最近、エレクトリック・ライト・オーケストラの「トワイライト」という曲にハマッています。1981年リリースの曲で、シンセサイザーとリズミカルなドラムが“80’s”感満載です。

曲名の「トワイライト」というのは日没前や夜明け前の薄明かりのこと。この曲の場合は夜明け前のほうで、全体を通して「もうすぐ夜が明ける、起きなければいけないけど、もう少しこのままでいたい」みたいなことを歌っています。今から40年以上前の曲なのに、むしろ未来を感じさせる曲調。この「レトロフューチャー」な感じがたまらないんですよね。

で、何度も「トワイライト」を聞いていると……ふと別の、とある曲に似ていることに気付きました。TM NETWORKの「パノラマジック(アストロノーツの悲劇)」です。

この動画の2分50秒くらいから聞けます。TM NETWORKとしては初期の作品で、私もカラオケではよく歌いました(笑)。副題に付いている「アストロノーツ」というのは宇宙飛行士のことで、歌詞を読むに、とある宇宙飛行士が(おそらく)恋人が乗っていた宇宙船が壊れ、地球に帰れなくなった状況を歌っているようです。

残りひとつのエアロビクスを
心をこめ君にプレゼント
静かに Milky Way 漂う小舟のように
さよなら Nice Sleeping 切なき想いに身を任せて

エアロビクスというのは宇宙船に備蓄されている酸素のことでしょうか。シンセサイザーを使った曲調と宇宙を歌ったSFチックな歌詞がマッチしていて、私の好きな歌の1つです。で、聞き比べるとと分かるんですけど、雰囲気が「トワイライト」と似ているんです。

調べてみると、初期のTM NETWORKはかなりエレクトリック・ライト・オーケストラに影響を受けているよし。インターネットで検索すると多くのファンの方が考察を書かれていました。私が「トワイライト」に出会ったのは最近ですが、知らず知らずのうちにTM NETWORKのルーツをたどっていたわけですね。知っていて聴くのと、ふと「アレ?何か似てる」と思って気付くのでは味わい深さが全く違いますね。エレクトリック・ライト・オーケストラは他にもTM NETWORKに影響を与えた曲があるようで、いろいろ聞いてみたいと思います。