The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (3ページ目 (260ページ中))

香港の“冰室”

今日の昼食は香港の料理をいただきました。

向かったのは、近所のショッピングモールに入っている“新紮師兄冰室”という店。“新紮”というのは広東語で「新入り」「新人」という意味なんだそうです。で、“師兄”というのは「先輩」という意味ですが、香港では警察官を指す俗称としても使われているのだとか。つまり“新紮師兄”で「新米ポリス」とか、そういう意味になります。

冰室”というのは日本の漢字で書くと「氷室」、香港独特の飲食店の形態で、冷たい飲み物や軽食を出すカフェみたいなものを指します。その昔、冷房が普及する前の時代は冷たい飲み物を提供する貴重な場所として人気があったそうです。

そうすると店名の“新紮師兄冰室”で「新米ポリスのカフェ」……ど、どういう意味?

調べてみると、香港で80年代に《新紮師兄》という有名なテレビドラマが放送されたそうです。で、この“新紮師兄”(新米ポリス)という言葉もその影響で広く知られているよし。中国でも見られていたのかな。もしかしたら往時を懐かしんで付けられた店名なのかもしれません。

それにしても店内はずいぶん「ピンクピンク」しています。ちょっと“新紮師兄冰室”(新米ポリスのカフェ)という店名が浮いて聞こえます(^^;)。

虾籽鲜虾云吞面”(エビワンタン麺)は私のリクエストで注文しました。香港の空港で食べた味が忘れられなかったからです。コリコリした食感の麺、プリプリのエビワンタン、うーん、おいしいです。アッサリした味なのもいいですね。一番奥に写っているのは“椰菜鱿鱼XO酱粉丝煲”、強いて日本語で言うなら「キャベツとイカのXO醤春雨炒め鍋」といったところでしょうか。にんにくで味付けがしてあり、とても食欲をそそる味。これもおいしかったです。ごはんが進みそう――今日は注文しませんでしたが。

こちらは“香港鼓油鸡”、日本語にしたら「香港風醤油鶏」。中国語で醤油は“酱油”(ジアンヨウ)と言いますが、香港では“鼓油”(グーヤウ)と言うのだそう。日本の照り焼きみたいな味付けで、鶏肉が柔らかくアッサリしていておいしかったです。

広東料理、どれも日本人の口に合う味付けでした。メニューを見るとサンドイッチみたいな軽食から香港っぽいデザートまで、とても充実していました。“冰室”だけあってドリンクもたくさんあり、食事をしなくても楽しめそう。今日が初めての来店しましたが、妻と「もっと早く気付けば良かったねえ」なんて話しちゃいました。また来たいと思います。

パパハンガー

もうすぐ父の日です。帰宅して自室の扉を開けると、ふとカラカラという音が。何かと思って見ると、扉のフックにハンガーが引っかかっています。

私の名前と2025年、そして北京という文字の入ったハンガー。日本に一時帰国していた妻が買ってきてくれました。ダークブラウンのオシャレなジャケットハンガーです。これならスーツを掛けても型崩れしなさそう。お気に入りのブレザーを掛けるのに使おうかな。良いパパになれるように頑張ります。ありがとう!

ラグメン

今日の昼食は蘭州牛肉麺が食べたくなり、以前も訪れたチェーン店「西部馬華」(“西部马华”)に行きました。行きつけだった蘭州牛肉麺の店が閉店してからしばらく「蘭州牛肉麺難民」でしたが、ここの店は結構“いける”のです。

ただ店についていざ注文しようという段になって“拉条子”を食べたくなりました。ウイグル語で言うと「ラグメン」、ウイグルだけでなくカザフスタンやキルギスタンといった中央アジアで広く食べられている手延べ麺の料理です。

注文して20分くらい?料理が来るまでずいぶん待たされました。そしていざ来たら具が小さい!まるでみじん切りのような肉と野菜です。少し残念な思いで食べ始めたのですが、麺はすばらしかったです。特にコシ。本場の新疆ウイグル自治区でもラグメンを食べましたが、あのときに食べた麺と一番近いように思います。

