The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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娘と歩いてドイツ料理へ

今日はドイツ料理やビールのいただける“申德勒加油站西餐厅”(シンドラーのガソリンスタンド・西レストラン)に行きました。日壇公園の南門近くにあるレストランです。

自宅から「滴滴」に乗り、車はレストランのある南門ではなく北門で降りました。と言うのも、北門から南門にかけて散策して向かおうと思ったからです。

娘には笛付きのサンダルを履かせたので、歩く度にピヨピヨというか、チュッチュッ!と音が鳴ります。私も小さい頃に履きましたし、日本ではよく見かけますよね。中国では珍しいのか、皆さんこちらを一瞥します。で、娘は娘でジーッと見つめ返すので、向こうはニコッと笑ってくれます(^^)。些細なやり取りですが、中国の人たちは本当に小さい子どもが大好きなんだなあと感じる瞬間です。

うーん、相変わらずおいしい。ここのソーセージは本物の味です(ドイツに行ったことはないですけど)。中国のソーセージって、日本や世界で食べられるものと味が少し違うんですよね。ひと言で言うと「甘い」。中国では街なかの至る所でソーセージを売っていますが、おいしそうな見た目に惹かれて購入すると大体ガックシします。期待していた味と違うからです。けれど、ここのレストランのソーセージは本物です(何度も言いますが、ドイツに行ったことはありません)。

ちなみにこのレストランに最後に来たのは2年前のクリスマスでした。厳密に言うと、ここ日壇公園ではなく望京にある店舗でしたが、当時はまだ娘はいませんでした。生まれる直前でしたね、妻のお腹が大きかったですから。それが今では娘と公園を散策してから来られるようになりました。

ウルトラマン展

朝陽大悦城というショッピングモールで期間限定のウルトラマン展が行われているそうで、行ってみました。ウルトラマンは中国語で“奥特曼”と書きます。発音すると「アオタァーマン」みたいな感じ。日本語のウルトラマンより、英語の”Ultraman”の発音に近いかもしれません。

1歳の娘にはまだウルトラマンを見せたことはありません。そもそも女の子ですし――はい、このウルトラマン展は私が見たかったのです(^^;)。と言うのも、私は小さい頃、ウルトラマンが大好きでした。平成生まれだというのにお気に入りはシリーズ第1作目の初代ウルトラマン。思えば私の昭和好きは当時から始まっていたのかもしれませんね。

入場チケットは大人2人で129元(約2670円)、そこそこします。1歳の娘は無料でした。

入場してまず迎えてくれたのは「ウルトラマンタロウ」。娘はこの像を見て震え上がってしまい、私や妻にしがみついて離れなくなってしまいました。この大仏みたいな見た目が怖かったのかしら。あるいは会場で大きな音が流れていたので、びっくりしてしまったのかもしれません。

ちなみに「ウルトラマンタロウ」は中国語で“泰罗·奥特曼”と書くようです。“泰罗”は「タイルォ」という発音なので、タロウを音で表記したんでしょうね。中国語でも“太郎”って書いちゃうのかなと思ったらそうではありませんでした。

おお、このオレンジ色の服は「科学特捜隊」の制服ですね。

こちらは三面怪人ダダです。人間を標本として採取するために地球にやって来ました。物体をすり抜けたり人間に憑依したりと超能力を持っていて、常に心臓の鼓動のような不気味な音を発しています。ダダが登場する回はまるでホラー映画を見ているようで怖かったことを思い出します。

ウルトラマンと戦っている右の怪獣は宇宙恐竜ゼットン。初代ウルトラマンの最終回に出てきて、ウルトラマンを倒した最強の怪獣です。その名前もラテン文字の最後の文字「Z」(ゼット)と、50音表記の最後の文字「ん」を組み合わせて「ゼットン」、つまり最後の怪獣という意味を持たせたんだそうです。

会場には各所にこうしたウルトラマンの人形が並んでいましたが、正直に言って作りは「チャチい」感じでした。というより、展示会そのものが全体的に物足りなかったです。会場の広さに対して展示されているものが少ない。中国だからしようがない……と思いつつ、これで大人2人で129元は高いんじゃないかと思いました。それもあってか日曜日だというのに会場はガラガラ。いるにはいましたけど、みんなこれで満足したのかしら。

とは言え、中国でウルトラマン展が開かれるということ自体には隔世の感を覚えました。

ウルトラマンは中国で1993年に初めて放映され、昔から親しまれてきた大人気コンテンツです。しかしその人気さがゆえに以前の中国ではニセモノや海賊版が横行し、無許可でウルトラマンの映画が製作・放映されたこともありました。その後、中国では知的財産権保護の意識が高まり、今ではこうして正規の形でウルトラマン展が首都・北京でも開かれるようになりました。

