The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (178ページ目 (265ページ中))

東京に引っ越してきました

ブログが放置状態になってしまいました。今でも見てくれている人がどれくらいいるのやら…というくらいの寂れ具合ではありますが、自分の「記憶の整理」のような意味でも、久しぶりに投降をしたいと思います。

香川から東京へ異動することになりました。実は7月末の発令だったので、もう東京に引っ越してきています。5年余り過ごした香川を離れるのは、やはりさみしかったです。

生れ故郷の岡山と近いこともあり、なじみやすかったのでしょうか。私の勤めている会社はもともと全国転勤がある会社なので、いつか香川を離れることは分かっていましたが、心の中ではいつまでも香川にいるんじゃないかしらと思っていました。まるで「香川の地元企業に就職した」と、思っていたような気さえします。

香川は私が社会人としてスタートした地でもあります。上司に叱られて落ち込んだときには、瀬戸内海が見える高松港あたりに行き、対岸の岡山…つまり自分の生れ故郷を見つめて「岡山が見守ってくれている」なんて自分を励ましたこともありました。その後、仕事でたくさんの人に知り合い、プライベートでお世話になる方もできました。今ではすっかり香川に見守られ……私にとって香川は第二の故郷です。

香川を離れるときには、たくさんの人が送別会を開いてくれました。送別会って参加している間は楽しくて楽しくて全然泣けないんです。でも会が終わって1人になると、とたんにさみしくて涙がポロポロ出てきちゃう。もともと縁もゆかりもない場所で、こんなにたくさんの人に知り合い、成長させてもらった。それがありがたくて、うれしくて(何だかクサい感じになってしまい、申し訳ありません)。

東京に引っ越してきてから1か月ちょっとたちました。実は、自分でも驚くぐらい「高松ロス」にはまだなっていないんです。何だか、またすぐ香川に行けるような気がしてしまうからでしょうか。

東京はもともと学生時代に住んでいたので、東京は東京で「帰ってきた」ような気分です。とはいえ、社会人として過ごすには初めての場所。香川でたくさんの人に教わったことを思い出しつつ、東京でも気合いを入れてしっかり頑張っていきたいと思います。

高い城の男

きょうは宿直勤務明けで、午後から時間ができたので英語塾に行きました。

プライベートレッスンという一対一の授業を受けていて、これまでは大体イギリス人の男性の先生を付けてくれていたのですが、ここ最近はアメリカ人の女性の先生が多いです。顔がものすごく小さい美人な先生で、わざわざ気を使って付けてくれているのかしら(^^;)。突然びっくりするようなことを言ってきては”just kidding!”(冗談よ)なんて笑わせてくれる、楽しい方です。

それはそうと、水出しコーヒーに初めて挑戦してみました。

私は本当にコーヒーが好きで、お茶のようながぶがぶ飲んでしまうのですが、これからの時期はやはりホットよりアイス。アイスとなると家では作れないので(ホットを冷やしただけではパンチのない味気ない感じになりませんか)またスーパーで紙パックアイスコーヒーの大量買いかなあと思っていたのですが、そんなに飲むならいっそのこと水出しアイスコーヒーを自分で作ってみよう!と思い立ったのです。

水出しアイスコーヒー用のピッチャーと、アイスコーヒー用の豆を購入。ひたすら水を注いでピッチャーをいっぱいにします。

この作業に結構時間がかかるので、最近ハマっているドラマを見ながら作業をしました。見ているのは”The Man in the High Castle”(高い城の男)というアメリカのドラマ。*1Amazonプライムビデオで見られます。

第二次世界大戦でアメリカが敗れたという設定になっていて、アメリカの西海岸は日本が、東半分はドイツ・ナチスが支配しています。サンフランシスコの町並みは(私たちでいうところの)現実と違って、日本語…つまり漢字やひらがなの看板があふれていて、日本人がたくさんいます。一方、ニューヨークにはナチスの鉤十字が至る所で見られるという具合。そうした世界を舞台に謎のフィルムが出回り、このフィルムを巡る争いが人々を巻き込んでいく…という物語です。

日本のかいらい国家である西海岸の日本太平洋合衆国では、日本の文化が至るところで見られるようになっています。突然、坂本九さんの『上を向いて歩こう』が流れたり、越路吹雪さんの『ラストダンスは私に』が流れたり。

きょう見た第8話で流れた曲が印象的でした。

白人女性が歌っているのですが、歌詞は日本語です。

なぜ朝日は輝くの?なぜ海は波打つの?
知らないのね、世界の終わり。あなたの愛は消えた。
なぜ鳥は歌ってるの?なぜ星は瞬くの?
知らないのね、世界の終わり。あなたの愛は消えた。
朝、起きて思う。なぜ普段のままか?
分からないの、分からないの。生きることの意味が。
なぜ私は泣いてるの?なぜ涙が溢れるの?
知らないのね、世界の終わり。これでさようなら、あなた。
知らないのね、世界の終わり。これでさようなら、あなた。
さようなら……

