The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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ラオス出張5日目

ラオス出張5日目……と言っても、今日は中国に戻る日です。

例によって北京までの直行便がないため、復路は雲南省・昆明でトランジットします。国際線に乗ることを踏まえてビエンチャンのワットタイ国際空港には2時間前に到着したのですが、規模が日本の地方空港レベルであることを忘れていました。ちょっと到着が早すぎたかもしれません。チェックインカウンターも全く並びませんでした。

東南アジア各国から出張に来ていた同僚の中にはラオスで少しゆっくりして帰る人もいるみたい。かたや私はラオスの「ラ」の字も分からないままの帰国となってしまいました(^^;)。チェックイン手続きをしていると、周りには同じように北京から出張していた他社の人たちを発見。顔を見合わせ「北京組は真面目なんだからあ」と思わず笑っちゃいました。

空港のトイレに貼ってあった禁煙の案内です。中国語では“谢谢你不吸烟”(タバコを吸わないでくれてありがとう)……うーん、なぜ違和感があるんでしょう。中国ではこういうとき“禁止吸烟”(禁煙)とはっきり書くと思います。あと“”ではなく“”なのも変?ちなみにラオス語でも同じように書かれているようです。日本だと「きれいにご利用いただきありがとうございます」なんて感謝の言葉で婉曲的に禁止を表す手法がありますが、似た類いなのかな。

ワットタイ国際空港の搭乗口は全部で7つ。見る限り搭乗を待っていたのはほとんど中国人で、実際搭乗案内が行われていたのも中国行きばかりでした。

今回の出張ではラオスのことを何も知らないまま帰路に就くことになりましたが、中国の影響力たるや絶大なことだけはよく分かりました。街なかには中国の一地方都市であるが如く当然のように中国語が見られます。空港の案内も日本語がない一方で中国語は必ずあります。チェックインカウンターのスタッフも中国語が流暢でした。日本からの直行便がない一方でこれだけたくさんの中国人観光客が訪れるんですから、そりゃそうなりますよね。聞くとカンボジアはもっとすごいそうで、街なかに中国語が溢れているそうです。

中国の支援が吉と出るか凶と出るかは別にして、これらの国に積極的に投資しているのは事実です。日本人でラオスのことを知っている人がどれほどいるでしょうか。国際的な影響力の違いをまざまざと思い知らされたような気がします。

ラオス出張4日目

ラオス出張4日目。明日は朝から中国に戻るので、今日がラオス出張の実質的な最終日です。

今回ラオスには東南アジア各国の支社に勤める同僚が集ったので、それぞれのお国事情について話を聞けたのが大変興味深かったです。それぞれの支社で働いている現地スタッフにも会いましたが、中でもマレーシアから来ていた中国系のスタッフがすごい。マレーシアの公用語であるマレー語はもちろん、英語はペラペラだし、それに加えて北京語(普通話)、広東語、閩南語、客家語……あと何て言っていたかな?とにかくすごい数の言語を操るので衝撃的でした。

これだけ各国の同僚たちが集うので最終日くらい打ち上げでもあるかな?なんて思っていたのですが、最後の最後まで仕事が目白押しでした。日本と2時間の時差があるラオスで日付が変わるくらいまで働いていましたから、日本で言えば午前2時ですね。みんな打ち上げをする気力もなくホテルの自室へと解散しました。

私はと言えば、どうせ明日は北京に帰るだけ。せっかくのラオス最後の夜……といっても外に出る勇気は無かったので、出張期間中に幾度とお世話になったホテル脇のコンビニ「Mini Big C」でビールとつまみを買って1人打ち上げに興じました。

ラオス出張3日目

いやー、今日は忙しかった。朝の7時にはホテルを出発し、昼間は昼間でノンストップで仕事が降ってくる始末。ホテルに戻ったのは午後11時でしたが、部屋でも作業が続いてベッドに入ったのは午前2時頃でした。

夕食を食べる間も無かったので初日にお世話になったホテル脇のコンビニ「Mini Big C」に行き、日本語で「おにぎり」と書かれたおにぎりを買ったら、まあ、微妙な味。ひと口、ふた口だけ食べて諦めてしまいました。東南アジアに来たら東南アジア料理を食べるべきですね。