今、中国ではキャラクタービジネスが急成長しています。中国でも大人気のウルトラマンはその急先鋒を担うコンテンツになるんじゃないでしょうか。

順義虎楽園

今日は北京市北東部の順義区にある「順義虎楽園」に行きました。その名前の通り、トラを飼育・展示している施設です。

北京市中心部から車で50分くらいでしょうか。郊外ということもあり、来園客がそこまでいませんでした。今の中国は本当どこに行っても人・人・人なので、人が少ないだけでもありがたいです。

園内にはトラ以外の動物もいました。こちらは“黑熊”、日本語だと「ツキノワグマ」ですね。こちらの動物園は“互动”(ふれあい)を売りにしていて、動物にエサやり体験ができるようになっていました。結構たくさんの人がエサやりを体験していたようで、私たちはやらなかったですけど、展示エリアに近付くとみんなエサをほしそうに近寄ってきます。

アルパカもいました。体毛はカットされて、すっきりした体型をしています。

ウシです。白黒なので、これはホルスタイン?ということになるのかしら。人懐っこく顔を近付けてきて「モォ~~」と鳴いていました。

フタコブラクダです。このラクダさんも人懐っこく顔を近付けてきます。目に長い睫毛がはえていて、端麗な顔立ちです。

こちらの施設の主人公、トラです。午後の昼下がりはあまり動かないのか、座り込んでゴロゴロしていました。近くで見ると迫力がありますねえ。あくびをしたときに見える牙もするどいです。こんな動物に襲われたらひとたまりもないです。

ここには“虎餐厅”(トラレストラン)という施設もあり、トラを眺めながら飲食を楽しむことができます。私たちは食事はしませんでしたが、お茶をいただきました。相変わらずトラはゴロゴロしていましたが、たまにのそっと起き上がってガラスの前をテクテク歩いてくれました。娘も本物のトラを目の前にして、手を叩いて喜んでいました。

でも四方を客席に囲まれて常時人間に眺められているトラを見ていると、得も言われぬ気持ちを抱いてしまいました。このトラたちはこれまでも、これからもこの狭い空間で食事をする人間に鑑賞されながら暮らしていくんですよね。トラの気持ちなんて知る由もないんですけど。ラクダなんて広い飼育エリアがありながら柵にしっかり縛られていました。“互动”(ふれあい)という名の下に人間の子どもたちから干渉され続け、動物たちは内心どう思っているんでしょう。

日本だと動物の飼育環境がずいぶん重視されるようになっているようです。2021年の記事ですが、日経新聞が専門家が選んだ「動物も喜ぶ飼育環境の良い動物園10選」を掲載していました。

動物も喜ぶ飼育環境の良い動物園10選 保護や研究に力 - 日本経済新聞
動物福祉の観点から飼育環境の改善を図る一方で、希少種の保護や研究に取り組む動物園が増えつつある。新型コロナウイルスの感染拡大で出向くのは難しくなったが、先駆的な取り組みをしている施設を専門家が選んだ。1位 よこはま動物園ズーラシア680ポイント 非公開の運動空間確保世界の動物を「アジアの熱帯林」や「アフリカのサバンナ」など、本来の生息環境に配慮し地域別にすまわせている。飼育スペースが広いうえに

最近だと札幌の民間動物園「ノースサファリサッポロ」の飼育展示が動物保護の観点から不適切と批判されましたが、この点、中国はまだ及ばないと言わざるを得ません。

日本の動物園だってかつては同じだったでしょう。そもそも自分だって他の生物の命を犠牲にして生きていますし、こんなことを言うと「動物園」という存在自体を否定することになってしまうと思います。けれど中国で飼育される動物を見ていると毎回こういうことを考えてしまうんです。

やがて哀しき動物たち哉
今日は娘を連れて動物と触れ合えるプレイグラウンドに行きました。ショッピングモールの中にある施設で、割引サービスを使って「大二小一」*1が124元(約2500円)でした。店員さんから6回入場できる回数券のほうがお得だと力説されましたが、物は試しに来た程度ですし、やっと1歳になったばかりの娘を連れて今後5回も来るかな?という思うところもあって丁重にお断りしました。この施設は衣料品店や雑貨店と並んで入居していて、面積も他店舗と同じくらいでした。アルパカをはじめ、ヤギ、ネコ、ウサギ、それに...

