともありました。今日作ったえびめしも岡山で買っていたたれを使って作りました。

使ったのはこれ。たれのほか、フリーズドライされたえびなんかも入っていて、お湯で戻して使います。あまりに小さいえびだったので、冷凍庫にあったえびを加えましたけど。炒めたごはんにたれを絡ませるだけなので簡単です。

ちなみにここまで書いておいて何なんですが、えびめしの発祥の地は岡山ではないんですよね。元祖は東京・渋谷にある小さなカレー屋「いんでいら」。ここで働いていた店員が岡山に持ち帰りアレンジを加えて売り出したところ、岡山でのほうが人気になっちゃったというわけ。濃い味付けが岡山の人の口に合っていたのかな。

東京都渋谷区宮下のカレー屋「いんでいら」(2019年8月撮影)

私も渋谷にある「いんでいら」、行ったことがあります。この店は道玄坂にあるんですが、えびめしが生まれたのは別に場所にあった渋谷本店だそう(宮下公園のあたりにあったそうです)。ただ本店は2011年に閉店してしまい、今はここだけになったようです。

意気揚々とえびめしを注文したら、店主から「作れないのよ」と言われちゃいました。どうも忙しいと作れないそうで、火曜・水曜・木曜あたりの午後3時以降ならできるかも、とのこと。なので実は渋谷の元祖・えびめしはまだ食べられていないのでした。

パパ友ママ友

知人宅に夕食を食べに行きました。そちらのお宅は去年11月に第二子が生まれたばかりで、家に上がるとかわいい赤ちゃんがちょうどお食事中でした。パクパク離乳食を食べていてかわいいなあ。娘に会えていない分、しっかりチャージさせてもらいました。

食事はショーロンポーをデリバリーしたほか、同じようにお呼ばれした友人がたこ焼きを作ってくれました。カセットボンベを使った直火で焼ける本格的なたこ焼き器でしたが、中国で購入したとのこと。とても上手に焼いてくれ、おいしかったです。そしてたこ焼きって意外とビールに合う~。缶ビールを片手に自分でクルクルとたこ焼きを回転させて作るのも楽しそうです。

小さい子どものいる家庭だったので、ベビーカーはどこのメーカーにどういう特徴があるだとか、抱っこ紐はどこが使いやすいとか、ベビーグッズの話で盛り上がりました。こうやってパパ友、ママ友ができていくんですね。去年11月に生まれた男の子は娘と同級生。娘が北京に戻ってきたらぜひお友達になってほしいなあ。

私の宝

ふと、こんなステッカーを貼っている車を見かけました。

车内有宝宝”、日本の漢字で書くと「車内有宝宝」です。つまり「車の中に『宝宝』があります」という意味なのは、中国語を学んだことのない日本人でも分かるんじゃないでしょうか。では「宝宝」とはどういう意味でしょう。

これ、赤ちゃんという意味です。何だか言い得て妙ですね、両親にとっても社会にとっても赤ちゃんは宝です。それに発音すると「バオバオ」になって、何だか赤ちゃんの声みたいだし、英語の「ベイビー」にも似ているように思います。両親だけでなく、例えば小児科に行ったら医師や看護師も「あなたの『宝宝』ですが」なんて使います。うちの娘が生まれたばかりの頃、私は日本語に引きずられて“我的女儿”(私の娘)とか“我的孩子”(私の子ども)なんて表現ばかり使っていましたが、最近は私も“我的宝宝”と言うようになりました。

都市の美容師

中国に住んでいるとごみ箱が多いことに気付きます。日本の街なかってごみ箱を見かけることはほぼないですよね。駅のような建物の中に入るとありますけど。中国は路上にも数十メートルおきにごみ箱が設置してあります。で、設置されているからにはごみを回収する人がいます。

ごみを回収して回る職業は“环卫工人”(環衛工人)と言います。訳すと「清掃作業員」といったところでしょうか。大体オレンジ色の服を着ていて、ごみの回収以外に路上の清掃もします。街をきれいにしてくれるので「都市の美容師」とか「道路の天使」という呼び方もあるんだとか。

華々しい呼称に比べて、その労働環境は過酷です。中国版Wikipediaの「百度百科」によると1日の労働時間は10時間以上。朝は午前4時に始まり、午後5時まで働くんだそうです。想像つくかと思いますが給料も決して高くありません。北京や上海のような大都市なら3000元から4000元(約6万6000円~約9万円)ですが、地方の小さな都市になると1000元から2000元(約2万2000円~約4万4000円)になるそうです。こうした清掃作業員が中国全国に200万人余りいるんだとか。

北京みたいな物価の高い都市でどうやって暮らしているんだろうと思っちゃいます。あとは熱中症。ここ最近、北京も猛暑が続いています。日本みたいに国民皆保険ではない中国、彼らにとって治療費だって安くないはず。いや、本当全くの余計なお世話なんですけどね。

単身の海外駐在員

今日、娘の夢を見ました。

娘は桜の木の下に立っていました。現実の娘はやっと首が据わったところですが、夢の中の娘は立っていました。今も持っている赤色のボーダーの服をワンピースのように着ていて、白い帽子をかぶっていました。そうだなあ、2歳くらいだったかもしれません。私は娘を見て「お父さんと離れ離れの間に立てるようにまでなっちゃったの」と思っていたら、娘は「この人は誰だろう」という顔で私をじーっと見つめ、そのまま走って行ってしまいました。

そこで私は目が覚め、アア自分は単身で中国にいるんだったと気付きました。時間は朝の6時前くらいだったかなあ、もう窓の外は明るくなっていました。たかが夢なんですが、今日は朝から娘の「この人は誰だろう」という見つめる顔が忘れられませんでした。