ラオス出張2日目

ラオス出張2日目。昨日は実質北京から移動してきただけなので今日からが本番。ホテルの朝食がとてもおいしかったです。

東南アジアっぽい料理がポツポツ並んでいました。特にうれしかったのは「ヌードルステーション」なるコーナー。ベトナムのフォーなんかが注文できるようになっていました。コックさんから「具は何にしますか」と聞かれるので、鶏肉やキノコを指差すと麺をゆでて盛り付けてくれます。最後にパクチーといった調味料を自分で振りかけたら完成。うーん、出汁がよくきいていておいしいー。

ほかにも空心菜の炒め物みたいな料理もあり、もともと東南アジア料理が好きな私としてはたまりませんでした。

東南アジアのラオスはさぞ蒸し暑いのだろうと覚悟していたのですが、意外なことに北京より涼しかったです。おそらくここ最近の北京が異常なんだと思います。

ビエンチャンの街なかは写真のような感じ。ラオス語以外ではやはり中国語が目立ちます。のどかな街にいささか不釣り合いな豪華ホテルがポツポツありますが、よく見ると中国企業の名前が書いてあるので中国資本なんでしょうね。大量に来る中国人観光客相手に稼ぐのが目的かもしれません。

昼になったので食事をどうしようかと考えていると日本人の同僚が「近くに良い店を見つけた」と言います。それならば……とワクワクしながら向かってみると……なんと日本料理!ザ・和食というより、カフェスタイルでおしゃれな店舗でした。うーん、せっかくラオスの来たのだから地元の料理を食べてみたいところでしたが、あまり時間もなかったので入ることにしました。

メニューを見ると牛丼、親子丼、ハンバーグ、生姜焼き……などと日本の家庭料理が一通りありました。どれも「なんちゃって日本料理」ではなく日本で出されてもおかしくないクオリティーです。Googleの口コミによるとオーナーは日本に留学した経験があるよし。なるほど、日本現地仕込みの腕前なわけですね。

ただ私はせっかくラオスに来たのでメニューに唯一載っていた東南アジア料理「ガパオライス」を注文しました。鶏肉、豚肉、牛肉から選べるようになっていて、私は豚肉を選択。見た目は普通ですが、食べてみると意外と辛い!トウガラシがかなり効いて汗が噴き出てきました。けれど、やっぱり現地の味はおいしいー。ナンプラーの風味がたまりません。“Kafepa’ Coffee & Cafe”というお店です、もしラオスに行って日本料理が食べたくなるという希有な方がいらっしゃったら是非。

ラオス出張1日目

東南アジアのラオスに出張しました。

失礼ながらラオスには何の印象も持っておらず、タイの隣にある国……くらいの知識しか持ち合わせていません。日本からの直行便はなく、タイのバンコクかベトナムのハノイで乗り継ぐのが一般的なんだそうです。おそらく今後も旅行でラオスを訪れることはなかっただろうなあ。仕事とはいえ、一生行くことがなかったかもしれない国に行ける機会ができたならありがたいことです。

向かうのはラオスの首都・ビエンチャンにある「ワットタイ国際空港」。北京からは直行便がないので広州白雲国際空港で乗り継ぎをしました。利用したのは中国南方航空で、広州からビエンチャンくらいは機内アナウンスでラオス語が使われるかと期待したのですが、完全に中国語。乗客もどうやらほとんど中国の方のようでした。

北京を離陸したのは午前11時半で、最終的にビエンチャンのワットタイ国際空港に着陸したのは午後6時半頃でした。着いてみると、まあーのどかな空港です。そして日本の地方空港を思わせるような小ささでびっくり。空港の敷地内の至る所で日本の国旗を目にしましたが、日本がターミナルの拡張事業を支援しているんだそうです。

空港に着いてまず向かったのはSIMカードを販売するカウンター。複数の店が並んでいましたが、特にこだわりはなかったので人が少ないところに行きました。買ったのは5日間で10GBが使えるSIMカード。ラオスの通貨だと2万5000キープ(約170円)、アメリカドルだと2ドル(約300円)、中国の人民元だと15元(約310円)でした。通貨によって値段が違いますが、いずれにしても安いもんです。私は人民元しか持っていなかったので人民元で。現金を出そうとしたら「WeChat Payで支払ってくれ」とQRコードを見せられちゃいました。