ラグメンは中国語で“拉条子”(ラーティアオズ)と言います。“”(ラー)は引っ張る、“条子”(ティアオズ)は細長いもの、つまり手延べ麺という意味です。ウイグル族の友人と新疆ウイグル自治区を旅行した際、その友人のおばあさんが家の中の小上がりで麺を作っていたのを覚えています。引っ張るというより、両手で麺を挟んで揉む感じ(火起こしの要領です)だったかな。後にも先にもあのとき食べたラグメンが一番おいしかったです。

公衆トイレ

日本で外出中に突然トイレに行きたくなったらどうするでしょうか。

東京や大阪みたいな大都市だと、とにかく商業施設に入るのが早いかな。デパートのトイレはきれいですもんね。あとはチェーンのコーヒーショップくらいならトイレだけ借りに入っちゃうかもしれません。一方、地方はどうでしょう。例えば車で幹線道路を走っていてトイレに行きたくなったら……コンビニ?あとはガソリンスタンドとかかな。

北京の場合どうするか……答えは「公衆トイレ」です。日本で公衆トイレというと公園にあるイメージが強いですが、北京は街中の至る所にあります。なんなら「公衆トイレはこの先○○メートル」みたいな案内まで見かけます。

中国の公衆トイレと聞くと大変劣悪な環境を想像しますが、ひと昔前に比べるとずいぶんマシになりました。中国政府が2015年頃から「トイレ革命」というのを進めたのがきっかけです。とはいえ扉の付いていない「ニーハオトイレ」は多いですけど。

ちなみに公衆トイレもないような郊外に行くとどうするか。1か月ほど前に仕事で中国人の同僚たちと北京郊外に行く機会がありました。車での移動中、激しくトイレに行きたくなったんですね(私が)。で、同僚に伝えたところ、車が入ったのは何とMINI(自動車のです)の販売店!オシャレなショールームに入るなり、同僚は店のスタッフさんに「トイレどこ?」、スタッフさんも「あっち」。同僚とトイレを済ませると、何食わぬ顔で販売店を後にしました。

このブログを初期から見てくださっている方は私が以前MINIに乗っていたのをご存じだと思います。確か「MINI岡山」に初めて行ったとき、車を駐車場に止めるやいなや、2人のスタッフさんが飛び出て迎えに来てくれたんですよね。私は結局、その日に契約したんですけど(笑)。トイレだけ借りにMINIのショールームに入るなんてとてもできません(^^;)。

たとえ火の中、水の中

街中を歩いていると消防署を見かけました。消防車が止まっていて、見た目は日本の消防署とそう変わりません。ただ違うのは中国語でスローガンというか、標語が掲げられている点です。

对党忠诚,纪律严明,赴汤蹈火,竭诚为民。

党に忠誠を誓い、規律を厳しく守り、熱湯に飛び込み烈火を踏みつけ、ひたすら民のために尽くす。最初の「党に忠誠を誓い」っていうのが中国っぽいですね。

3つ目の“赴汤蹈火”というのは熱湯に飛び込み、烈火を踏みつける、日本語でいうところの「たとえ火の中、水の中」でしょうか。つまり「どんな苦しみや困難も恐れない」という意味です。今から15年前の北京留学中に台湾の歌手、羅志祥(ショウ・ルオ)にハマった時期があるんですけど、彼の歌に《愛瘋頭》ってのがありました。歌詞に“赴汤蹈火”があったので、よく覚えています。

你想逛逛月球 101够不够
月をぶらぶらしたいだって?台北101で足りるかな

我背你上顶楼 赴汤蹈火 我为你做
僕がおぶって屋上まで行くよ たとえ火の中、水の中 君のためにするよ

こういう使い方もできるんですね。台北101というのは台湾で最も高いビルです。

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