The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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来週、日本に一時帰国します

来週の土曜日から日本に一時帰国します。私の勤めている会社では健康診断を受ける名目で1年に1回、経費は会社負担で日本に帰らせてもらえるのです。日本滞在中には人間ドックと職場にいる産業医の問診を受けますが、それ以外は1週間ほど自由に過ごすことができます。

この1年の中国生活を振り返ると、それなりに楽しんでいます。一足遅れて中国入りした妻も北京での暮らしに慣れてきたようです。私が学生時代に留学していた頃と比べると中国は格段に便利になりました。日本の商品はインターネット通販で簡単に買えますし、日本料理店も増えたので食に困らなくなりました。駐在員として中国にいるので、留学生時代に寝泊まりしていた寮に比べるとずいぶん広い部屋に住まわせてもらっています。日本で住んでいた家と比べても広く、とてもありがたいことです。

それでも日本に帰ることに、どこかワクワクしてしまいます。今中国にいられるほうが「特別」なのに。日本に帰ったらあの人に会おう、あそこに行こう、あれを買おう、あれを食べよう……やりたいことがあれこれ思い浮かびます。数年前に中国人観光客の「爆買い」が話題になりましたが、その気持ち、今の私ならよ~く分かります。ああ、思いっきり日本の海鮮を食べたいなあ。内陸の北京では海の魚が本当に高価なのです。

でも真面目な話、ベビー用品は日本で大量買いしたいと考えています。妻と「買うものリスト」を作っていて、帰国時には「アカチャンホンポ」や「西松屋」といった店をめぐる予定。あとは電化製品ですね……日本製の電化製品を買うなら日本が一番です。安いし、種類もあるし。私も妻も一時帰国の際にスマートフォンを買い換える予定のほか、ちょこちょこ家電を買い揃えるつもりです。

そんなことばかり考えているので、職場にいる中国人の同僚に「すっかり国慶節で日本旅行に行く中国人みたいな顔になっていますよ」と言われてしまいました(^^;)。いや、今回ばかりはそれで良いのです。中国人並みの旺盛な購買意欲で祖国の経済に貢献したいと思います。

ちなみに「一時帰国」って中国語でうまく言えないですね。日本語だと「連休に一時帰国します」って言えますけど、中国語で“长假期间暂时回国”と言うと、うーん、“暂时”(一時的)という部分が強調されて「今回は一時的な特別な帰国」と聞こえます。日本語の場合、海外赴任や留学を終え、日本に戻ることを「本帰国」と言うので「一時帰国」という言葉が生まれたんでしょうね。

中国語で「一時帰国」は何と言えばいいのか。考えてみたのですが、ここは“回国一趟”、あるいは“回一趟国”でしょうか。“一趟”で行って戻ってくる、一往復の回数を表しています。つまり帰国するけど「また戻ってくる」というニュアンスが加わりそうです。けれど、そうすると「本帰国」はいよいよ中国語で何と言えばいいか(^^;)。難しいです。

追記)

職場の中国人の同僚に聞いたら、やはり中国語で直接「本帰国」と言い表すのは難しいと教えてくれました。“结束任期回国”(任期を終えて帰国)とか“结束留学回国”(留学を終えて帰国)と言うしかなさそうです。

モルモットが逃げませんでしたか

ふと職場近くの植え込みに白い紙が置いてあるのに気付きました。

紙が飛んでいかないように石で重しがしてあり、メッセージが書かれています。

谁的无毛豚鼠丢了,在这里捡到先带回去了。
どなたかスキニーギニアピッグを逃がしませんでしたか。ここで拾ったので連れて帰っています。

中国語で“无毛豚鼠”、日本漢字で書くと「無毛豚鼠」ですが、これで「スキニーギニアピッグ」なんですね。モルモットの一種で、中国語名の通り毛がない品種なんだそうです。

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メッセージには拾った方の電話番号も記されていて、ここにショートメッセージを送ってほしいと書いてあります。

モルモットなんてウロウロ動き回るでしょうから、こんな植え込みの目立たない場所にメッセージを残しても飼い主が気付かないんじゃないかと心配してしまいます。でも飼い主にとっては家族同然だったでしょうから心配しているでしょうね。無事に飼い主の元に戻れたらいいなと思います。この紙がいつまでここにあるか、観察してみよっと。

中国2年目

最近の北京はめっきり涼しくなりました。昼間になると30度近くになりますが、さすがに超すことはありません。

日陰を歩いていると涼しくて気持ちが良いです。朝晩も涼しくなって、日が暮れると「何だか肌寒いかも」と思ってしまうほどです。

何だか懐かしい感じだなあ……と思ったら、私、ちょうど去年の今頃に中国に入国したんですね。今頃というか昨日ですから、今日から私の中国駐在は2年目。去年は中国がまだ「ゼロコロナ」政策の下にあり、入国後は10日間の隔離措置がとられていました。だから北京の街なかに出たのはもうちょっと先ですけど。

もう1年なのか、まだ1年なのか、正直自分でも分からないです。多分、来年も同じことを言っているんだと思います。自分の取り柄はマイペースなところだと思っているので(異論は認めます)今やるべきことをコツコツやっていきたいと思います、はい。

日中、段ボールの扱い方にも違い?