ちなみにラオス滞在中、通信環境は悪くなかったです。グレート・ファイアーウォール*1でGoogleも、YouTubeも、Xも、Facebookも、何もかも見られない中国の通信環境に比べれば、それらにアクセスできるだけでもありがたく感じました。

宿泊するホテルは空港から車で20分ほど。ホテルは立派でしたが、その周辺は午後7時過ぎだというのに真っ暗でした。聞くと、ビエンチャンは「世界一何もない首都」とも言われているよし。私が生まれ育った岡山の片田舎のほうがよっぽど賑やかかもしれません(笑)。

ホテルの目の前に路上ATMがあったので、そこでクレジットカードのキャッシング機能を使って現金を入手。引き出したのは30万キープです。ものすごく高価に聞こえますが、その実、日本円にして2000円ちょっとです。現金を握りしめてホテル脇にあった「Mini Big C」というコンビニでビールとつまみを購入しました。

購入した「ビアラオ」というビールはラオス国内で9割を超えるシェアを誇るんだそうです。そんなことも知らずに買ったのですが、うーん、確かにおいしい。数々の賞を受賞していて、東南アジアで最もおいしいビールとも言われているんだとか。一方、つまみにはトムヤムクン味のスナック(だと思われるもの)を買いましたが、こちらは少々微妙なお味でした(^^;)。

References
*1中国政府によるインターネット上の規制。

上海出張

今週末から春節の連休が始まる中、上海に出張。

向かう飛行機は満席でした。私の両隣には(失礼な言い方ですが)身なりからして地方出身の方かなあ?という男性。離陸前にはスマートフォンをスピーカーホンにして身内と思わしき人と大声で電話したり、電話が終わっても大音量で“抖音”(中国版TikTok)のショートムービーを見始めたりと自由な方でした。春節で帰省するのかな?しかし上海の方ではないでしょうし、なぜ北京から上海に向かう便に乗っていたかは分かりませんけど。

上海って北京よりだいぶ南にある印象ですが、いざ飛行機を降りると北京と変わらないくらい寒かったです。仕事を終えてホテルに帰ったのは日付が変わる頃。朝が早かったこともあり、寝る前に楽しもうとせっかく冷蔵庫に冷やしておいたビールは半分しか飲まないうちに眠ってしまいました。

長沙日帰り出張

出張で湖南省長沙に行きました。いろいろ事情があって日帰りです。

長沙に来たからには本場の湖南料理をいただきたかったのですが、日帰りなこともあってゆっくり食事をする時間もありませんでした。結局、道ばたにあった食堂。けれど一応、湖南名物の「鹵粉」がいただける店です。

湖南料理といえば辛いのが特徴ですが、食事の後に仕事を控えていたので汗ダラダラになるわけにはいかず辛くないものをチョイスしました。あっさりとした味でおいしかったです。

長距離の日帰り出張は体にこたえます。北京と長沙の距離は日本でいうと東京と沖縄くらい。まだ空が暗い早朝に北京の空港を出発し、帰宅したのは午後11時前でした。日本は昨日で仕事納めなんですか?こういうときに中国で働いているとちょっぴり悲しい気持ちになります(^^;)。

中国南部出張1日目

出張で中国南部の広州に行きました。

ここ数日北京は最高気温でさえも氷点下になる日が続いていたので、広州はさぞ暖かいだろうと期待していたのですが、いざ飛行機から降りると……寒い。いや、北京に比べれば気温は大分高めなんですが、思ったほど暖かくありません。広州といえば、もう亜熱帯なんですけどね。私たちが訪れた日は曇りで風が強かったので、それも影響しているかもしれません。

着いたのがお昼だったので、とりあえず目に付いたレストラン(というより食堂)に入りました。同行していた中国人の同僚たちはお粥を注文し、私はビーフン。あとはせっかく広州に来たので「腸粉」(写真右側の白い料理です)なんかも頼みました。一見おいしくなさそうが、その実、米で作った薄皮に牛肉や豚肉、エビなどの具材を包んで作られた、広州や香港で食べられる有名な料理です。

広州での仕事は夕方頃に終え、その足で空港に向かって今度は福建省アモイに移動しました。と言うのが、明日の午前中にアモイ市内で仕事を控えているので、前日入りしておかないと間に合わないのです。アモイのホテルに着く頃には午後10時半を過ぎていました。はあ~クタクタ。

