The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (153ページ目 (265ページ中))

「おじおばさん」の面目躍如

妻が大学時代の友人宅で食事会をするということで、私もお邪魔してきた。

立派な2世帯住宅で、東京とは思えないほど広い。聞くとよく大学時代の友人どうしでホームパーティーをしているらしい。すごいなあ、ホームパーティーができるほど家が広くて。おまけにかわいい5歳と2歳のお子さんもいて、同い年だというのにどうしてこうも生活が違うのだろうか。

一応手土産みたいなものは持って行ったものの、いろいろ料理を出してくれた。「ナスやミートソースの上にチーズを載せてオーブンで焼いた」料理とか、スペインオムレツ風に作った卵焼きとか、どれもとても立派。子どもの世話をしながらこれだけ作るなんて、いやはや母親は偉大だ。

食事会に来られなかった友人たちはオンラインで参加して女子会が始まった。みんな妻の友人だから私にとってほとんどが初対面なわけだが、こういうシチュエーションにとけ込んでおしゃべりに興じてしまう私はやはり「おじおばさん」的なのだろうなあ。妻の友人から「初めて会った感じがしない」と言っていただき、いやはや「おじおばさん」の面目躍如でございます。

もうひとつの私の特技は「子どもとお年寄りに好かれる」こと。大人たちはまだ食事を楽しんでいるというのに、元気を持て余した子どもたちはかわるがわる私の手を引いて遊んでくれとアピールしてくる。な、なんてかわいいんだ……しかしあまりに張り切って相手をするものだから大汗だらだら、疲労困憊。子どもの相手はいいダイエットになるかもしれない。

まだ日の高いうちから酒を飲んで、子どもたちと遊んで、楽しい休日だった。

33歳になりました

本日、9月9日は私の誕生日。平成元年生まれの私も33歳になってしまいました(^^;)。

誕生日祝いということで、妻が夕食に連れて行ってくれた。訪れたのは清澄白河にある隅田川沿いの「PITMANS」というレストラン。

【公式】PITMANS(ピットマンズ) 清澄白河
清澄白河にある、隅田川沿いのシェアホテルLYURO2階に位置するPITMANS(ピットマンズ)は 川床の東京版“かわてらす”に併設した完全レストランです。

カジュアルな雰囲気で、ブルワリーも併設しているレストラン。そのためオリジナルのクラフトビールを味わいながらグリル料理といったビールに合う料理を楽しむことが出来る。

妻が予約をしてくれていたのですんなり入れたが、客が次から次と来店していたので(金曜日というのもあったとは思うが)突然の来訪だと入れないことも多いのかもしれない。特に隅田川を臨むテラス席は予約不可とあって、私たちが訪れたときにはすでにいっぱいだった。

ビールをメインに楽しむ店とあって、フードは燻製やBBQなど肉料理が豊富。この写真のBBQプレートはグリル肉3種とグリル野菜がドンッと載っていて、とてもボリューミーだった。

ほかにもスモークサーモンのカルパッチョやフィッシュナゲット&チップスなどもいただき、おかげさまでビールがとても進んだ。

店の前には隅田川に掛かる「清洲橋」があり、私たちの座った席からはライトアップがよく見えた。その橋の下を納涼船?屋形船?が行き交うのもまた趣があっていい。

遠くに目をやるとキラキラした東京のネオンや東京スカイツリーが見え、田舎者の私からすれば「これよ、これが東京よ!」というような風景が広がっていて、とてもよかった。小さかった頃の私は、こうして東京の夜景を見ながらビールを楽しむ自分の未来なんて想像していなかっただろう。

当時の自分に恥じないような33歳を過ごしたいと思います、はい。

PITMANS

〒135-0024
東京都江東区清澄1丁目1-7 LYURO東京清澄 by THE SHARE HOTELS 2F
TEL:050-3188-8919

小さな高松会

高松で勤務していた頃の後輩から食事の誘い。

私は新型コロナウイルスに感染して中国渡航を延期させた前科を持つ人間だ。次の出国は何としてでも成し遂げなければならず、完全個室の店を選び、私を含めて3人の少人数で食事をした。