娘を喜ばせてあげようと来たのですが、どこか悲しい気分が抜けないまま施設を後にしました。

References
*1大人2人と子ども1人。

ピクニック日和

今日は北京に駐在する日本人家族同士で朝陽公園にピクニックに行きました。

参加したのはうちも含めて全部で4家族。みんな同じくらいの月齢の子どもがいる、もともと妻のママ友繋がりです。パパさんはみんな私と異なる業界で働いていて、何もなければ知り合うことはなかっただろうなあという職業の人も。こうして新たな出会いをもたらしてくれる子どもに感謝です。

食事はピザを公園の入口までデリバリーしました。日本でピクニックとなるとお弁当を用意して行くか、行きしなにスーパーでお総菜を買うことが多いと思います。こうしてお店の料理を公園まで届けてもらえるのは出前文化の普及している中国ならではかもしれませんね。

レジャーシートは各々の家庭で用意することになっていたのですが、うちは「せっかくだから」ということで折りたたみイスや組み立て式のミニテーブルも購入して持って行きました。でも、そこまで用意してきているのはうちだけ。で、Bluetoothのワイヤレススピーカーで音楽を再生したら、他のパパさんから「よくキャンプやピクニックをするんですか」と聞かれちゃいました。アウトドアの玄人に見えたのかしら、いえいえ「にわか」です(^^;)。

今の北京はまさに“春意盎然*1といった気候のピクニック日和で、とても気持ちが良かったです。ただ日が当たると少し暑かったかな。日を遮ってくれる簡易テントみたいなものがあっても良かったかもしれません。ああ、そんなことを考えていると、またアウトドア用品メーカーのサイトを眺めてしまいます。中国でもコロナ禍の間に「3密」*2を避けられるキャンプがブームになって新興のアウトドア用品メーカーがたくさん生まれたんですよね。それに値段も日本より安いのです。これを機に私も本格的にグッズを揃えてキャンプとかデビューしようかしらん(^^)。

References
*1春らしい雰囲気がみなぎっているという意味の中国語。
*2何だかこの言葉も今や懐かしく聞こえますね。コロナ禍の間に厚生労働省などが掲げた、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために密閉・密集・密接=3密を避けましょうという意味の標語です。

迷子紐

出勤途中、地下鉄のホームドアでこんなものを見つけました。

危险:为了您和家人的安全,在上下车过程中,请勿使用防走失绳。
危険:ご自身とご家族の安全のため、乗降車の際は「迷子紐」のご使用をお控えください。

私は「迷子紐」と訳しましたが、ほかに「子ども用リード」「チャイルドハーネス」という呼び方もあるようです。紐(ハーネス)を子どもの体や荷物にくくりつけて親が常に握っておくもので、子どもが急に路上に飛び出して事故に遭ったり、迷子になったりするのを防ぐために使われます。

日本では「犬の散歩のようだ」とか「奴隷制度を思い出させる」などという意見もあり、まだまだ普及しているとは言えないようです。一方、欧米の方はよく使っていますよね。ここ中国でもたまに見かけることがあります。私も当初は迷子紐に良いイメージを抱きませんでした。まるで子どもの自由を奪っているように見え、わざわざ紐で繋がなくてもいいじゃないかと思っていたのです。

しかし子どもができた今、考えがずいぶん変わりました。最近になって娘を外でちょこちょこ歩かせるようになりましたが、本当にどこに歩いて行くか見当が付かないのです。私たちが手を引っ張っていたって、アッチに行くのかと思ったらクルッと方向転換してコッチに行きます。自動車が行き交う道路でこんな感じに歩かれちゃ、もう、こちらは心臓がいくつあっても足りません。あとは目を離した隙にいなくなってしまわないかという不安もあります。中国では今も誘拐がニュースになることがあり、親が後ろを向いている間に複数の男たちが子どもを抱えて走り去ってゆく……なんて防犯カメラの映像を目にすることがあります。

もちろん手を繋いでいればいいわけですけど、どうしても両手の塞がるときが出てきます。そんなときに子どもと迷子紐で繋がっていれば、もちろん過信はできませんけど、安心感がずいぶん違うと思うのです。それでも周りからアレコレ言われることはあるでしょう。けれど子どもを守ってあげられるのは親しかいないわけですから、自分たちにとって何が一番かということを優先させたいものです。今は紐がなくて警告音で知らせてくれる「デジタル迷子紐」みたいなものも発売されているよし。いろいろ研究してみよっと。

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