北京在住の日本人の強い味方、イトーヨーカドー。
私も赴任して以来、何度もお世話になりました。今はインターネットで何でも購入できるし、そのほうが安いんですけど、やはり「必要なときに買いに行ける」という実店舗ならではの安心感は何にも代えがたいものがあります。
そのイトーヨーカドー、数か月前から「閉店する」とか「撤退する」なんて情報が飛び交っていました。実際のところは「改装して生まれ変わる」という表現が正しいらしいですが、つまりどういうこと?よく分からなかったので、見に行ってみました。
遠目に見ると何だか寂しげです。緑の柵で覆われていて、もしや改装のため休業状態?と思ったら、出入りしている人たちが見えたので私も入ってみることにしました。
で、結論から言うと地下1階にあるスーパーは通常通り営業していました。お客さんも以前と同じか、もしかしたらそれ以上の人で賑わっていたかもしれません。
インターネットで見聞きした情報によると、今までは建物全体をイトーヨーカドーが管轄していましたが、今後は地下1階のスーパー部分のみになるのだとか。で、それ以外部分については別の現地企業が管轄することになるそうです。だから建物の名前も以前は“伊藤洋华堂”(伊藤洋華堂)=イトーヨーカドーでしたが、新たに“华堂・新辰汇”と名前を変えてやっていくのだとか。新店名にも“华堂”*1というイトーヨーカドーの名残がありますから完全にイトーヨーカドーでなくなるわけではなさそうです。
一番お世話になっていたのは地下1階のスーパーだったので、その部分は残るということでちょっぴり安心しました。寂しいことは寂しいですけど、今後どのように変化を遂げていくのか期待も持ちながら見守りたいと思います。
*1 | “华堂”(華堂)で「イトーヨーカドー」(伊藤洋華堂)の最後の「華堂」(カドー)の部分です。北京では以前、イトーヨーカドーは“华堂商场”(華堂商場)という名前で展開していたこともありました。 |
---|
最近のコメント