The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (4ページ目 (260ページ中))

ピンクのアジサイ

職場の前にアジサイが咲いていました。例によって自然植生ではなく、最近になって植えられたものかと思います。日本だとアジサイといえば梅雨の時期の風物詩といったところですが、梅雨のない北京でもそうなんでしょうか。

追記)職場の清掃をしてくれる中国人のおばちゃんに「アジサイ(“绣球花”)が咲いていますね」と話しかけると「アジサイ?どんな花だっけ」という反応でした(^^;)。私が丸い球のような花ですよと話しても「トゲがあるやつだっけ」という感じ。こんな感じのイメージなんでしょうね。

ピンク色の花を咲かせていました。アジサイの色って土壌が酸性かアルカリ性かで変わるんですよね。調べてみると酸性だと青色、アルカリ性だと赤色になるんだそうです。北京の土壌はアルカリ性なので赤色に近いピンクなのかな。一方、日本は雨が多いので*1土壌は酸性です。確かにアジサイと聞くと、私はまず青い花を想像するかも知れません。

References
*1雨水には空気中の二酸化炭素が溶け込んで弱酸性になっているそうです。加えて雨が多いと土中のアルカリ分が流されるので、土壌が酸性になるのだそうです。

チャイナポップス

今日は日本人の同僚と飲み会、建国門にある日本式の居酒屋に行きました。なんちゃって日本料理店も多い北京で日本の味がいただけるとあって、うちの職場では御用達です。

飲んでいると、うちの老板*1が「そりゃあ歌を歌って発散させなきゃなあ」とか「あまり飲み過ぎると、このあと『歌』があるから」なんて言って、明らかにカラオケに行きたそう(^^;)。

今の時代、職場メンバーみんなでカラオケに行くのは「何とかハラスメント」にひっかかりかねないのかもしれませんが、私の職場はみんな歌うのが好きなので2次会は満場一致でカラオケに。職場の人と一緒にカラオケなんてコロナ禍を経て数年ぶりです。中国にもカラオケはありますが、日本の歌が少ないんですよね。うちの職場には中国語の歌を知らない人もいるので、日本のカラオケが歌える麦子店の「カラオケ一番館」に行きました。

それでも案の定、中国語の歌を歌うことに。私は任賢齊(リッチー・レン)の《對面的女孩看過來》を熱唱。すると「最近の歌手?」なんて言われてしまいました。ええー、うそーん!これ1998年リリースの歌ですよ。私が中国語を学び始めた頃は「知らない人はいない」くらいの歌だったのに、こんな感じなんですね。もしかしたら中国国内でも若い人だと知らないのかも。

それでも先輩と台湾版の花より男子《流星花園》の主題歌、庾澄慶(ハーレム・ユー)の《情非得已》を歌ったり、あとは老板と王菲(フェイ・ウェン)の《紅豆》を歌ったりして、ひと昔前の古き良きチャイナポップスで盛り上がりました。

 

References
*1中国語で“老板”(ラオバン)とは「ボス」という意味。中国に駐在する日本人の間では日本語を話しているときも自分の会社の上司を指して「うちの老板」(うちのボス)なんて言います。

消えた「第1ターミナル」

妻と娘が1週間ほど日本に帰国することになり、空港に見送りに行きました。

1歳3か月になる娘は何度目の国際線でしょう(数えたら9回目でした)。私が岡山で過ごしていた幼少期には、まさか将来こんなに日本と外国を行き来する生活になるとは思いませんでした。ま、今回は私は北京で留守番ですけど。しばらくは独身生活です。

そういえば北京首都空港には第2ターミナルと第3ターミナルがありますが、第1ターミナルって全然聞かないですね。少なくとも私は一度も利用したことがありません。地図アプリで第1ターミナルを調べると“暂停开放”(当面閉鎖)と表示されます。一方、中国のSNSを調べると第1ターミナルは現在“西区卫星厅”(西エリアサテライトホール)として使われているという情報も。謎の第1ターミナル、真相が気になります。

