The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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おのぼりさん

きょうは結婚指輪を見に銀座へ行った。

宝飾品には全くと言っていいほど詳しくなく、そもそも自分の指輪のサイズだって知らない。ぶっちゃけた話、結婚指輪もあってもなくてもという感じだが(笑)*1妻はやはりほしがっているし、とりあえず「まあ、このブランドくらいは知っているよね」という店舗を2つ訪問した。

どちらの店舗も立派な店構えで、中に入るのがためらわれるほど。東京に出てきて長くなるが、こうした銀座のお店に入るのはやはり緊張する。気持ちはおのぼりさんだ。しかし入店するとそこそこの客がいて意外だった。ブランドによって店員の雰囲気もまた違って、例えばアメリカのブランドT社の場合、「うちこそ世界が認めるブランド」というような自負?みたいなものが感じられた(笑)。確かに商品は立派。もちろんそれだけのお値段はするけれど、宝飾品に疎い私にもそのよさがよく分かった。一方、日本企業のブランドY社の場合「T社ほどのブランド力はないけれど、品質保証やサービスは責任を持ちます!」といった日本っぽい企業姿勢が感じられた。店員さんの接客について言えば、T社よりY社のほうが何倍もよかった。

つまりのところ、商品デザインの好みやブランド力を取るならT社。けれどこまやかなアフターケアや品質保証を取るならY社というところか。何度も言うが、Y社は店員の接客が本当によかったので「この方からなら買いたい」とさえ思ってしまった。両店舗でも買うならこれじゃない?という指輪は見つけたが、もう少し悩みたいという妻の気持ちを尊重して購入はしなかった。

References
*1おそらく私は結婚指輪を買ったとしても、四六時中つけているというよりふだんはしまっておいて、特別なときだけつける……という使い方になるような気がする。

新型コロナを感じる

1か月ほどせきが止まらない。

風邪のように「ごほごほ」出るわけではなく、胸の深くからこみ上げるように出てくる。黙っていればあまり問題ないが、しゃべりだすとせきが出そうになって結構しんどいのだ。

これまでも年に数回こうした症状が続く時期があった。熱もないしだるさも感じない。味覚もしっかりあるので、新型コロナウイルスではなさそうだ。今回もすぐ治るだろうと思っていたのだが、一向にやまない。新型コロナウイルスの感染流行が第7波に突入した今、せきが続くと周りの目も気になるので病院にかかることにした。

いざ電話で予約をすると、せきが出る場合は「発熱外来」の扱いになるという。特に今は新型コロナウイルスへの感染を疑って受診する人が多いので、病院の裏口から入るように指示された。

パーティションで区切られた場所に待機していると、医師と思われる男性がやってきて診察をしてくれた。熱を測り、パルスオキシメーターで酸素濃度を調べ、聴診器で胸の音を聞く。一応せきは新型コロナウイルスの症状なので、無料でPCR検査もしてくれるらしい。長い綿棒のような道具を口にくわえ、唾液をしみこませた。

診察はこれで終わり。あれ?これじゃ新型コロナウイルスかどうかを調べに来たみたいじゃないの。私はせきの止まらない原因が知りたかったので「どういう診断になるんですか」と聞いたら「せきぜんそくか気管支炎でしょう」とずいぶんそっけなかった。息を機械に向かって「フ~」と吐いて呼吸を調べるとか、いろいろな検査はやらないの?

「薬を処方しますから、それでも改善しなければそれからです」。

そ、そうですか(^^;)。私のあとにも発熱外来の患者が次々来ていたので、そちらも忙しいのだろう。病院のカウンターからも発熱外来の予約を受け付けている電話の声がひっきりなしに聞こえてきた。周りに新型コロナウイルスの患者がまだあまりいないので実感しなかったが、増えているんだなあ。ふと新型コロナウイルスを身近に感じる一日だった。

家なき子

家を引き払ったため、宿無しになってしまった。

と言うのが、家を引き払ってすぐ中国へ出発する想定だったのだ。ビザは7月中に出るだろうと踏み、飛行機も8月の頭の便を予約。ところがビザが一向に出ない。飛行機はキャンセルし、出国は延期。しかし家については管理会社と退去予定日の契約を交わしてしまっていたので、延ばすことができない。おそらく次の入居者の募集を始めてしまうのだろう。

数日は妻の家に泊まらせてもらっていたのだが、それもワンルーム。在宅勤務の日もあるようで、私が家にいると少々やりづらそう。妻は別にいいと言ってくれるのだが、私が気にしちゃう(^^;)。

