The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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これから迎える新年

日本では今日が今年の仕事始めというところが多いでしょうか。年末年始もぶっ通しで働き続けていた中国はいつも通りの月曜日です。むしろ春節(旧正月)が近付いてきたので、街に新年っぽい飾りが増えたかもしれません。

新しい年は「へび年」。日本ではすでにへび年ですが、旧暦の正月をもって干支が変わる中国は未だに「たつ年」です。すると今生まれた子どもは日本だとへび年ですが、中国ではたつ年……という不思議なことになります。日本ではあまり気にされないかもしれませんが、中国では大きい違いです。と言うのが、中国で龍は縁起が良いとされているので出生数が増えるくらいですから。

ちなみに私はへび年なので、2025年は年男です。年男って日本ではめでたい印象がありますが、中国では運勢が下がる「厄年」なんだそう。中国人の同僚に話したら「赤い下着を履いて邪気払いしなきゃ」って言われちゃいました。

1杯2000円のコーヒー

風の強い日でしたが、家族3人で散歩。自宅から40分ほど歩いて東城区にある隆福寺に行きました。600年近く前に作られた由緒正しい寺だそうですが、今は寺そのものよりオシャレスポットとしてリニューアルされた寺周辺のエリアのほうが人気なんだそうです。確かに雰囲気の良いカフェやバーが集まっていました。

休憩しようと入った喫茶店「SIPHON HOUSE」、中国語では“虹吸*1咖啡店”です。

メニューを見ると商品名には“梵高”(ゴッホ)や“毕卡索”(ピカソ)、それに“爱因斯坦”(アインシュタイン)や“海明威”(ヘミングウェイ)といった人物名。な、なに?思わず店員さんに「どういう意味ですか」と聞いたら、世界各地の珈琲豆に歴史上の偉人の名前を付けて楽しんでもらおうという企画であるよし。分かったようで分かりませんが、とりあえず私は「アインシュタイン」のコーヒーを注文することにしました。

妻は烏龍茶を注文しました。茶葉は2煎できるとのことで、店員さんが「2煎目が飲みたくなったらお申し付けください」と言ってくれました。実質2杯楽しめるということで、私もおこぼれにあずかって少しいただきました(^^)。1つ注文した抹茶のロールケーキは半分こしていただきました。

で、結構時間がかかってやって来た「アインシュタイン」。ひと口いただくと、強い酸味がありました。あとから調べると、グアテマラとホンジュラスの豆をブレンドしたんだそうです。グアテマラは確かにフルーティーな酸味が特徴。私はあまり酸味の強いコーヒーは好きではないので、ちょっと失敗だったかもしれません。

ちなみにこのコーヒー1杯で98元、日本円にしたら約2100円です。正直、入店後にメニューを見て妻と震え上がりました。店を出ようかとも一瞬迷ったのですが、店員さんの説明を受けていると出るに出られなくなり(^^;)。

私が十数年前に北京に留学していた頃は(ここのブログには何度も書いていますが)今ほどコーヒーが飲まれていませんでした。それが今では人々が98元を払ってコーヒーを飲むようになったんですからねえ……何だか感慨深いものがあります。

References
*1虹吸”は中国語でサイフォンのことです。

さようならイトーヨーカドー

北京在住の日本人の強い味方、イトーヨーカドー。

私も赴任して以来、何度もお世話になりました。今はインターネットで何でも購入できるし、そのほうが安いんですけど、やはり「必要なときに買いに行ける」という実店舗ならではの安心感は何にも代えがたいものがあります。

そのイトーヨーカドー、数か月前から「閉店する」とか「撤退する」なんて情報が飛び交っていました。実際のところは「改装して生まれ変わる」という表現が正しいらしいですが、つまりどういうこと?よく分からなかったので、見に行ってみました。