いい歌だなあとインターネットを検索するのですが、全くヒットしない。おかしいなと思ったら、実はカバーでした。スキータ・デイヴィスの”The End of the World”(この世の果てまで)を日本語にしたものでした。

こういうドラマを見ていると英語学習熱もめらめらと湧き上がりますね。字幕なしで見られるようになりたいなあ。

References
*1原作はアメリカのSF作家フィリップ・K・ディックによる歴史改変SF小説です。第二次世界大戦で枢軸国が勝利し、アメリカが東西に分断されている世界を舞台としていて、1962年に発表され、1963年のヒューゴー賞長編小説部門を受賞したそうです。

Amazonで書籍を購入する

ここ数年、古本というものを買っていなかったのですが、数年ぶりに購入しました。Amazonの「マーケットプレイス」という古本販売システムで、購入元はAmazonではなく別の書店になるためプライムの特典*1は利用できませんが、いつも通りAmazonで検索すれば欲しい書籍にたどりつけるので助かります。

購入したのは劉徳有氏の『日本語と中国語』。

毛沢東や周恩来の日本語通訳を務めてきた劉氏のエッセイ。実は高校時代に読んだことがあり、とてもおもしろかった記憶があるんです。図書館で借りた本だったので、ぜひ手元にといろんな書籍を巡ったのですが見つからず。たぶん絶版になってしまったのでしょうね。もう一度読みたいなあとAmazonで古本として購入した次第です。

しかし、その額81円!送料のほうが高いです*2。届いた本を見ると、81円とは思えないほどきれいでした。

高校生のころはこんな本を読んで中国語のことばかり考える変態な学生だったなあ(普通科でしたし)。でも、今でも読んだらやっぱりおもしろいです。雨の音を聞きつつ、お茶を飲みながら読書にふけりたいと思います。

References
*1お急ぎ便が無料で利用できたり、通常配送料が無料になったりするサービスのことです。
*2送料は350円。

地方創生という観点からの公共交通

仕事でおつきあいのある、四国財務局の方に地方創生に関するシンポジウムのお誘いをいただき、参加してきました。

対象としているのが若手の公務員ということで(ちなみに私は公務員ではありません)四国各県から参加者がいらっしゃいました。あまり詳しくないのですが、40代くらいまでは若手に入るそうで、私なんかよりもよっぽど年上のベテランっぽい方もいらっしゃいました。

私が興味深くお聞きしたのは、ことでん=高松琴平電気鉄道の真鍋康正社長のお話。公共の名の付く「公共交通」ですが、運営しているのは民間。どう考えても純粋な民間ではもたない、やっていけないのに、そこに行政との理解にギャップがあると指摘します。

その一例となっているのが両備バスが赤字31路線の廃止届を国に提出した問題。両備バスにとって主要幹線である西大寺線に低価格均一運賃の競合他社が全く同等の路線営業を申請し、それが認可される見通しとなったのです。そのため、主要路線が打撃を被る両備バスが健全な経営を続けるために輸送密度が低い路線を廃止せざるをえないとして、およそ40%もの路線廃止を届け出しました。

両備バスは民間ではあるけれども、公共交通の使命である「人々の足」として輸送密度が低い路線でも運行してきました。それなのに簡単に参入を許してしまえば、末端部のサービスを維持できなくなるのは明らかなはず。「完全自由化なら撤退も自由よ、それでいいの?」という一石を投じた問題だと思います。

真鍋社長はそうした観点からも、ことでんを「理想的な劇的復活」よりも「地道に地域のインフラを担う存在」として維持させるかが重要だと指摘していました。特に少子高齢化が進み、高齢ドライバーによる事故が多発している地方こそ公共交通が担う役割は大きいはずなのに、日本人の中にはどうしても「公共交通は都会のもの、地方はクルマ社会」という誤解があるとのこと。うーん、80になる祖母が今でも毎日のように車を運転する私としても考えさせられます。公共交通を巡る問題は会社と行政だけでなく、私たち一般市民も考えを改めていく必要があるように感じました。

シンポジウムに参加されている皆さん、本当に勉強熱心な方ばかり。6人の方が講演してくださったのですが、私は最後あたりで集中力が切れてしまっていました(笑)。とはいえ、貴重な機会をくれた四国財務局の方には感謝です。運営も本当にお疲れさまでした。

 

菓子で長崎に思いを馳せる

先日会った長崎の同期が買ってきてくれた「桃カステラ」、見た目が美しく、もったいなくて食べられないでいたら、気付けば賞味期限になってしまったので、いただくことにしました。

買ってきてくれたのは長崎は松翁軒の桃カステラ。

桃カステラは出産祝や節句などに尽くる、桃の実を模した縁起のいい長崎の郷土料理だそうです。松翁軒のホームページを見ると、今まさに注文が混雑しているのだとか。3月3日の桃の節句を控えているからなのでしょうか、貴重なものをいただきました。コーヒーと一緒に3時のおやつとして、おいしくいただきました(^^)。

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