そんなこともあって、ウィークリーマンションを契約した。即日入居できる物件を紹介してもらい、浅草近くの家に住むことになった。

契約のやりとりはすべて電話・ネットで、店舗を訪れることはなかった。契約書をメールで送ってきてくれるので、私はそれを印刷し、記入・なつ印したものをスキャンしてメールで送信する。鍵はポストの中にあり、事前に教わった暗証番号を入力して取り出した。

テーブルやソファー、それに冷蔵庫や洗濯機といった基本的な家具は備え付けなので助かる。今まで住んでいたエリアから結構離れることになったので、とても新鮮な気持ちだ。

岡山行

金曜・土曜・日曜で実家のある岡山に帰っていた。祖父母に妻の顔を見せてあげ、妻にも私の生まれ育った場所を紹介してあげたかったというのが一番の目的だ。

金曜の夕方に岡山に到着し、両親と外で食事をした。両親は両家の顔合わせの際に妻の顔を見ているが、当時はお互い緊張していただろう。お酒を飲みながら、ざっくばらんに会話できてよかった。

土曜は私の生まれ育った地元を紹介して回った。3年前に亡くなった父方の祖母の仏壇にも線香をあげ、結婚したことを報告。おばあちゃんっ子だったので、もし生きていたらとても喜んでくれただろう。通っていた小学校を訪れたり、いつも遊んでいた公園を見せたり、単なる私の自己満足だが、妻は埼玉生まれで岡山に詳しくないので純粋にさまざまな景色を楽しんでくれていたように思う。

夜は母方の祖父母宅を訪れ、両親も一緒に夕食。妻の顔を見るのは祖父母のたっての願いだったので、かなえられて本当によかった。祖母はいつも通りという感じだったが、祖父は少し緊張していたかもしれない。食卓には祖母特製のポテトサラダなど私の好物がたくさん並んだ。酒を飲みながらいろんな話で盛り上がり、本当ににぎやかだった。夜は祖父母宅に宿泊。

翌日、祖父が何か書き物?をしていた。祖父が席を立ったときにこっそりのぞき込むと、次のようなことを書いていた。

孫夫婦が岡山を訪れた。お嫁さんはとても落ち着いていて、初めて会ったような気がしない。なかなかできた子です。

もっといろいろ書いていたようだが覚えていない。けれど、とても喜んでくれているのは分かった。私たちが家を出るとき、祖父ははち切れんばかりの笑顔で「本当におめでとう」と、私と妻の手を握ってくれた。

結婚は誰のためにするというものではないが、それでも周囲、特に祖父母が喜んでくれているのを見ると、本当によかったと思う。妻には岡山にいる間いろいろと気を使わせただろう。妻にも感謝感謝、お疲れさま。

結婚しました

朝9時から引っ越しの荷出し。なんとか間に合った……いや、ギリギリ間に合っていないのか?

とても手際いい業者だった。運び出しだけでなく梱包作業までしてくれた。ソファーも、テーブルも、デスクも、どれも巨大な段ボールでクルクルッと包んでしまうのだが、この手際が本当にいいのだ。段ボールをチョキチョキと切って、ガムテープで貼り合わせて、とたんに巨大な「家具ケース」をこしらえてしまう。

海外というと確かに荷物の取り扱いが粗雑な印象がある。私が中国に留学していたころも、日本から届いた段ボール箱が「どんな扱いをしたのか」と疑問に思うほどボコボコに潰れた状態で届いていたなあ。それを思うと、海外の引っ越しでは家具の保護は大切なのだろう。

引っ越し作業は6時間ほどで終わり、午後は彼女と一緒に区役所に婚姻届を出しに行った。

事前に入念に調べていたので不備があるとは思っていなかったが、あっという間に受理されて少々あっけなかった。

そもそも結婚という話も中国に赴任が決まってからあれよあれよという間に進んだこともあり、正直実感が湧かない。区役所を出てから彼女……というより、今や妻となったパートナーと向き合って「これからよろしくお願いします」と、お互いペコッと頭を下げ合った。

夜は安いチェーンの居酒屋で祝杯を挙げた。いや、もっといい店で飲んでもよかったけれど、きょうが荷出しだったこともあって余裕がなかったのよ(^^;)。それでも「おいしいね」と笑顔で食べる顔を見ていると、この人を選んでよかったと感じる次第。

皆様、夫婦ともども、これからもよろしくお願いいたします。

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