今、私は妻と娘と離れて単身で中国にいます。その理由は先日ブログにも書いたとおりです。

今年上半期に起きた出来事
すっかりブログがご無沙汰になっていました。この数か月の間、本当にいろいろ相次いでバタバタ。ざっくり言うと、3つの大きな出来事がありました。ひとつめは言わずもがな、娘の誕生。娘が生まれてからの生活はまさに「180度変わった」という表現がぴったしでした。家の中が以前とまるで変わり、娘が生まれる前を思い出すと他人の家のようです。自分に使える時間はほぼ皆無になってしまいましたが、それでも娘が日々大きくなっていく様子を近くで見ていられるのは親になった醍醐味だと思います。ふたつめは妻の病気。妻がガンになって...

最後に会ったのは5月下旬ですから、まだ離れ離れになって1か月ちょっと。ですが娘の成長は早いですね。首も据わり、もうすぐ寝返りもしちゃうそうとのこと(7月4日追記:ついに寝返りもしたそうです)。できることがどんどん増えてうれしいと思うと同時に、そんなに早く大きくならなくてもいいのに……と思ってしまう自分もいます。離れ離れだとなおさら。

妻が娘の写真をよく送ってくれます。ありがたいですねえ、海を隔てたところにいながらリアルタイムに娘の姿が見られるんだもの。技術の進歩には感謝です。ひと昔前に単身で海外に駐在していた人たちはどうしていたんでしょう。高額な国際電話で日本の家族と電話していたんでしょうか。でも声しか伝わらない。ビデオカメラで撮影した映像をテープなんかにして郵送していたんでしょうか。

妻が教えてくれたんですが、ケツメイシが今年1月に海外駐在員のことを歌った歌をリリースしたんですよね。曲名はずばり「海外駐在員への唄」。

海外で働く駐在員たちを応援する歌詞で、ミュージックビデオではお笑いコンビ「ザ・マミィ」の2人がサバ缶を売る日本企業の駐在員に扮し、フィリピンで前向きに頑張る姿を演じています。

かつて単身で駐在していた人は家族と頻繁に連絡も取れない中、慣れない異国で頑張っていたんでしょうね。私にとって中国は留学していた国で多少慣れていますし、オンラインで妻や娘といつでもやりとりできます。まだ幸せかもしれません。このケツメイシの曲を聴いていると自分が応援されているというよりも、同じように駐在で頑張っている人たちに届けたいと感じました。

アフリカンジョーク

今日、職場近くのセブンイレブンにアイスコーヒーを買いに行きました。レジに並ぶと私の前に3人ほど外国人*1の女性がいらっしゃいました。黒人の方で、言葉は分からないですが服装から見るにアフリカかな。飲み物や菓子など大量買いしていました。

私の順番になってアイスコーヒーを注文し、レジの方に作ってもらう間に待っていると、外国人の方のうち1人が私に”Do you speak English?”(英語は話せますか)と聞いて来ました。なので”a little bit”(少しだけなら)と答えると、案の定、びっくりするようなスピードで英語を話されてしまいました。ただ意味は何となく聞き取れ、100元を現金で私に渡すので、代わりにスマートフォンの決済アプリで100元を送金してくれないかと言っているのでした。

中国では「Alipay」(“支付宝”)と「WeChat Pay」(“微信支付”)というスマートフォンの決済アプリが使われています。どちらも日本の「Paypay」みたいにQRコードを使って支払いをする仕組みです。今はクレジットカードに紐付けられるようですが、残高にチャージをするには基本的に中国国内の銀行口座が必要です。日本の「Paypay」も同じですよね*2。だから中国に短期滞在しているような外国人は口座を持っておらず、チャージができないのです。だから私に現金を渡して送金してもらおうということですね。

一昔前の中国なら「こやつ、100元の偽札を掴まそうとしているのでは」と思っちゃうところです。けれど中国はここ最近のキャッシュレス決済の普及で、そもそも偽札が圧倒的に減りました。加えて、私がアイスコーヒーを買おうとしたセブンイレブンは外国の大使館が建ち並ぶエリア。おそらく私に助けを求めてきた外国人の方も、どこかの国の外交官(か、その配偶者の方)でしょう。気持ち良く送金してさしあげることにしました。

すると大変喜ばれて「ありがとう、あなたのおかげで助かったわ。あなたの今日がよい1日になりますように」なんて、ずいぶんなメッセージをいただきました。気恥ずかしくなっちゃって「いえいえ」なんて立ち去ろうとすると、もう2人いた別の外国人の女性が「じゃあさ、私にも100元を送金してよ。渡せる現金はないけど」と言ってきます。私が「?」という顔をすると、その方たちは「冗談よ、ありがとうね」とガハハと笑いました。うーん、これはアフリカンジョークってやつ?うまく反応できなかった私はおもしろくないアジア人だと思われちゃったかもしれません(^^;)。

References
*1……という日本人の私も中国では外国人なんですけど。
*2Paypayカードなら残高にチャージできるようですが。

今日から7月

気が付けば今日は7月1日、もう2024年の下半期です。

私の好きな漫画家・イラストレーター、わたせせいぞうさん。毎年わたせさんのカレンダーを買っていて、2か月ごとにめくるのを楽しみにしています。今月から新しいページに変わりました。7月、8月は夏ということで描かれているのは真っ青な海と空。わたせさんの絵は空の描写が独特で、これぞわたせワールド!と言わんばかりのページです。

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