The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

カテゴリー: たべもの (18ページ目 (58ページ中))

バイク便でスープを配送

今日は土曜日ですが休日出勤。お昼になり、久しぶりに日本のラーメンが食べたくなって「一風堂」のデリバリーを注文しました。北京にも「一風堂」があるのです。

麺がのびないようスープは別に梱包されていて、手元に届いてから自分で麺と具材の入った容器にスープを注ぎます。で、発熱材が一緒に梱包されているので、これを使って温めます。以前も何度か注文したことがあり、スープを入れようとすると……スープが入っていない~~!!お腹がぺこぺこだったので、このまま食べてしまおうかという考えが頭をよぎりましたが……いや、ラーメンはさすがにスープがないと食べられません。

こんなこと中国でデリバリーを利用するようになって初めてです。店に電話をすると丁重に謝罪があり、スープを届けてくれるとのこと。店員さんにデリバリーの受付番号、私の携帯電話の番号と会社の住所を伝えました。

しかし、どうやって届けてくれるんでしょう?このスープの入っていないラーメンを届けてくれたのは日本で言うウーバーみたいな出前サービスのお兄ちゃんです。彼がもう一度店舗に戻るんでしょうか。それとも「一風堂」の店員さんがバイクや自転車に乗って届けに来てくれるんでしょうか。

しばらくすると私のスマートフォンにSMSが届き、“闪送”が私宛にお届け物を配送していると通知が来ました。“闪送”というのはバイク便みたいなサービスで、同じ都市であれば60分以内に荷物を配送してくれるサービスです。

届いたSMSのリンクをクリックするとこうした画面が立ち上がり、配達員がどのあたりを走っているか見ることができます。フードデリバリーではおなじみのサービスですが、バイク便でもこうして見られると便利ですね。

20分くらいで届きました。袋の中にはスープと発熱材、そしてコカコーラの缶。コーラは注文していないですけど、おそらく店舗からのお詫びの品ということなんでしょうね。

しかし日本でこれだけのことをしたら、一体どのくらいの料金がかかってしまうでしょう。そもそも日本のウーバーイーツは料金がお高いですもんね。で、スープを入れるのを忘れたから、バイク便を使って追加で届ける。一体合計でいくらかかっているラーメンなのか!と思っちゃいます。どれもこれも人件費の安い中国だからこそできる技ですね。

ヘルシーランチ

今日の昼食はあまりいつも行かないカフェでいただきました。ヘルシーな健康食をテーマにしているようで、サラダなんかのメニューも大変充実していました。私がいただいたのは“煎牛肉能量碗”。日本語にすると「炒め牛肉のエネルギーボウル」といった感じでしょうか。

牛肉はステーキみたいに分厚かったですが、赤身のためアッサリしています。アボカド、レタス、ブロッコリー、にんじん……といろんな野菜が載っていて、ちょこんとキムチも添えられています。ボウルの下には雑穀米らしきものも入っていて、ビビンバみたいに混ぜて食べました。

牛肉が目立つので「ガッツリ系」に見えますが、野菜のほうが圧倒的に量が多いので、サラダで腹を満たしたような感じ。正直、食後は満腹になったのかどうか分からない感じです(^^;)。中国は今、こうしたヘルシー系のレストランも増えていて、留学時代を思い出すと隔世の感です。

大理2日目

大理出張2日目。今日は朝から頭が痛かったです……高山病でしょうか。

いつもならこうした頭痛も時間が経てば収まってくるのですが、今日は夕方を過ぎても続きました。ガンガンした痛みで、こんなのは久しぶりです。

頭の痛みを堪えて日中に仕事をこなし、夕方に「大理古城」に来ました。

名前だけ見ると古い町並みが残っていそうですが、その実、今や立派な観光地です。土産物店や飲食店が建ち並び、すっかりテーマパーク化しているように感じます。こういうところを見ると大理が「観光業に依存している」というのがよく分かりますが、新型コロナウイルスの感染が拡大していた間はどうしていたんでしょうね。

ただ、そんな心配も過去の話でしょう。だってコロナ禍の明けた今はこんな感じ。大理はもともと中国屈指の観光地ですが、子どもたちが夏休みに入っていることもあって親子連れの姿が特に目立ちました。いやあ、この人の多さでは、頭痛が治るどころか余計に痛くなりそうです(^^;)。

大理出張、最後の夜にいただいたのは“石板烧”(石板焼)。その名の通り、石の板の上で肉や野菜を焼いて食べる料理です。石の上で食材を焼いて食べるのはどうやら地元の「ペー族」(白族)という少数民族の文化のようで、大理の至る所に店がありました。

肉や野菜があらかじめ決まっているセットを注文。あと雲南省といえばキノコも有名ですから、単品で注文しました。なんとマツタケが68元(約1400円)。とても日本ではいただけない値段です。

ワクワクしながら食材を焼き始めましたが……肝心な石が温まっておらず、全然焼けません。ジュージュー音を立てて焼けるようになるまで15分近くかかったでしょうか……お腹はぺこぺこなのに、これじゃあ生殺しです。薄い肉はあっという間に食べきり、あとは野菜で腹を満たすような感じでした。マツタケも香りを感じず?これは本当にマツタケだったのかしらん(笑)。

