The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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ワンオペデー

今日は娘と二人っきりで過ごしました。

妻が中国人の友人から「中国文化体験講座」なるものに誘われ、赤ちゃんも連れてきていいと言われたそうですが、私のほうから「せっかくなんだから1人で行って自由な時間を楽しめば」と提案したのです。ということで、今日はパパのワンオペデー。

娘は最近後追いが激しく、ベビーサークルの中に1人にすると延々「アーアー」と泣いています。私も日曜日だからこそ片付けたいことが山ほどありますが(掃除、洗濯、加湿器の清掃など)これじゃとても作業になりません。そこでエルゴベビーの抱っこ紐をおんぶ仕様にし、娘をおぶってみると……おとなしくなります。おお、これなら作業がしやすい。娘も最初は足をバタバタさせていますが、そのうち「ずいぶんおとなしいな」と思うと大体寝ています。午後にもまとまった時間のお昼寝をしてくれ、パソコンの前に座る時間も持てました。

午後3時過ぎになってお散歩のためお出かけ。今日の北京は氷点下近い気温だったので防寒対策をバッチリしました。外を歩いているとたくさんのジジババがベビーカーの娘をのぞき込んできます。大体“多大了”(何か月になるの)と聞かれるので、私が“快十个月了”(もうすぐ10か月です)と答えるやり取りが繰り返されます。

で、何人かの人に聞かれたのが“她妈妈呢”(その子のママは?)。確かに中国ではパパが1人で子守をする姿をあまり見かけません。男が1人でベビーカーを押している様子がよほど異様に見えたのでしょう。ほほう、私のことを男やもめか、あるいは人さらいと思ったのかな。いや、冗談なしに中国では今も幼児の誘拐事件がたびたび起きていて、人々の中での警戒心は薄れていません。若い男が1人で赤ん坊を連れていたら「人さらいかも」と思っちゃう人は多いと思います。

自宅から東大橋にある「蔦屋書店」まで50分ほど歩きました(結構歩きました)。併設されているカフェでアイスコーヒーを飲みつつ、娘にミルクをあげました。よくよく考えればカフェで男が1人で赤ちゃんにミルクをあげている光景も中国の人からしたら珍しいのかしらん。相変わらず娘は外ではおとなしくて助かります。どう思われたかは分かりませんが、これからもいろんなところに娘を連れて行ってあげたいと思います。

この大変さも思い出

仕事で付き合いのある方からランチに誘われ、妻子を連れて行ってきました。あちらにも生まれたばかりのお子さんがいて、ずっと「家族同士で食事に行きたいですね」なんて話していたんです。

行ったのはイタリアン。選んでくれた店は高級ホテルにある本格的なレストランでした。こちとら娘が生まれて以来こんな立派な店に来たことがないので何だか緊張します(^^;)。いやいや、そもそもわたしゃーイタリアンなんて、いわゆる普通の「パスタ屋さん」「ピザ屋さん」でしか食べたことがないんだもの。メニューを開いたところで見たことも聞いたこともない料理ばかり。注文した料理のひとつが餃子にそっくりな見た目をしていたので「イタリアにも餃子があるのか」なんて思っていたら、ラビオリというパスタの一種なんだそうです。へええ、こんな見た目でもパスタなのね。

あちらのお子さんは生後4か月の女の子。うちの娘は9か月なので同じ0歳児同士なんですけど、ずいぶん違って見えました。うちの娘もわずか5か月前にはこんなに小さかったかしら……なんて思うと、時が経つ早さを感じずにはいられませんでした*1。ずっと一緒に過ごしていると分かりにくいですが、娘も成長しているんですよね。

最近、Xこと旧ツイッターで第一三共ヘルスケアの塗り薬「プロペト」のクレヨンしんちゃんとコラボした広告が話題になっていました。

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この大変さも、思い出だもんな。

眠るまで終わらない抱っこ。
背中スイッチが入らないようにそっと寝かせる緊張感。
コロコロ変わる機嫌。

キミとの毎日は、正直クタクタになるけど。
この時間が嫌いじゃないんだ。
なんとなく、わかってる。そう遠くない未来に、キミが離れて歩んでいくことを。

一緒に入ってくれるお風呂。
ほっぺにふれたとき、キャッキャッと笑ってくれる声。
ありふれてるかもね。でも、それが特別なんだ。

大人のキミは、今日のことなんか覚えてないだろう。
忘れずに、思い出として覚えておくよ。
大変だけど、とても楽しい日々だったって。

わあ、ここ最近の私も全く同じ。夜泣きした娘を寝かしつけるために抱っこして真っ暗な寝室を延々と歩き回っています。娘は最初はキョロキョロしていますが眠気が来るとコテッと私の胸にもたれ、スピースピーと寝始めます。そろそろ良いかな?と思ってベビーベッドに寝かせるんですが、これが起きちゃうんですよね。アアーと泣きながらベビーベッドの柵につかまって立ち上がります。こうなっちゃうと「振り出しに戻る」、寝てくれるまで一連の流れが繰り返されます。

