The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

タグ: 交通

中国の交通事故

今日お昼を食べようと外に出ると人だかりができているのに気付きました。みんな同じ方向を見ていたので、私も同じ方向に視線を向けたところ自動車が交通事故を起こしていました。

黒色のSUVが中央分離帯の柵に突っ込んでいます。車の破損具合から見るにけが人はおそらくいないか、いても軽傷かなといったところです。

どういう原因があって事故が起きたのかは分かりませんが、まあ、中国の交通マナーを見ていれば「宜なるかな」という気がします。タクシーに乗ってもずいぶんスピードを出しますし、無理な割り込みは当たり前。まるでレーシングゲームをプレイしているかの如くガンガン車線変更をしながら車を追い越していきます。これ、乗っている側は結構怖いのです。

中国で気をつけないといけないことはたくさんありますが、交通事故は最たる例のひとつです。最近は中国の「反スパイ法」で拘束されないように!なんて言われますが、いやいや、交通事故で死ぬ確率のほうが何倍も高いと思います。まさに命がけです。

漢字の道路標識

先日道路標識について書きましたが、あれ以来、外を歩く際にキョロキョロして道路標識を意識するようになりました。

世界各国の交通ルール
中国語は漢字を使うので、日本人にとって中国の街中は分かりやすいかもしれません。銀行には“银行”と書いてあり、地下鉄には“地铁”と書いてあるので、何となく「何の施設か」くらいは分かるかと思います。これが欧米人だとチンプンカンプンです。ただ中国で使われている漢字は「簡体字」と言って、伝統的な漢字を「簡略化」したものです。日本の漢字に比べると字によってはあまりに簡略化されすぎて、何と書いているか分からないかもしれません。例えば、次の写真。逆三角形の道路標識には何と書いてあるか読めますか?書いてあるのは“...

さて、今日気になった道路標識はこちらです。

下側の道路標識は日本にも同じものがあるので何となく分かります、「駐停車禁止」ですよね。上側の標識は何でしょう。なんか、車が爆発しているけど(笑)。爆竹禁止?そんな標識ないか。調べてみたところ、これは「危険物積載車両通行止め」なのだそうです。

ちなみに日本の「危険物積載車両通行止め」の道路標識はこちら。日本人(や、中国人など)には分かりやすいかもしれませんが、漢字を理解しない外国人にはちょっと分かりづらい……というより、全く分からないでしょうね。

そう言えば止まれの標識も「止」という漢字しか書かれておらず、これが外国人に分かりづらいということで最近は“STOP”という英語表記も併記されるようになっているよし。この「危険物積載車両通行止め」も……と思いましたが、外国人が危険物を積載した車両を運転することはそうそうないでしょうか。とは言え、分かりやすさで言えば先ほどの中国の標識のほうが上かもしれません。

世界各国の交通ルール

中国語は漢字を使うので、日本人にとって中国の街中は分かりやすいかもしれません。銀行には“银行”と書いてあり、地下鉄には“地铁”と書いてあるので、何となく「何の施設か」くらいは分かるかと思います。これが欧米人だとチンプンカンプンです。

ただ中国で使われている漢字は「簡体字」と言って、伝統的な漢字を「簡略化」したものです。日本の漢字に比べると字によってはあまりに簡略化されすぎて、何と書いているか分からないかもしれません。例えば、次の写真。逆三角形の道路標識には何と書いてあるか読めますか?

書いてあるのは“”という漢字。これ、日本漢字だと「譲」という漢字です。旧字体(繁体字)だと「讓」ですね。これが中国では簡略化されて“”になるんです。中国語を学んだことのない人には何と書いてあるのかさっぱり分からないかもしれませんね。

さて話は変わるのですが、この道路標識、どういうルールだと思いますか。日本だと逆三角形の道路標識と言えば「止まれ」ですよね。

「止まれ」の標識・マーク。道路表示|チューリッヒ
「止まれ」の標識・マークのご説明。道路標識「止まれ」に関する知識として、その意味と役割、道路上に表示された「止まれ」との違いなどご説明。

そんなこともあって、私は日本と同じ「止まれ」という意味かと思っていました。しかし調べてみたところ実はそうではなく、日本で言うところの「前方優先道路」に相当するようです。一方、中国での「止まれ」は八角形の道路標識が該当するとのこと。

てっきり日本が世界標準で、中国が独特なのかと思っていたところ、実はアメリカでも八角形で「止まれ」(=STOP)で、逆三角形で「譲れ」(=YIELD)なのだそうです。

ちなみに中国では赤信号だったとしても安全が確認できている場合には右折可能という交通ルールがあります。数十年前に北京に留学した際、それを知らなかった私は横断歩道に突っ込んでくる車に大いに驚いたものでした(全然安全が確認できていないじゃないかというツッコミはありつつも)。調べてみると、実はアメリカも赤信号でも右折可能というルールなのだそう。日本は左側通行のため、この場合「赤信号でも安全が確認できれば左折可能」か……ということになりますが、もちろん日本は不可です*1

アメリカと中国のほうが共通点の多い交通ルール。てっきり私が世界標準だと思っていた日本の交通ルールは実は独特なのかもしれません。

References
*1赤信号と同時に緑の矢印信号が点灯している場合や、白地に青の矢印の左折可の標示板が表示されている場合は赤信号でも左折が許可されています。

© 2024 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