The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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ラクサ

今日は昼食に「ラクサ」をいただきました。行ったのは三元橋にある「ラクサクイーン」(“叻沙娘娘”)という東南アジアの料理を扱ったレストランで、妻が見つけてくれました。

とてもおいしかったです。私が過去に食べたことのあるラクサは太麺でしたが、こちらはビーフンのような細麺でした。プリプリの大ぶりなエビが添えられ、スープも海鮮のダシがよく効いていて、ココナッツミルクのマイルドな感じとよく合っています。

ラクサはシンガポールやマレーシアでよく食べられる料理です。ただ、私はどちらにも行ったことがないので本場の味を知りません。それどころか、初めてラクサというものに接したのはカップヌードルの「シンガポール風ラクサ」を食べたときです。今思えばあくまでカップヌードルなんですけど、ラクサのマイルドなスープが程よく再現されていて、とてもおいしくいただきました。

カップヌードル シンガポール風ラクサ
まろやかなココナッツミルクをベースに、スパイスの辛みをきかせた濃厚なスープが特長です。別添の「特製ラクサペースト」でレモングラスのフレッシュな風味を加えることにより、クセになる味わいに仕上がります。

シンガポールに旅行に行ったことがある妻は現地で食べたことがあるようですが、おいしいと言って食べていました。中国版の食べログと呼ばれる“大众点评”を見ると「シンガポールよりマレーシアのラクサの味に近い」という口コミがありました。私に味を比較する術はありませんが、少なくとも本場に近い味を再現できているは確かなのかもしれませんね。

店内の装飾も東南アジア風で、色鮮やかで見ていて楽しかったです。

天井に大きな文字で“砂拉越叻沙”と書いてありました。調べてみると“砂拉越”はマレーシアにある「サラワク」という州の中国語表記なんだそうです。つまり“砂拉越叻沙”で「サラワクラクサ」、マレーシアのサラワク州で食べられるご当地ラクサなわけですね。サラワクラクサは食べる直前に「カラマンシー」という柑橘類をしぼるとのこと。おお、確かにすだちのような柑橘類が一緒に出てきました。すると口コミで見かけた「マレーシアのラクサに近い」という投稿にも納得します。

娘の1歳の誕生日

今日、2月22日は娘の1歳の誕生日でした。

この1年を振り返ると、万感胸に迫る思いがあります。海外で初めての子どもを海外で生む、それ自体が私と妻にとってなかなかのライフイベントでした。出産の瞬間、私も産婦人科医の中国語を日本語に同時通訳しながら立ち会ったのは良い思い出です。

出産直後、妻にガンが見つかって手術を受けることになりました。生まれたばかりの娘は日本から手伝いに来てくれていた母に託し、私は妻の手術に立ち会い。まさか娘を生んだ病院で、わずか1週間後に妻が手術を受けることになるとは夢にも思いませんでした。手術は成功。しかし中国の医師からガン転移の可能性があるため速やかに再検査をしたほうが良いと助言されました。

その結果、私たちは生後わずか1か月の娘を抱いて日本に緊急一時帰国しました。再検査の結果、ガンは転移していないことが分かりました。ただし念には念を入れるため日本でも再度手術を受けることになり、妻は数週間入院、娘は私の実家が預かり、私は仕事があるため一旦中国に戻って日本との間を行き来することになりました。つまり家族3人がバラバラになってしまったのです。

妻は2度の手術に耐え、奇跡的にも全身からガンが全くない状態になりました。医師からも北京に戻って良いというお墨付きをもらい、今は家族3人みんな北京で暮らすことができています。今も1年に数回は日本に帰国して再検査を受ける必要はあるものの、通常の暮らしに戻ってくることができました。一時は単身で北京勤務を終える覚悟をしていたくらいですから、本当に奇跡的といっても良いかと思います。

この1年を経て「普通に暮らせる」ことがいかに尊いことか、心にしみて実感しました。それだけに娘の1歳の誕生日を無事に、そして家族みんなで迎えられたことに本当に感謝しています。

よく葬式は亡くなった本人のためのものではなく、残された人たちの心の安定のためにあると言います。そうすると、誕生日も同じですね。私は幼い頃、誕生日は自分のためにあると思っていました。しかし実際には本人ではなく親が感謝するためにあるんじゃないかと思います。父親になった今、ますますその思いを強くしています。

娘が生まれて1年間、たくさんの人が私たち家族のために力を尽くしてくれました。そのどれが欠けても、私たちはやってこられなかったと思います。本当にありがとうございました。そして娘も頑張ってくれました。健康に1歳を迎えてくれてありがとう。これからもよろしくね。

中国のガソリンスタンド

中国は日本と同等か、それ以上の自動車大国です。少し世代が上の人は中国と聞くと大量の人民服を着た人が自転車に乗っている様子を想像するかもしれませんが、それも過去の話。北京や上海といった都市部であれば一家に自動車1台という家庭は決して珍しくありません。