弱冷房車はじめました

地下鉄に乗ろうとしたら、こんなものを見つけました。

日本にも「弱冷房車」ってありますよね、アレの中国版です。日本にははないですけど、中国には“强冷”ということで「強冷房車」も用意されているようです。

ところで、この「弱冷房車」って極めて日本的なサービスですよね。冷え性の方のために用意されたんでしょうが、そういう配慮が日本っぽいなあと思います。調べてみると日本で最初に導入されたのは1984年の京阪電気鉄道なんだそうです。もう40年以上前からあったんですね。一方、北京地下鉄に導入されたのは2023年と、ごく最近のよう。中国でも日本っぽい配慮が重視されるようになった証左かもしれません。

大連で海鮮

大連に出張しました。2回目の大連ですが、雰囲気が良いですね。ロシアや日本が統治していた頃の歴史的建造物が残っていて街並みがオシャレ。あと気候がちょうど良かったです。北京の1か月ほど前といったところかな。北京はすでに気温が30度を超す日も出てきていますが、大連は涼しくて気持ちよかったです。

仕事を終え、時間は午後9時を回ろうとしている頃でしたが、せっかく大連に来たので中国人の同僚と夕食に繰り出しました。

海に囲まれた大連は海の幸が有名です。ということで、海鮮料理の店に行きました。向かったのはタクシーの運転手さんに教えてもらった“日月昇海鲜码头”。有名なチェーン店で、大連市内に何店舗かあるようです。

中国の海鮮料理店は店内に大体こういった水槽が並んでいます。魚、貝、エビ、とにかくいろいろいて、まるで水族館のようです。中国では生きたまま売ることに価値があるんでしょうね。日本だと築地みたいな市場に行っても並んでいるのは基本的に「締められた後」の魚ですから。

中国は広い国なので、同じ生き物でも場所によっていろいろな名前で呼ばれることがあります。例えばタコ、私は教科書で“章鱼”と学びました。これがおそらく最もメジャーな名前ですが、こちらの水槽には“活蚆蛸”と書かれています。“”は日本語でもタコという意味で使われますが、“”とは見たこともない漢字です。

調べてみたところ、やはり“蚆蛸”はこの地域でのタコの呼び方のようです。特に大連の普蘭店区でとれるタコは“普兰店蚆蛸”と呼ばれ、有名なんだとか。

料理の注文は中国人に任せるに尽きます(^^)。店員さんとやり取りしながら手際よくアレコレ注文してくれました。

左の茶色っぽい料理は“海肠捞饭”。あんかけごはんみたいな感じですが、コリコリ弾力のある食材が入っています。何だろう?まあ、いいや、おいしいおいしい――と食べたのですが、後で調べると、これが料理名にある“海肠”(海腸)で、正体はゴカイやミミズの仲間の「ユムシ」でした。少し衝撃的な見た目なので、気になる方はご自身で検索して見てください。こんな

真ん中の料理は“韭菜炒海兔”。ニラとイカを炒めた料理です。料理名にある“海兔”は何だろう。ウミウサギ?調べてみると「アメフラシ」と出てきます。確かに中国語で“海兔”は「アメフラシ」のようですが、ここで言う“海兔”は大連の言葉でイカ、それもホタルイカみたいな小型のものを指すようです。あっさりした味でおいしかったです。

こちらは“鲅鱼水饺”、サワラの水餃子です。餃子の具に海鮮を使うのが新鮮です。食べてみると、予想以上に魚という感じ。私は魚が好きなので、これは結構いけます。

こちらは“家焖杂拌鱼”といって、魚を味噌で煮込んだ料理です。中国人の同僚は「雑魚ですよ」なんて笑いながら言っていましたが、実際その通りのようで、大小さまざまな魚をごった煮にしたものだそう。大連では家庭料理として親しまれている「昔ながらの味」なんだとか。魚の旨みと味噌の香りが合わさって絶妙な味でした。

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