結局この店も観光客向けだったんでしょうか。ちょっと残念な夜でした。

大理1日目

中国南西部、雲南省の大理に出張に来ました。

地図で見ると分かりますが中国の南西部に位置し、すぐ近くがミャンマーやラオスという場所です。北京から飛行機で向かいましたが、それでも約4時間かかりました。

大理には「白族」(ペー族)という少数民族が多く住んでいて、その独特な歴史と豊かな自然で古くから観光地として有名な場所です。あとは石が採れることでも有名ですね。日本でも「大理石」なんて言いますが、その由来がまさに大理です。

大理の西部にはヒマラヤ山脈へ続く山々がそびえています。かなり高い山々に見えますが、そもそも大理自体が海抜2000メートルなんですよね。気温も北京に比べたら相当涼しく感じます。

そして海かと見まがうほどの巨大な湖……「洱海」(じかい)です。琵琶湖くらいあるんじゃないかしらと思ったのですが、さすがにそこまではないようです。調べたら琵琶湖の4割くらいとのこと。汚染水の流入も少ないようで、ひと目で分かるほどきれいな水でした。

大理に到着してまずいただいた食事は“过桥米线”(過橋米線)。雲南名物の麺料理です。宿のすぐ近くにあった、小さな食堂みたいな店に入りました。

鍋に入った煮えたぎるスープと麺・具材が別々に運ばれて来てます。で、目の前で一気に入れてくれます。初めてだったので知りませんでしたが「過橋米線」はこういうものなんだそうです。ちなみに一緒に行た中国人の同僚は「あらかじめ火をしっかり通してほしい」とリクエストしていて、この場合は厨房ですでに調理されたものが運ばれてきました。

こんな感じです。この麺が「米線」といって米で作られています。同じように米から作られているビーフンに比べると、もう少し太いかな。具材は野菜やキノコ、あとハム?みたいなのも入っていました。スープは鶏ガラでしっかり味が付いています。

ちなみに料理名の“过桥米线”(過橋米線)とは「橋を渡る米線」という意味ですが、なぜこんな名前になったのか気になっていたところ、店内で由来が説明してありました。

昔、雲南省の蒙自という場所に夫婦が住んでいた。科挙を目指す夫は湖に浮かぶ島で勉強し、妻は橋を渡って料理を届けるのが日課だった。しかし熱々の料理も届く頃には冷めてしまう。ある日、妻は鶏ガラスープの米線を届けた際、表面に浮かぶ鶏油の膜に保温効果があることを発見。そこで米線と鶏ガラスープを別々に分けて届け、食べる直前に混ぜたところおいしく食べることができた。夫は妻が「橋を渡って」届けてくれるため、これを「過橋米線」=「橋を渡る米線」と呼んだという。

名前の由来となった物語よろしく、いただいた「過橋米線」は火傷しそうなほど熱々でした。

ちなみに夜も地元のおいしい店に行きました。昼間に仕事でご一緒した方が「せっかくだから地元の人間しか知らない店を紹介する」と言ってくれたのです。

で、連れてこられたのがこんなところ。路地裏の路地裏みたいなところです。1人だったらとても入りづらい雰囲気ですが、連れてきてくれた方曰く「大理は観光客向けの店が多く、地元の人に愛される店はこういう路地裏にある」とのこと。

いただいたのは「木桶魚」という料理。調べたところ、発祥の地はどうやら四川省のようです。

大きな木の桶で魚を煮るので、こういう名前なのかな。火は使わず、桶の底に熱々の焼け石を入れていました。魚のほか、チンゲンサイ、キュウリ、さらにはトマトといった、あまり鍋の具材っぽくないものも入っていましたが、おいしかったです。魚は川魚だったかと思いますが、あっさりした味付けで泥臭くありません。何の魚だったのかなあ。聞くのを忘れてしまいました。

暑いときこそ熱いものを

北京は今日も暑いです。暑いと冷たいものが食べたくなるものですが、無性にアツアツの麺が食べたくて食べたくて。お昼のランチは職場から少し歩いたところにある麺料理の店に向かいました。

街路樹の葉が生い茂っています。これだけ木があれば日本だとセミの声がすごいでしょうが、北京は静かです。聞いたことのない「セミかしら」という鳴き声を耳にすることはありますが、日本で定番のミンミンゼミやアブラゼミとか、あんな感じじゃないんですよねえ。何の鳴き声なんだろう。

店に着く頃には汗だくでしたが、それでも食べたい!ということで「蘭州牛肉麺」をいただきました。アツアツなので、いただいているとこれまた汗が噴き出すんですが……うーん、おいしい。これで16元(約310円)だからたまりません。

ちなみに中国では「暑いときこそ熱いものを」という考えがあります。例えば、真夏に汗をダラダラ流しながらあつーいお茶や白湯を飲むとか。ちょっと私には理解できなかったのですが、熱いものを口にすれば汗をかき、結果的に体温を下げることができる……という考えによるもののようです。

だとすれば、この暑い日にアツアツの「蘭州牛肉麺」をいただく私の選択はあながち間違っていなかったのかもしれません……ただ、暑いことに変わりありませんでしたが(^^;)。

«過去の 投稿 新しい 投稿 »

© 2025 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