The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

タグ: ウイグル料理

どこにでもある「蘭州牛肉麺」

今日は仕事で北京郊外に行きました。お昼時になり、ああ、食事のできそうなところが全然ないなあと思っていると、私の好きな「蘭州牛肉麺」の店が。一緒にいた中国人の同僚と一緒に入りました。

中国は本当、どこにでも「蘭州牛肉麺」の店があります。一説には中国国内に5万件以上あるそうで、中国政府からも「中国三大ファストフード」の1つに公式認定されています。

今日はウイグル料理の「ラグメン」を注文しようと思い、メニューを見ると……“新疆拌面”と“拉条子”の2つがメニューに載っているではありませんか。え、これって2つ、同じものなんじゃないの?いわば「中華そば」と「ラーメン」みたいな違いかと思っていました。

店員さんに違いを聞いても、他の客が食べている料理を指さし「あっちが“新疆拌面”、そっちが“拉条子”」みたいな素っ気ない返事でよく分かりません。結局“新疆拌面”のほうが私がいつも食べている「ラグメン」に近かったので、そちらを注文。味は「ラグメン」そのものでした。では“拉条子”って何だったんだろう。試してみたいですが、おそらくここに来る機会はもうなさそうで残念です。

北京で本場のウイグル料理

今日は仕事で付き合いのある方と夕食を一緒にすることになり、大鐘寺(“大钟寺”)に。私の職場からは結構な距離があったのでタクシーを使いました。

前にもブログに書きましたが、今の中国で流しのタクシーに乗ることはほぼありません。スマートフォンの配車アプリを使えば、一般の人が自家用車を使って目的地まで運んでくれます。数十年前の留学時代に比べていわゆる「タクシー」に乗る機会がめっきり減ったので、タクシー運転手は仕事を奪われて大変だろうと思います。そんなこともあって、今やタクシー運転手たちも配車アプリに登録しているようです。

配車アプリで車を呼んだところ、今日は一般の人が運転する車ではなくタクシーが来ました。

いざ出発すると……運転が荒いのです。アクセルをグッと踏んだり、かと思ったらブレーキをグッと踏むので、乗っていて酔います。ずいぶんスピードを出して車と車の間をすり抜けるように走るのも危ない。ヒヤヒヤする私をよそに大音量のラジオを流し、大声で歌っています。サビを歌い終えると、満足したのかデカい音で「ゲッ!」とゲップをしていました。

もう、目的地に到着したときにはヘロヘロ(酔いました)。車に乗ってこんなしんどい思いをしたのは久しぶりで、彼らの仕事が奪われるのもむべなるかな、と感じました。タクシー運転手ならもう少しプロ意識があっていいものを、一般の人が運転する車のほうがよっぽど快適なんですから。

やって来たのはウイグル料理のいただける店です。

こちらは新疆ウイグル自治区にある「バインゴリン・モンゴル自治州」(巴州)の“驻京办”。“驻京办”というのは地方政府が北京に持っている「出先事務所」みたいなところで、レストランや売店も併設されているところが多いのが特徴です。つまり、こちらは北京にいながら巴州政府が提供する本場のウイグル料理がいただけます。

食べるのに夢中で写真を撮るのをすっかり忘れていたのですが、いやあ、それはおいしかったです。ラム肉の串焼きは肉がゴロゴロ大きくて食べ応えがありましたし、ラグメンも本場の味です。働いている従業員もウイグル族の方が多かったです。私がウイグル語で「ラハメット」(ありがとう)と言うとウイグル族の女性従業員がすごく喜んでくれました。

こちらは地元の特産品を並べたコーナー。新疆ウイグル自治区でとれたナツメとか、あとワインなんかも並んでいました。

この“驻京办”(地方政府の出先事務所)、話は聞いていたのですが、いざ訪れたのは今日が初めてでした。北京には各地の“驻京办”があるみたいなので、それを巡るだけでも中国各地を旅行している気分になるかも。ぜひ他地域の“驻京办”も訪れてみたいと思います。

コスパがよい料理

ここ最近、昼に何を食べようか迷ったらもっぱらこの店に行っている。

会社から歩いて10分くらいのところにある蘭州牛肉麺の店。

何度かブログでも紹介しているが、とにかくおいしい。最初は店名の通り蘭州牛肉麺を目当てに入店したが今は何でも食べる。先日は“土豆牛肉盖饭”(牛肉とじゃがいもの丼)を食べたが、分厚い牛肉がたくさん入って20元(約400円)という安さ。たまらない。

今日食べたのは“新疆拌面”、ウイグル料理の「ラグメン」だ。野菜・肉がたっぷり載っていて、もちもちした麺の食感がたまらない。ソースはトマトベースで、どこかミートソーススパゲッティを思い出させる味。

そういえば11年前の留学では口に合う中国料理が少なくて苦労したことが多い気がするけど、今回は全く食事に困っていない。むしろ楽しんでいるくらいだ。自分の舌が変わったとは思わないので、おそらく自分の口に合う中国料理が「選べる」ようになったのかなあ。だって苦手な料理は、今でもやっぱり苦手だもの(笑)。

一方、私の同僚は普段から日本料理を食べている人が多いようだ。この前、誘われて日本料理店に行ったら焼き鯖定食が59元(約1200円)だった。日本的な感覚で言えばちょっぴり贅沢なランチといった値段か。とてもおいしかったけど、この「ラグメン」が3分の1の値段で食べられるなら私はこちらを取るかなあ。

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