いざ入店してみると内装もへったくれもないほど本当に個室の店舗だった。完全個室ではあるものの、遮音性はあまり無いのかどこかの部屋からずいぶん大きい話し声が聞こえてくる。従業員も店長さん?と見られる方は丁寧な接客だったが、その他はノックもなくズケズケと入ってきて、何の料理か説明もなく黙ってドシンと置いていくような感じ。

料理はまあまあおいしかっただけに、何だかちょっぴり残念な気分。

はなまるうどん中国撤退

きょう日経新聞の電子版で「はなまるうどん」が中国から撤退を決めたことを知る。

吉野家ホールディングスは傘下の「はなまるうどん」が中国から撤退することを決めた。上海のはなまるうどん運営子会社を年内にも清算する。2011年に中国に進出して店舗網を拡大してきたが、現地での需要を捉えきれず徐々に採算が悪化。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、現地で都市封鎖が頻発したことによる客数減も響いた。

日経新聞電子版の記事から

この記事を読んで自分の中国留学を思い出した。と言うのが、私も当時上海の「はなまるうどん」に行ったことがあるのだ。記事によると上海に進出したのは2011年らしい。私が行ったのは2011年5月だったので、おそらくできてすぐの頃だったのかな。

はなまるうどん上海メトロシティ五番街店(2011年5月撮影)

当時北京に留学していた私にとって、上海はまるで「日本」。特に徐家匯*1には日本発祥の商業施設、例えばサンマルクカフェ、無印良品、フランフラン、セガミなど何でもあり、留学生活でちょっぴり日本が恋しくなっている私の心を満たしてくれるので、北京から上海に行くたびに寄ってはお世話になっていた。

上海のはなまるうどんの代表メニュー「はなまるうどん」(写真右・2011年5月撮影)

当時注文したのは、名前そのままの「はなまるうどん」(”花丸乌冬面“)。「かけうどん」に肉だんごが2個載ったようなメニューで、値段は23元、当時のレートで約290円だった。

客は中国人と日本人が半々くらいで、ほぼ満席。ずいぶんにぎわっていたので中国でも日本のうどんは受け入れられているんだなあと思っていただけに今回の中国撤退のニュースは少々意外だった。

とは言え、こってり味が大好きな中国人にはさぬきうどんがどれほど受け入れられるのだろうという疑問は持っていた。例えば中国人は日本のラーメンを食べるにも豚骨味を好み、現に「一蘭」や「一風堂」といった豚骨ラーメンを扱うブランドはどれも中国人に人気が高い。

いやいや、それを言うなら忘れちゃいけないのは「味千ラーメン」*2じゃないか。中国で「味千ラーメン」を見ない街はないほどで、中国人の豚骨ラーメン好きをよく表していると思う。

はなまるうどん上海メトロシティ五番街店(2011年5月撮影)

実際「はなまるうどん」も試行錯誤したようだ。「はなまるうどん」の担当者にインタビューをした記事によると、2014年当時、中国で最も人気のあったメニューは「特製酸辣牛肉うどん」、次いで「特製豚骨うどん」、どちらも日本では見られない現地に特化したメニューだ。なんとか現地の人たちに受け入れてもらおうと苦心を重ねた様子がうかがえる。

今回の中国撤退は新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖なんかも影響しただろうから、メニューだけが原因とは言えまい。しかし頭で紹介した日経新聞の記事には「現地での需要を捉えきれずに採算が悪化した」と書かれていて、日本の味そのものを守りながら味を現地化させることの難しさを感じた。日本じゃ「ガチ中華」なんて話題を集めているけどねえ……「ガチ和食」*3は中国の方々にはちょっとパンチがないか。

