The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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サイテック・ショッピングセンター

私の職場は建国門にあるんですが、近くにショッピングモールがオープンしました。

サイテック・ショッピングセンター(“赛特购物中心”)。オープンしたというより、厳密に言えばリニューアルですね。このサイテック・ショッピングセンターは私が留学していた頃にもあり、地下一階にあったスーパーに日本商品を買いに来たことがあります。当時でさえ施設が古い印象がありました。調べてみると1992年にオープンしたそうです。

中をウロウロしてみましたが、まだオープンしていない店舗もたくさんありました。平日なのにたくさん人がいましたが、おそらく私と同じように冷やかしに来たのかなあという感じ。建国門のあたりは店という店が少ないので、このあたりに住んでいる人たちは便利になるでしょうか。私はランチの選択肢が増えるかなあというくらいです。

加湿器はおあずけ

ここ最近北京は乾燥がすごいです。体中がかゆくてたまらないし、喉も心配。それよりなにより最近流行っているというインフルエンザが心配です。

なーんて言うと、この前買っていたパナソニック製の加湿器はどうしたんだって声が聞こえてきそうですが、実はあれ、調子がおかしくなっちゃったのです。電源を入れても「ピピピ」という音がしてすぐに止まってしまい、原因も分からず。信頼の日本メーカーだからと買ったのに、これじゃあ何とも情けない限りです。

北京の冬に加湿器
北京の冬はとにかく乾燥します。その昔、北京の人たちは冬になると毎晩寝る前に水を家の床にまいていたのだそうです。床はビショビショに濡れますが、それでも翌日の朝になると乾いていたとか。こうやって加湿していたんですね。この話は中国語教育者の相原茂先生のエッセイで読んだと記憶していますが、とにかく北京はそれほど乾燥しているのです。去年は加湿器無しで乗り切りました。いや、本当は加湿器、欲しかったんです。ただ十数年前の北京留学時代に加湿器で「とある経験」をして、買うことに二の足を踏んでいました。 十数年前...

少し高めの買い物だったので大切に使っていたし、おかしくなってからも取扱説明書を読んでいろいろ試しました。万策尽き、加湿器を購入した通販サイト「タオバオ」(“淘宝”)を通じてパナソニックに対応を依頼。サポート窓口から「あれを試して下さい」「これはしましたか」と聞かれるも、全部試したっちゅーねんと答えるやり取りがしばらく続きます。

結局、新品交換してもらえることになりました。修理対応かと思っていたのでラッキー。購入してから1か月ちょっとしか経っていないので初期不良の範囲なのかもしれません。まず私が手元の加湿器を送り返し、向こうがそれを受け取った時点で新品を発送するとのこと。

私が留学していた頃は購入した商品が故障したって保証も何もないような感じでした。けれど今はネットショッピングが主流になったので店側が客のコメントや評価を異様に気にするようになり、アフターサービスもずいぶん丁寧に対応してくれるようになりました。個人的にはネットショッピング主流の社会は面白みに欠けるというか否定的に考えているほうですが、一方で今回の新品交換はそんな変化がもたらした副産物かもしれませんね。

北京の冬に加湿器

北京の冬はとにかく乾燥します。その昔、北京の人たちは冬になると毎晩寝る前に水を家の床にまいていたのだそうです。床はビショビショに濡れますが、それでも翌日の朝になると乾いていたとか。こうやって加湿していたんですね。この話は中国語教育者の相原茂先生のエッセイで読んだと記憶していますが、とにかく北京はそれほど乾燥しているのです。

去年は加湿器無しで乗り切りました。いや、本当は加湿器、欲しかったんです。ただ十数年前の北京留学時代に加湿器で「とある経験」をして、買うことに二の足を踏んでいました。

十数年前の北京留学時に購入した加湿器(2010年11月撮影)

この加湿器、私が当時留学していた頃に購入したものです。見るからに安そうですが(笑)実際その通りで、確か70元くらいだったと記憶しています。当時は1元が約12円でしたから、日本円にしたら840円ほどですね。容器に“菊花”とメーカー名が書いてありますが、もはや今の中国では見たことも聞いたこともありません。

使い始めて数日経った頃でしょうか。部屋中の物に白い粉のようなものが付着するようになったのです。一番分かりやすかったのは電化製品で、部屋のテレビやパソコンにうっすら白い粉がたまっているのが見て分かります。えー、何で?何で?何が原因?としばらく頭を抱えましたが、私なりに出した結論は加湿器でした。中国の水道水は「硬水」で、カルシウム成分を含んでいます。なので中国の水道水を使って加湿するならフィルター付きの「少し良い」加湿器を使わないといけなかったんです。なのに私は安物の加湿器を使って何の濾過もせずに空気中に水道水を飛ばしたもんだから、家中の物にカルシウム成分を含んだ粉だけが残った……と私は見ています。

