The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

タグ: 中国 (47ページ目 (111ページ中))

商魂たくましい

私の職場近くには有名な小児科病院があります。病院名は“首都儿科研究所”(日本語にすると「首都小児科研究所」)と言って、略して“儿研所”(児研所)と呼ばれています。

前にも書きましたが、中国有数の小児科病院とあって全国各地から患者が訪れます。で、当然なんですけど小児科なので子どもの患者ばかりなんですよね。すると(ホント中国の人って商魂たくましいと感じますが)病院の周りに子ども向けのおもちゃ店ができるんです。

路上販売
私の職場近くには中国有数の小児科病院があります。優秀な医師が揃っているそうで全国各地から患者が訪れるとのこと。いつも使っている職場の最寄り駅が病院に向かうバスの発着地点になっているので、出勤途中にはよく親子連れの姿を見かけます。中には地方からやって来たと思わしき親子の姿も見かけます。お母さんは農作業に携わっているのか顔が真っ黒に日焼けし、首都・北京に来るためか子どもに目一杯おしゃれさせているのが分かります。治療代だって馬鹿にならないだろうに、藁にもすがる思いで北京まで来たのだろうか……と思うと...

写真奥に写る黄色の建物が病院です。で、手前にある“尤拉便利店”……中国語で“便利店”といったらコンビニのことですけど、とてもコンビニには見えません。ウルトラマンのフィギュアやリカちゃん人形みたいなおもちゃまで、外の壁にズラーッとぶら下げてあります。子どもにしてみれば、病院に来たと思ったら楽しそうなおもちゃがたくさん目に入り、それは視線を奪われるでしょうね。

ちなみにコンビニのほうですけど、中国語と一緒に”МАГАЗИН ЮРА”というロシア語が掲げられています。日本語にすると「ユラ商店」と書いてあるようで(「ユラ」はロシアの名前)、この店に限らず、あたり一帯(朝陽門界隈)ではロシア関連の店をよく目にします。調べてみたところ、この辺は100年ほど前にロシアの商人が住み着いて店を開いた地区だそうで、以来、多くのロシア人が集まるようになったそうです。今やそんなにロシア人の姿を頻繁に見かけるか……と言ったら、うーん、そうにも感じませんが、この店はその名残なんでしょうね。

1週間ぶりの空港

今夜のフライトで妻が日本から中国に戻ってくるため、夕方から空港に向かいました。

行きは東直門と北京首都国際空港を結ぶ「首都機場線」(“首都机场线”)に乗りました。日曜日の夕方でしたが、スーツケースを持ってどこかに行くのかな、と思わしき人が結構います。

少し早めに空港に着いたので、スターバックスでコーヒーを買ってぼちぼち妻の到着を待ちました。

よくよく思えば、私が日本から中国に戻ってきて1週間になるんですね。時間が経つのは速い……この調子だと、私の中国駐在生活もあっという間に過ぎていくのかもしれません。改めて1日1日を大切に過ごさねば、と感じた次第です。

北京の秋晴れ

今日はランチに“蒜苔牛肉盖浇饭”をいただきました。日本語にすれば「牛肉とニンニクの芽のっけ飯」といったところでしょうか。

にんにくの芽のシャキシャキとした食感がたまりません。これで25元(約510円)。世界は物価高と言われていますが、中国は食事ならまだ安いですね。物によっては高くなっていますけど。

今日の北京は見事な秋晴れです。中国政府の「口ばかり」の環境保護政策にはいろいろ思うところがありますが、十数年前と比べて北京の空気が改善したのは間違いないと思います。私が留学していた2010年当時はちょうどPM2.5が話題になっていた頃で、それはそれは汚い空でした。外を歩いていても変なにおいがしたり、時には目が痛くなったり。今はそんなことがほとんど無くなりました。これについては「さすが」だと思います。

世界各国の交通ルール

中国語は漢字を使うので、日本人にとって中国の街中は分かりやすいかもしれません。銀行には“银行”と書いてあり、地下鉄には“地铁”と書いてあるので、何となく「何の施設か」くらいは分かるかと思います。これが欧米人だとチンプンカンプンです。

ただ中国で使われている漢字は「簡体字」と言って、伝統的な漢字を「簡略化」したものです。日本の漢字に比べると字によってはあまりに簡略化されすぎて、何と書いているか分からないかもしれません。例えば、次の写真。逆三角形の道路標識には何と書いてあるか読めますか?

書いてあるのは“”という漢字。これ、日本漢字だと「譲」という漢字です。旧字体(繁体字)だと「讓」ですね。これが中国では簡略化されて“”になるんです。中国語を学んだことのない人には何と書いてあるのかさっぱり分からないかもしれませんね。

さて話は変わるのですが、この道路標識、どういうルールだと思いますか。日本だと逆三角形の道路標識と言えば「止まれ」ですよね。

「止まれ」の標識・マーク。道路表示|チューリッヒ
「止まれ」の標識・マークのご説明。道路標識「止まれ」に関する知識として、その意味と役割、道路上に表示された「止まれ」との違いなどご説明。

そんなこともあって、私は日本と同じ「止まれ」という意味かと思っていました。しかし調べてみたところ実はそうではなく、日本で言うところの「前方優先道路」に相当するようです。一方、中国での「止まれ」は八角形の道路標識が該当するとのこと。

てっきり日本が世界標準で、中国が独特なのかと思っていたところ、実はアメリカでも八角形で「止まれ」(=STOP)で、逆三角形で「譲れ」(=YIELD)なのだそうです。

ちなみに中国では赤信号だったとしても安全が確認できている場合には右折可能という交通ルールがあります。数十年前に北京に留学した際、それを知らなかった私は横断歩道に突っ込んでくる車に大いに驚いたものでした(全然安全が確認できていないじゃないかというツッコミはありつつも)。調べてみると、実はアメリカも赤信号でも右折可能というルールなのだそう。日本は左側通行のため、この場合「赤信号でも安全が確認できれば左折可能」か……ということになりますが、もちろん日本は不可です*1

アメリカと中国のほうが共通点の多い交通ルール。てっきり私が世界標準だと思っていた日本の交通ルールは実は独特なのかもしれません。

References
*1赤信号と同時に緑の矢印信号が点灯している場合や、白地に青の矢印の左折可の標示板が表示されている場合は赤信号でも左折が許可されています。

帰ると真っ暗な部屋

日本への一時帰国を終え、北京に戻ってきて3日目。昨日から普通に出勤もしているので、すっかり元の生活ですね(^^;)。本当に日本に帰っていたのだろうか、というような気分です。

ひとつ違いがあると言えば、妻はまだ日本にいるので家に帰ると真っ暗な部屋……といったところでしょうか。妻にLINEをすると、ずいぶん楽しそう(笑)。私ももう1週間くらい長く日本にいたかったなあ。いやいや、家族を養うために!頑張って働きます、はい。

«過去の 投稿 新しい 投稿 »

© 2025 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