でもこれじゃあ中国に赴任したら留学時代のようにさぬきうどんは楽しめないのかあ。と思って調べてみると「丸亀製麺」はまだあるらしい。北京と上海にそれぞれ1店舗ずつ。こちらでも豚骨うどんやマーラータンうどんがあるようで、あらら、何だかデジャブ(笑)。「はなまるうどん」が撤退してしまった今、「丸亀製麺」にはなんとか頑張ってほしい。

References
*1上海の有名な商業地で、日本人駐在員が多く住むエリアとして知られている。
*2熊本発祥の豚骨ラーメンが売りのラーメン店チェーンなのだが、私は中国に来るまでその存在を知らなかった。店舗数は日本国内が70余りなのに対し、中国は700近くとゼロの数が1つ違う。おそらく中国発祥のラーメン店だと思い込んでいる日本人もいるんじゃないかな。
*3別にさぬきうどんが「ガチ和食」ってわけではないけれど(^^;)。

つわものどもが夢の跡

きょうは早朝から仕事で用があって品川へ向かった。

品川と言えば駅前にあった「アンナミラーズ高輪店」が8月末で閉店したはず。今はどうなったのだろうと店の前を通ってみた。

写真の中央部分、セリアやマツモトキヨシの看板の右側に見えているのがアンナミラーズのあった場所だ。かつては窓越しに談笑しながらお茶を楽しむ人たちが見えたのに、今や「Anna Miller’s」の文字は残るものの、真っ暗な店内とビニールの張られた外窓が残るのみ。何ともさみしい。

アンナミラーズはアメリカ発祥のレストランチェーン。アメリカ料理とホームメードパイが売りで、1973年に1号店が南青山にオープン。多いときは首都圏に20店舗以上を展開していたが、近年は国内最後の店舗として高輪店を残すのみとなっていた。

ミドル世代の人たちにとってアンナミラーズは思い出の場所だろう。

70~80年代と言えば音楽、ファッション、飲食など、アメリカ文化が大量に流入した時代。当時日本になかったパイの数々やコーヒーのお代わり無料サービス、現地の店舗と同じユニフォームなど、アンナミラーズが提供したもてなしの数々はアメリカに憧れていた当時の若者にとって別世界に感じられたのだろうなあ。

アンナミラーズ高輪店(2009年訪問時に撮影)

実は私もそんな雰囲気に憧れて、大学時代にアンナミラーズを訪れたことがある。

ちょっぴり料金はお高めで、コーヒーはお代わり自由だったものの、ケーキと合わせて注文すると1000円を超えたような記憶が。けれどこの世界観に対して料金を払うと思えば、ディズニーランドでの飲食と同じと言うか、納得の値段だとも感じた。

また行こうと思っていたのに、気付いたら日本最後の高輪店さえ閉店してしまった。やはり行こうと思ったらそのときに行くべきなのだなあ。今や思い出の中にしか存在しなのはさみしい限り。

閉店理由について、運営元の井村屋はニュースリリースで次のように書いている。

今回、国土交通省より品川駅西口基盤整備事業に伴う移転要請があり、移転対象となる他店とともに退店について合意し協力することとなりました。
(中略)
店舗としては高輪店同様の集客力が得られる立地候補を検討しておりますが、現在のところ新規出店は未定です。

移転要請があったので、やむにやまれず閉店したってこと?そして決まってはいないものの、どこかに新規出店ができないか立地候補を検討しているよし。

こ、これは……またアンナミラーズに行けると期待していいのかな。たくさんの人の思い出が詰まったアンナミラーズ、再出発のときにはぜひ私も駆けつけて応援しようっと(^^)*1

References
*1ちなみにアンナミラーズ発祥の地であるアメリカでさえ、残すはハワイにある1店舗だけになったらしい。なのに中国・天津には2店舗あるとのこと!?ええ、どゆこと(笑)。日本で復活するのを待つより中国でアンミラ訪問するほうが早いかも(^^;)。
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