けど良い加湿器って結構なお値段がするんですよね……安くても2、3万円くらいするものが多い。当時学生だった私に加湿器に散財するほどの余裕はなく、結局諦めました。その後、この加湿器も使わなくなりました。日本の水道水なら全く問題なかったでしょうけど。

で、話は今年に戻ります。北京もここ最近、乾燥してきました。風呂上がりに部屋で過ごしていると体がカサカサしてかゆくなり、ふと加湿器のことを思い出すことが増えました。別にそれだけなら我慢して過ごすんですけど、私たちには真冬真っ只中に娘が生まれるのです。赤ちゃんの肌ってデリケートと聞きますし、そもそも(手元の育児本によると)生まれたばかりの赤ちゃんは「人生で一番乾燥しやすい肌の状態」なんだそう。チケッている場合じゃないなと思い直し、北京赴任2年目にして「少し良い」加湿器を買うことにしました。

購入したのがこちら……パナソニックの加湿器です。日本では売っていない、中国市場に向けたモデルです。

ネット通販には中国メーカーから海外メーカーまでいろんな加湿器がありました。なかでもフィリップスの加湿器が安く高性能だったのでポチリかけたのですが……結局は信頼の日本メーカーにこだわってパナソニックにしました。機能はフィリップスと同程度なんですけど、私の気持ちの問題です。お値段はそれなりにしましたが「安心を買った」と思うことにしました。

大容量タンク(5リットル)なので長時間使ってもそう簡単に水は切れません。加湿力も1時間に最大650ミリリットルの水を放出してくれる強力ぶり。フィルターもしっかりしたものが付属しているんですけど、想像以上に真っ白になるようで2週間に1回は掃除をしないといけないそうです。結構頻繁ですが背に腹はかえられませんね。加湿は風邪の予防効果もあると言いますから、今年の冬は快適な加湿器ライフを過ごしたいと思います。

日本でベビー用品を

今日は妻と1日かけてベビー用品を買いました。向かったのは錦糸町。ここには大きな「アカチャンホンポ」があるほか「西松屋」や「ベビーザらス」が揃っているのです。

今まで縁もなかったベビー用品。まだ子どもが生まれていないこともあって実感が沸かず、不思議な感覚です。妻は妊娠5か月目ですが、ベビー用品を買い始めるのはもう少し後……という人たちのほうが多いんでしょうか。私たちは今回の一時帰国を機に一通りのものは日本で揃えておきたい思いがあったので、そんなことを言ってられません。

事前に自分たちで書きだしたリストのほか、店内にも「買い揃えておくべきベビー用品」なるパンフレットが並んでいたので、それを参考に次々カゴに入れていきます。物によっては「デザインより量」、ガーゼなんかはアカチャンホンポのPBを頼ります。一方、服やスタイ(今は『よだれかけ』って言わないんですね)はかわいいものを選りすぐります。

しばらく店内をうろついていると、ミキハウスの専用コーナーがありました。

か、か、かっわい~~~!!!

さすがミキハウス、他商品より断然かわいいです。思わず興奮して「あ~ん」なんて声が出てしまいました。ミキハウスの店員さんもいてくれ、私たちが商品を見ていると「分からないことがあったら何でも聞いてくださいね」と声を掛けてくれました。買うつもりでカゴに入れていた服やスタイ、それにソックスの一部を商品棚に戻し、ミキハウスのほうを買うことにしました(笑)。

なんなら、ほとんどの商品をミキハウスにしてもいいと思ったのですが……やはりちょっぴりお高めです。それに店員さんに聞くと、新生児用の服は着れて3か月程度と考えたほうがいいと助言をいただきました。

さ、さ、3か月程度!?こんなにかわいい服を買っても、3か月で着れなくなっちゃうの~!?子どもってそんなに驚く速さで成長していくんですね……何だろう、この、まだ生まれていないのに「あんまり早く大きくならなくていいよ」と思っちゃう感じ。結局、全てをミキハウスで揃えることはやめ(そもそも結構な値段がするので)哺乳瓶のほか、服やスタイを少し購入することにしました。

とても新鮮な体験でした。だって、どれもこれも「今まで自分で買ったこともないものばかり」。少し気合いが入りすぎたのか、レジで会計するとほぼ10万円でした。けど人間1人が家族に増えるんです。その準備だと思えば決して高くありません。今回の買い物は私たちから子どもに買ってあげる初めてのプレゼント。少しずつ親になるという自覚が強くなってきたかな、と感じるところです。

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