The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (82ページ目 (262ページ中))

毽子(ジェンズ)

昼食を食べに会社の外に出ると近所の広場(日本でいうところの小さい公園でしょうか)で大人5人が集まって“毽子”(ジェンズ)をしていました。

中国の伝統的な遊びで、日本の「蹴鞠」(けまり)に似ています。バドミントンの羽根のようなものを蹴り合う遊びで、写真だとちょうど地面に付きそうなところに写っているのが“毽子”です。中国では至る所でよく見かけます。サッカーのリフティングのように、上手にやるんですよね。

今日見かけたのは30~50代と思わしき方々。キャッキャッはしゃいでいましたが、日本でも会社員が昼休みにバドミントンをしたり、バレーボールをしたりするのと同じような感じでしょうか……いや、私自身はそんな会社員が本当にいるのか見たことないんですけど(笑)。

Netflix版「ワンピース」

今日の話ではなくて恐縮なのですが、先日Netflixで配信の始まった実写版「ONE PIECE」を見ました。日本の漫画史上最高の発行部数を誇る尾田栄一郎氏の同名コミックを実写化した作品です。

ONE PIECE | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
麦わらの一味とともにいざ、大海原へ! 若き海賊モンキー・D・ルフィは、ひとつなぎの大秘宝を求めて冒険の旅へとこぎ出していく。国民的人気漫画を実写化。

最初に白状しておくと、私は継続的に漫画「ワンピース」を読んでいた人間ではありません。高校時代でしょうか、弟が集めていた漫画を読ませてもらった記憶はあります。当時出版されていた漫画全巻を読みましたが、今や細かいストーリーまでは忘れてしまいました。1999年に放送が始まったアニメ版も第1話を見たことは覚えていますが(確か小学4年生でした)それっきりです。

そんな言い訳をした上で、ですが、それなりに楽しめました。逆に私くらいの「理解度」のほうが楽しめるんじゃないかとも思いました。まだ第1話しか見ていませんが、すでにゾロとナミが仲間に入りました(漫画版ではもっと時間をかけて仲間になるんですよね)。原作ファンにとっては「展開が早すぎる」と感じるかもしませんし、逆に「ワンピース」を全く知らない人からすれば「ゾロ?ナミ?誰?」と思ってしまうかもしれません。私くらいの理解度があり、けど適度にストーリーが分かっていないくらいが(笑)テンポ良く楽しめるのかなと感じました。

ちなみに私は英語で見たんですけど、日本語の吹き替えはアニメ版と同じ声優さんが担当しているんですね。これ、日本人だからこそ楽しめるポイントかもしれません。英語も味があって良かったですが、またぜひ日本語でも見てみたいと思います。

オッペンハイマー

中国で先月30日に公開されたばかりの映画『オッペンハイマー』を見に行ってきました。世界初の原子爆弾を開発し「原爆の父」と呼ばれた物理学者、ロバート・オッペンハイマー氏の生涯を描いた作品です。日本での公開は日付さえ決まっておらず、インターネット界隈ではその理由をめぐって様々な憶測が出ています。そんなこともあって中国で公開された折には是非見に行ってみたいと思っていました。

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新しいパスポートをゲット

先日手続きしたパスポートの更新が完了し、朝から日本大使館に受け取りに行ってきました。

パスポートの顔写真面に「発行官庁」という項目があります。古いパスポートは”MINISTRY OF FOREIGN AFFAIRS”(外務省)でしたが、新しいものは”EMBASSY OF JAPAN IN THE PEOPLE’S REPUBLIC OF CHINA”(在中華人民共和国日本国大使館)となっていました。何だか、ちょっぴりレア感がありますね。これから10年間、どうぞよろしくお願いします。

さて、パスポートの更新が完了したこれからが大変です。なぜなら中国国内の居留許可*1や銀行口座などさまざまな登録情報がパスポートと紐付いているので、今回そうした情報も合わせて更新しないといけないのです。パスポート番号が変わっちゃっていますからね。

クレジットカードの番号が更新後も変わらないようにパスポート番号も変わらないようにしてくれたらありがたいんですけどね。そうできない事情があるのでしょうか。ここ数週間は手続きなどに忙しくなりそうです。

References
*1中国国内に外国人が住んでも良いことを示す、現地の公安局が出している許可のことです。

格差社会

今日、外で昼食をいただいたあと、職場へ戻る道すがら映画館があったのでちょっとトイレを借りに寄りました。そこで見つけたのが、こんな掲示です。

映画館の清掃員を募集する掲示です。

シネマコンプレックス清掃員を募集

1:映画館の客席清掃
2:シネマコンプレックスホール、およびエレベーター・エスカレーターの清掃
3:化粧室の清掃
4:周囲の清掃
5:その他の割り当て
勤務時間
朝8時からシネマコンプレックス営業終了まで、時間は12時間/14時間
応募条件
1:58歳以下、体の健康な者
2:苦労に耐えられ、勤務態度の真面目な者
3:関連する業務の経験者は優先
備考欄:月に4日の休日付与、住宅提供。
給料4200元~5000元
その他、長期アルバイトも募集(時給18元)

これを見て、私は正直「結構しんどい仕事だなあ」と思いました。

月に休みが4日しか与えられず、1日に12時間~14時間の勤務。中国の(失礼ながら、とっても汚い)トイレなどを清掃し、1か月にもらえる給料は多くて5000元(約10万円)。応募の条件には“吃苦耐劳”(つらい目や苦労に耐える)とまで書いてあります。日本のパート従業員でも待遇はもうちょっといいんじゃないでしょうか。今や北京の物価、特に住宅・家賃は日本を超す勢いで高騰しています。月に5000元の給料では贅沢もままならないでしょう。

こんな言い方をしては身も蓋もありませんが、確かに清掃の仕事に学力は必要ありません。応募してくるのは地方出身の出稼ぎ農民工……と言ったところでしょうか。少なくとも名門大学を卒業した中国人が応募することはないかと思います。しかし、たとえ農民工の方であったとしても暮らすのは北京わけで、これじゃあねえ……ちょっと厳しいんじゃないかと感じます。

私もたまに映画を見に行きますが、作品によっては150元(約3000円)近い料金がかかります。日本と同じか、それ以上です。それを簡単に払える人が北京にはウヨウヨいる一方、その映画館を清掃している人は1か月約10万円の給料なわけです。日本では少し前に「格差社会」という言葉をよく聞きましたが、今は中国にも当てはまるのかもしれません。

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