「それは都市部の話であって農村部はまだまだなんでしょ」と思われるかもしれません。それはその通りです。けれど面積の広い中国では「都市部の人口」だけで日本の総人口の10倍近いのです。絶対数だけ見れば日本を遙かに超す多さの自動車が走っています。

自動車大国であることを証明するように北京市内の至る所にガソリンスタンドがあります。私の職場の近くにもガソリンスタンドがあるんですが、いつも車が引っ切りなしに訪れています。

給油だけではありません。このガソリンスタンドには全自動洗車機があるんですが、こちらも朝から晩まで行列ができています。いつも大体4、5台かなあ。北京は土埃がすごいので、車がすぐに砂だらけになります。洗車が欠かせないんでしょうね。洗車機に並ぶ車の列を見ているだけでも中国の自動車大国ぶりが伺えます。

中国のガソリンスタンドには数字が書いてあります。こちらの場合92、98、そして95。どうやらガソリンの種類のようです。日本のガソリンスタンドだとレギュラー、ハイオク、そして軽油の3種類が一般的ですが、そのことを言っているのかな。そもそもガソリンの種類ってどう違うの(^^;)。

調べてみると、レギュラーとハイオクの違いは「オクタン価」の違いだそうです。オクタン価とはガソリンの燃えにくさを示す数値で、オクタン価が高いほど「ガソリンが燃えにくい」んだとか。ガソリンは異常燃焼するとエンジンに問題が起きる「ノッキング現象」が起きやすく、ガソリンが燃えにくい=オクタン価が高いほどノッキング現象が起きにくい……そういうわけのようです。なるほど「ハイオク」はオクタン価が高い(ハイ/high=高い)からそう呼ばれるわけですね。

日本で流通しているレギュラーのオクタン価は91程度、ハイオクだと98以上だそうです。中国のガソリンスタンドに書いてある数字もオクタン価のことを示していて、つまり92と95は日本のレギュラーガソリンに相当し、98はハイオクガソリンに相当するというわけです。

と言うことは、中国で「レギュラー満タン」と言うなら「92号ガソリン満タン」と言わないといけないわけですね。うーん、数字だと紛らわしいから覚えておかないと忘れてしまいそうです。

 

 

 

ひな人形

先日ひな人形を出して飾りました。先日、岡山は倉敷の美観地区で購入したひな人形です。

三段飾りということになるでしょうか。コンパクトですが三人官女もいます。

私は男兄弟ばかりの家庭に育ったので、ひな人形にあまり親しまずに育ちました。母が玄関先に小さなひな人形を飾っていたかなあ。本当にそのくらいで、その意味や由来を詳しく知らないまま今に至ります。そもそもひな人形の「ひな」って何?娘も生まれたことですし、少し調べてみました。

ウィキペディアの請け売りですが、平安時代に子どもたちが小さな人形を使って遊ぶ「ひいな祭り」というものがあったそうです。この「ひいな」はサンスクリット語で小さいという意味がある「ヒナ」が語源ではないかということ。男女一対のおひな様は天皇皇后両陛下の結婚式を表していて、女の子が将来良縁に恵まれるよう願う意味合いがあるのだそうです。なるほど、子どもが生まれて初めて意識する伝統もありますね。

ちなみに中国語では「ひな祭り」を何と説明するんでしょう。ひな祭りを漢字「雛祭り」にして中国語でそのまま“雏祭”と読む言い方もあるでしょうけど、それでは中国の方々は分からないでしょうね。ここは“女儿节”(女児節)=女の子の日なんて言うのがいいでしょうか。

歩いて出勤

今日は遅番だったのでゆっくり出勤しました。とても良い陽気だったので、いつも降りる会社の最寄り駅「建国門」のひとつ前「朝陽門」で下車し、歩いて会社に行きました。

朝陽門と聞くと、多くの人が「朝陽門という門があるところ」と思われるでしょう。かつて存在しましたが1958年に取り壊され、今は地名に残るのみです。オフィスや商業施設が建ち並び、中国の外務省(中国語で「中国外交部」と言います)もここにあります。

中国ではどの道にも名前があります。なんとか街とか、なんとか路といった具合です。この写真の場合、中国外交部の南を走る道なので「外交部南街」と名前が付いています。

中国では片側4車線もありそうな大きな道から、住宅と住宅の間を縫うように通る細い道まで、ほぼ全ての道に名前があります。なので北京でタクシーに乗るときは「○○路と○○路の交差点」と指定することが多いです。もっとも最近は配車アプリを使ったライドシェアが普及したので運転手に直接行き先を伝える機会はめっきり減りましたけど。

日本では再び寒波が再来しているようですが、北京はマシな気温が続いています。日中の最高気温は5、6度くらいまでしか上がりませんが、もっと寒かった時期を思い出すと大分暖かくなりました。私は運動音痴な人間ですが、歩く分には全く苦を感じないタチで、暖かくなるとこうして散歩をしたくなります。

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