宿泊したのはコロンス島の海岸沿いにある「アモイX未来ホテル」(“厦门X未来酒店”)。予約するときにはあまり気にしなかったんですが、なんで「未来」なんだろうなあと思いながらホテルに着いたところ、ライトの色合いといい宇宙船のような雰囲気といい、確かに「未来」を彷彿とさせます。部屋の壁にタブレットサイズの液晶画面が付いていて、部屋の電気系統を全て操作できるようになっていました。日本でいうところの「変なホテル」みたいな感じかしらん。

ただ場所が少々辺鄙で周りに食事をできる店が全くなく、しようがなくフードデリバリーを注文しました。ホテルに着いたらしい配達員さんから「部屋までホテルの方が届けます」と電話が来たので待っていたところ、部屋のチャイム。はいはいーと出てみると、そこには可愛らしいロボットがいてデリバリーを部屋まで届けてくれたのでした(^^;)。未来ですねえ。

山東省煙台に出張

山東省の煙台に出張しました。以前、同じ山東省の青島に出張したときは高速鉄道を利用したので、今回もそうしようかなと思って調べたところ、北京から煙台って4時間以上かかるんですね。飛行機だと1時間余りだったので、おとなしく空路を利用することにしました。

日本に一時帰国したとき以来の海を見ました。目の前に広がるのは「渤海」です。この写真を撮ったのは煙台の蓬莱区という場所で、ここの海は蜃気楼がよく見られるんだそうです。

空港からタクシーで走ってきたのですが、テーマパークと思わしき施設があったり、少し奇抜な(まるでラブホテルみたいな)ホテルがあったり、不思議な空間が続きます。運転手さんに話を聞くと、このあたりの蓬莱区は海沿いのリゾート地として有名なんだそうです。ただオフシーズンということもあって不気味なほどに人がいませんでした。これが夏ならすごい人出とのこと。

この立体看板、“生命无价,酒后勿驾”と書いてあります。日本の漢字で書くと「生命無価,酒後勿駕」、つまり命に価値は付けられませんよ、酒を飲んだあとは運転してはいけませんよ、という意味です。“无价”[wújià]と“勿驾”[wùjià]で韻を踏んでいるのがおもしろいです。

ふと一緒にいた中国人の同僚が「懐かしい匂いがする」と言います。何の匂い?と聞いたら“蜂窝煤”(練炭)と。中国の地方では厨房のかまどなんかでまだ練炭を使うことがありますから、それかな。さすがに私は練炭に親しんだことのない世代ですが、同僚は私よりも年上なので小さい頃の記憶なんかを思いだしたのかもしれません。

タクシーの運転手さんに昼食におすすめの地元料理を聞いて食べに来たのが「蓬莱小麺」。写真はあらかたの客が食べ終えたあとの写真なのでガランとしていますが、私たちが入店した頃には満席でした。身なりを見るに地元の人たちのようでしたから、普段から賑わっているのかもしれません。

せっかくなので最もたくさん海鮮の具材が入っている店の看板メニュー(“招牌面”)と注文しました。いろいろ入っていましたが、私が把握できた範囲でアワビ、ベビーホタテ、ナマコ、エビ。ナマコなんてそのままの姿がドンッと入っていました。

とろみのあるスープは全く熱くありません。むしろぬるいくらいで、この店だけなのか、それとも蓬莱小麺がそういうものなのか、それはちょっと分かりません。そこに素麺みたいな麺が入っていました。海鮮の具材がそのままの姿で入っているのは少し抵抗あるかもしれませんが、味自体はあっさりしていて日本人好みです。

ちなみに仕事を終えた夜も海鮮をいただきました。仕事をご一緒した地元の方が海鮮火鍋に誘ってくれたのです。丁重にお断りしたのですが*1、山東省が故郷として知られる孔子の論語“有朋自远方来,不亦乐乎*2を持ち出して「山東省の人間はおもてなし好きなんだから気持ちを素直に受け取って!」と強く言うものですから結局ありがたくお呼ばれすることにしました。

火鍋は最近流行りの一人一鍋スタイル。案の定、回転テーブルの上には海鮮を始め、肉、野菜、キノコなどでいっぱいに。海鮮は牡蠣、サザエ、ホタテ、あと種類は分からないものの魚の身も並び、滅多に新鮮な海鮮が食べられない北京に比べると何とも贅沢な酒席となりました。