正直、心の中で「早く寝てくれー」と思っていました。けど、この広告を見てから思わず考えちゃいました。いつか私が抱っこしなくても眠るようになるんですよね。娘を抱いて歩き回る寝室の窓から見える外の景色。胸に抱いた娘が上目遣いに私をのぞきこむ表情。眠っても私のパジャマを握って離さない小さな手。どれも永遠ではない、むしろ最後の時は意外と近いのかもしれません。写真やビデオは視覚・聴覚的な思い出なら残してくれますが、こうした感覚は記録に残すことができません。娘を抱いたときの重さ、感触、におい、すべてを忘れたくないと思うようになりました。

いつか、今日の私を懐かしむ日が来る。そう思いながら家族の時間を一秒一秒大切に過ごしていきたいです。

References
*1ただ実際のところ、うちの娘の生後4か月のほうが体が大きかったと思います(笑)。

広東料理

今日はイギリスの方とお昼を一緒に食べました。イギリス生まれ、イギリス育ちの華人の方です。

ご両親が広東省の出身だそうで、王府井にある広東料理の店「粤小館」に行きました。着いた時点で結構な人が待っていましたが、10分少々で案内してもらえました。おいしかったあ、広東料理はアッサリしているから日本人好みの味だと思います。もっといろいろ食べてみたかったですが2人なので食べきれる量で注文しました。

英語が母語とのことですが、基本的には中国語で会話。すごくしっかりしているので年上かと思っていたら、実は6歳も年下だったことが分かりました。トゥルリラー♪トゥルリラー♪

ちいかわ

中国人の友人と食事をしました。行ったのは東直門にある「老井」というロシア料理のレストラン。ロシア大使館の近くにあり、なかなかの老舗なんだそうです。

友人は何度か来たことがあるらしく、オススメの料理を注文してくれました。おいしかったのが中国語で“男孩沙拉”と書いてあった料理。そのまま日本語にすると「男の子サラダ」、変わった名前です。千切りにしたジャガイモを揚げて、マヨネーズで和えたような味でした。持ってきてくれた店員さんが「時間が経つとふやけてくるのでパリパリなうちに食べてください」と教えてくれました。

友人は私よりも年下の中国人で、日本語ペラペラ。今度の春節に彼女さんと日本に遊びに行くんだそうです。で、彼女さんも日本語ペラペラなの?と聞いたら「いえ、全然話せないんですが、ちいかわが好きで」と。ちいかわ!!今、ずいぶん中国で人気ですね。ちいかわって中国語で何て言うのか聞いたら、中国語でも「ちいかわ」なんだそうです*1。そもそも「ちいかわ」ってどういう意味?と思って調べたら「なんか小さくてかわいいやつ」の略だとのこと。全然知らなかった。勝手に「鶏皮」ばかり想像していました*2

References
*1漢字で書くと“吉伊卡哇”(チーイーカーワー)。
*2「鶏」という漢字は中国語で「ちー」、そして「皮」(かわ)なので「ちーかわ」。

日本と中国の世論調査

今日、日本と中国が共同で行っている世論調査の結果が発表されました。それによると日中双方で9割近い人が相手国に対して良くない印象を持っている状況が明らかになったということです。

NPO法人「言論NPO」などは2日、日中共同の世論調査結果を発表した。相手国に良くない印象を持っていると答えた人の割合は、中国人で87.7%に上り、昨年よりも24.8ポイント増と大幅に悪化した。一方、日本人は3.2ポイント減って89.0%となったが、日中双方で9割近い人が相手国に対して良くない印象を持っている状況が明らかになった。

朝日新聞デジタル(2024年12月3日)

まあ、日本人が中国に複雑な思いを持つのは分かります。中国に住む私もそうだもの。北京で働いていた日本人が「スパイ行為に関わった」として逮捕されても、中国側は何がスパイ行為だったのか一切明らかしていません。さらにわずか半年の間に日本人の子どもが襲われる事件が2回も相次ぎ、そのうち1回は残念なことに命を落としています。

しかし中国まで日本に対して良くない印象を持つのは一体どうしたことやら。NHKの記事によると、中国の方が理由に挙げたもので最も多かったのは「福島第一原子力発電所の処理水の海洋放出」だったんだそう。けどねえ……日本政府がいくら科学的根拠を説明しても中国国内では一切報じられないし、むしろ中国政府は「核汚染水」と呼んで危機を煽る一方だったんだもの。日本に良くない印象を持つ方が増えること請け合いです。

そもそも中国側で世論調査を担当したのは「中国国際伝播集団」という共産党の直属機関であるよし。自由に意見が言える日本で行われた世論調査と同じように扱っていいものかしら、なんて思ってしまいました。

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