先日、X(旧ツイッター)でこんなポストが話題になっていました。

追記)その後、ポストは限られた人しか見られないよう変更されたようです。

投稿者は段ボールの角が潰れていることに腹を立てています。一方、このポストを話題にする人たちは「中身が無事なら別に良いだろ」など、どちらかというと投稿者の過剰反応だと指摘している方が多いように見受けます。

このやり取りを見て、私は中国での配達物の扱われ方を思い出しました。

これ、私が今日見た光景です。大小さまざまな段ボールが転がっていますが、捨てられているわけではありません。配達されるのを待っている立派な荷物です。中国でこうして配達物が地べたにばらまかれたり荒々しく扱われたりするのは日常茶飯事。自宅に届く頃には段ボールの角が潰れているどころか、破けたり穴があいたりしていることもあります。

去年、妻がまだ日本にいた頃に段ボールで荷物を中国に送ってもらったら、あまりに変わり果てた姿で届いたので唖然としたことを覚えています。

段ボールの変わり果てた姿
先週、日本にいる妻にEMSを送ってもらった。出国する際に手荷物として持って行くと重くなるので、いくつかの荷物を別送するようにしていたのだ。EMSだと本来数日で届くはずなんだけど、えらく時間がかかった。追跡サービスで荷物の所在はずっと確認していたが、中国の税関での手続きに時間がかかっているようだった。新型コロナウイルスの感染対策か何かで厳しいのかなあと思っていたら、妻から「マヨネーズじゃない?」と言われた。インターネットで調べてみると、マヨネーズは卵を使っているので禁制品だとするページがいくつか出て...

それに比べて、冒頭に紹介したポストの段ボールは角が少し潰れてはいるものの、まだまだきれいだと思います。全体像が見えないので何とも言えませんが、少なくとも写真に写る段ボールの表面部分は汚れているように見えません。

私個人の思いを言うなら、日本の過重包装はもう少し見直されていいと思います。たまに段ボールの中に段ボールが入っていることもありますもんね。あと私なんかは、いくつもいくつも段ボールが消費されるのも気になっちゃって、Amazonで複数の商品を注文する際は必ず「できる限り商品をまとめて発送」を選ぶようにしています。

もちろん投稿者の方が言いたいことも分からないわけではありません。特に電化製品といった扱いに慎重を要するものを届けてもらう際に段ボールの角が潰れていたら、私も気になると思います。どんな扱いを受けたんだろうって。こういうとき、いつも日本と中国って足して2で割るくらいが一番良いんですけど、どちらも両極端だなあと感じてしまいます。

夜の巷を徘徊する

日本では3連休の中日……なんでしょうけど、私は昨日(土曜日)も仕事だったし、明日(月曜日)も仕事。と言うことで、夕方までしっかりとのんびりさせていただきました。けれど動いていないとそれはそれで不安になるもので、夕方からカメラを片手に散歩をすることにしました。

散歩のゴールはショッピングモール「ソラナ」。身重の妻は公共交通機関を使って来てもらい、モールで合流することに。

亮馬河がきれいにライトアップされていました。

優雅に釣りを楽しんでいる人たちの姿がポツポツ。何度もここのブログに書いていますが、私が留学していた頃の亮馬河は汚かったです。さらに前はもっと汚かったらしく、特に臭いがすごくて亮馬河付近の通行を避ける人もいたそう。それを考えると、こうして川べりで釣りを楽しむのは隔世の感でしょうね。さすがに釣った魚は食べないでしょうけど。

家を出てから1時間ほどでショッピングモール「ソラナ」に到着しました。この時点で午後7時半頃でしたが、まだまだ賑わっています。

先に到着していた妻と合流。けど「ソラナ」は特に見ることなく、後にしました。中国のショッピングモールって、なぜこうも「購買意欲」が沸かないんでしょうね。どの店も単調なショールームみたいな感じで、買いたい!買い物をしたい!という気持ちに全然なれません。

夕食は散歩の途中、亮馬河沿いに見つけた「八剣伝」に来ました。言わずと知れた日本の焼き鳥居酒屋チェーンです。私の実家(岡山)の近所にも店舗があって、数年前に亡くなった祖母が好きでよく行きました。調べてみると大阪が発祥なんですね。

それはそうと、この店は日本の「八剣伝」と同じとこが経営しているんでしょうか?それとも中国によくある名前だけ「パクッた」パターン?調べてみると、どうやら日本でチェーン展開する会社が経営している正真正銘の「八剣伝」で、2023年9月時点で北京には2店舗あるようです。

メニューを見てみると、おお、日本の「八剣伝」にありそうな料理がたくさん載っています。日本の「八剣伝」は大衆居酒屋というか、飲み物も料理も安めの価格設定ですが、比べると北京の「八剣伝」はちょっぴりお高め。とは言え北京の日本式居酒屋ならこんなもんでしょう、といった感じです。自家製だという「つくね」は大変おいしかったです。あと「八剣伝ギョーザ」、ちょっぴりチープな焼きギョーザなんですけど(笑)ああ「八剣伝」のギョーザってこんな感じだったと思い出させてくれる味でした。

店内にも席はありますが、この時期は川沿いのテラス席でいただくことができます。いやあ、このオシャレな雰囲気の中で「八剣伝」の焼き鳥をいただくギャップがたまらない。まして涼しくなったので本当に気持ち良かったです。今日の散歩の一番の収穫はこの店を見つけたことですね。

けど北京の冬は、とてもではありませんけど屋外で食事なんてできません*1。するとこんな気持ちの良い食事が楽しめるのはあと2か月ちょっと……というとこでしょうか。まあ、店内で食事をすれば良いんですけど、北京の短い秋が惜しく感じます。

References
*1寒いときはマイナス10度を下回ることもありますから。
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