私があまりにおいしいおいしいと海鮮を食べたもんで、周りの皆さんから「日本の方は海鮮をよく食べますもんね」と言われる始末。立派な肉も並んだのですが、不思議と海鮮ばかりに手が伸びるところ、やはり私には日本人の血が流れているんでしょうね(^^;)。

References
*1中国では誘った側が食事代を支払うのがマナー。だから誘われた側もまず一度は断るのがマナーです。
*2朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや。

大理3日目

今日は大理出張の最終日です。

今日は朝から強い雨が降っていました。昼前になってやんだので外に出ると、遠くの山々に雲がひっかかっています。この山は「蒼山」といいます。大理自体が海抜2000メートルの場所にあるので、この「蒼山」は海抜3500メートルから4000メートルになるようです。

遠くに仏塔が見えました。ここ大理に住む少数民族、ペー族は仏教を信仰しているんですね。

さて、今日は大半の時間を移動に費やす1日。北京からの往路は飛行機で直接大理に来ましたが、なんと復路は飛行機のチケットが取れなかったのです。おそらく旅行シーズンに入っちゃっているからでしょうね、予約をしようとした時点でビジネスクラスしか残っていませんでした。そこで大理から鉄道で雲南省の省都、昆明に向かい、そこから飛行機で北京へ帰ろうという算段です。

いざ宿から大理駅に来ると、この混雑。飛行機もいっぱいでしたが、鉄道は鉄道でこんな状況です。現在大理駅は改装中で、こちらは仮駅舎とのこと。通常よりスペースも狭いこともあって椅子さえ空いておらず、しようがなく地べたに座り込むことにしました。

隣には同じく地べたに座り込んだ子どもたちがトランプで遊んでいました。

座り込んで40、50分ほど待った頃、改札が始まりました。すると一目散に改札口に走り出す人!人!人。こういうのを見るにつけ、何をそんなに慌てているのか……と思っちゃいますが、もしかしたら自由席の人たちなのかも。急がないと席がなくなっちゃうと。大理駅は始発駅なので自由席でも座れる可能性が高いのかもしれませんね。

私たちは指定席だったので、のんびりとホームへ。今回乗車したのは“和谐号”(和諧号)です。

昆明までは高速鉄道で2時間余り。距離にすると330キロメートルほどですから、日本で言えば東京から名古屋くらいでしょうか。

車内で仕事をしようと思っていたのですが、思いのほか揺れます。なんだか気持ち悪くなってしまい、作業するのはやめて昼寝をすることにしました。ウトウトしていると昆明に到着。日本だと2時間の移動って長い気がしますが、中国だと短いほうかもしれません。

大理ほどではありませんが、昆明も涼しかったです。同行していた中国人の同僚が「昆明は『春城』と言います」と教えてくれました。1年を通して春のような気候が続くということなんでしょうね。

昆明駅の改札を出てからタクシー乗り場まで向かい、車で昆明空港まで向かいました。

ようやく昆明空港まで来ました。

飛行機は午後8時半の便でしたが、私たちの乗る予定の飛行機が遅れて昆明に到着したため、遅れて搭乗が始まりました。いざ搭乗しても一向に離陸せず、しばらくすると機内アナウンスで「管制の都合で離陸が遅れます」とのこと。結局、45分ほど遅れて離陸しました。機内は私たちのように北京に戻るとみられる客のほか、雲南省から北京に旅行に行くんだなと思わしき客もたくさん搭乗していましたが、皆さんとても静かに離陸を待っていらっしゃいました。

北京に到着したのは翌日の午前0時過ぎ。それも市内に近い首都空港ではなく大興空港のほうです。飛行機には子どもたちもたくさん乗っていて、私もクタクタでしたが子どもたちはもっとクタクタだったでしょうね。中国人スタッフがこういう飛行機の便を“红眼航班”(赤い目のフライト)と言うと教えてくれました。早朝・深夜で十分に睡眠が取れず、赤目になってしまうからでしょうね。どうやら英語でも”red-eye flight”と言うようです。

自宅に着いた頃には午前2時を回っていました。“红眼航班”……調べてみると、日本語にも「目の隈便」という言い方があるようです。ああ、明日が日曜日で良かった。

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