遠目に見ると何だか寂しげです。緑の柵で覆われていて、もしや改装のため休業状態?と思ったら、出入りしている人たちが見えたので私も入ってみることにしました。

で、結論から言うと地下1階にあるスーパーは通常通り営業していました。お客さんも以前と同じか、もしかしたらそれ以上の人で賑わっていたかもしれません。

インターネットで見聞きした情報によると、今までは建物全体をイトーヨーカドーが管轄していましたが、今後は地下1階のスーパー部分のみになるのだとか。で、それ以外部分については別の現地企業が管轄することになるそうです。だから建物の名前も以前は“伊藤洋华堂”(伊藤洋華堂)=イトーヨーカドーでしたが、新たに“华堂・新辰汇”と名前を変えてやっていくのだとか。新店名にも“华堂*1というイトーヨーカドーの名残がありますから完全にイトーヨーカドーでなくなるわけではなさそうです。

一番お世話になっていたのは地下1階のスーパーだったので、その部分は残るということでちょっぴり安心しました。寂しいことは寂しいですけど、今後どのように変化を遂げていくのか期待も持ちながら見守りたいと思います。

References
*1华堂”(華堂)で「イトーヨーカドー」(伊藤洋華堂)の最後の「華堂」(カドー)の部分です。北京では以前、イトーヨーカドーは“华堂商场”(華堂商場)という名前で展開していたこともありました。

通常運行の正月2日

正月2日、北京は通常運行です。朝の通勤ラッシュもいつも通りで、会社に着く頃には今が正月三が日であることを忘れていました。日本人の同僚が数名休みを取っているので、いつもより人が少ないオフィスを見て「ああ、今日は1月2日だった」と思い出す次第。

オフィスの同僚たちに「あけましておめでとうございます」とか“新年好*1と挨拶しますが、どこか小恥ずかしいのはなぜでしょう。正月の雰囲気が全然ないからかもしれません。だって昨日の元日1日会わなかっただけなんだもの(^^;)。

お昼を食べに職場近くのショッピングモールに行くと、名探偵コナンの映画の宣伝パネルが並んでいました。漢字を見たら映画タイトルが分かると思います、「名探偵コナン 迷宮の十字路」*2です。

この映画、ずいぶん前の作品ですよね。調べてみたら2003年……もう20年以上も前です。よく見たら宣伝看板に“4K画质 大银幕初见”(4K画質 大スクリーンで初お目見え)と書いてありました。つまり中国で正式に映画上映されるのは初めてだということですね。確かに20年前だと今より海賊版が幅を利かせていた頃です。

中国でも最近は知的財産権を保護しようという意識が高まり、海賊版や違法配信はだいぶ淘汰されました(完全になくなったとは言えないですけど)。人々の所得水準も上がり、昔見た作品をきちんとお金を払ってでも映画館で見たいという声が高まっているんだと思います。実際、中国では『天空の城ラピュタ』とか『紅の豚』といったジブリ作品のリバイバル上映が相次いでいます。日中関係をめぐってはいろいろありますけど、こうした文化交流はそんなのどこ吹く風なのかもしれません。

References
*1中国語で「あけましておめでとうございます」。
*2もっとも「十字路」で「クロスロード」と読むそうです。

中国の年末年始

2024年も残りわずかとなりましたが、今日も今日とて通常通り出勤します。日本では年の瀬ムードぷんぷんですが、旧暦の正月(春節)を重視する中国ではただの平日。今日も明日も働くし、なんなら元日も当番勤務なので働く予定です。

中国に来て3回目の年末年始。あれ?去年やおととしはもう少し「年末っぽい」過ごし方をしていたような気がする?と思い、カレンダーを見てみると、去年やおととしは元日が土日とくっついて連休だったんですね。今回は週のど真ん中が元日なので、1日休みになるだけで12月31日も1月2日も通常運行です。分かっちゃいますが、味気ない年末年始です。

その代わり旧正月にはしっかり休むんでしょ?なんて言われそう。休めることは休めるんですが、旧正月の時期って日本は逆に平日でしょ?うちは日本の会社なのでポンポン仕事の連絡が入ってくるんです。まったくねえ、こっちは普段から日本が休日なら「連絡はやめておこう」とか結構配慮しているんですけどね。そういうことを全く考えてくれない人もいるもんだからヤンなっちゃいます。

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