The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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北京隔離生活7日目

中国北京での隔離生活7日目。今日からもう朝食をアップするのはやめた(笑)。

昼食はこんな感じ。左上のおかずは味付けこそ多少中華風だったけど、ハンバーグのようだった。

そして右上のは”土豆丝“ですな。日本語的に言えば、ジャガイモの細切り炒めというところか。日本でもよく作ったが、私は酢を多めに作るのが好き。お酒が進むのよー、今はお酒無いけどね。

隔離生活も今日で1週間。施設スタッフに電話を掛け、いつ出られるのか確認してみた。

求められている隔離は10日間。私は9月19日に入国したので、普通に考えると29日が満了日になる。しかし私は19日の夕方に隔離施設に到着したので、その日はカウントされず、30日が満了日となるらしい。もし誰かに迎えに来てもらうなら30日午前と伝えておきなさい、とのことだった。

あと4日間かあ、長いなあ。けれど最悪の事態は免れそうだ。というのが中国は10月1日から国慶節という、建国記念日の大型連休に入ってしまうのだ。現地の携帯電話を契約したり銀行口座を開設したり諸々の手続きをしておこうと思ったら、店が開いている9月30日中に済ませなければならない。30日午前に解放されるのであれば何とか主要な手続きだけでも済ませられそうだ。

夕食はクリスマスかっ!というくらい大きなチキンだった。

隔離施設を出たら一番に何をしたいかなあ。まず冷たいビールを飲みたいかな。あとはおいしいコーヒーも飲みたいなあ。自宅ではお茶のようにコーヒーをがぶがぶ飲む人間なので、持ってきていたドリップパックコーヒーは飲みきってしまった。

北京隔離生活6日目

中国北京での隔離生活6日目。

今日の朝食。今までのブログを見られていたのか、ついに”油条“が出てきた(笑)。最近の朝食はゆで卵だけいただくような感じになっていたが、あれだけ自分で”油条“と言っていたのだから……と今日は全部いただいた。ちなみに”油条“のわきにあるのはもち米シューマイ。

そうこうしていたら、あっという間に昼食が出てくる。気付いたら、毎日弁当の写真しかアップしていないじゃないか(笑)。中国駐在のバタバタな日常をつづるはずが、まさかこうして食事情をアップし続けることになるとは。いやー、だって部屋から1歩も出られないし、ましてや今日は日曜日でとても静かだからねえ。

隔離生活も6日目になり、窓から見える景色にも見慣れてきた。当初こそ施設スタッフとのやり取りがあったが、ここ数日はとても静かだ。隔離生活を快適に過ごせるようインターネット環境だけは気合いを入れて準備してきたので、部屋でNetflixやTVerも視聴できるし、日本にいる妻ともLINEで通話が出来る。それだけにふとした瞬間「あれ、ここは日本だったっけ」と思ってしまう。

私のスマートフォンにはまだ日本の天気予報アプリが入っているので、台風15号が関東に最接近した昨日はひっきりなしに「豪雨予報」なんて通知を送ってきた。え、雨?と外を見るとピーカンと晴れているので「ああ、そうか、ここは北京だった」と気付く始末。

夕食は鶏肉と大根、にんじんを煮込んだ料理。カレーっぽい味付けだったけど、クミンかな。

明日で中国に入国して1週間。

長いようで短いようで……いや、やっぱり長いかな。日本が外国人観光客の受け入れ再開に舵を切ったこともあって日本に行きたいと思っている中国人は多いだろうけれど、帰国時にもれなく隔離を求められるんじゃ、いくら日本が規制を緩和したって普通の人は行きにくいよねえ。とは言え、この国が隔離を無くす選択肢を採るのは「ゼロコロナ政策」を放棄するときだろうから、そう簡単には無くならないだろうけれど。せめてもうちょっと期間が短くならないものかな、というのは思う。

ムラのある忙しさ

出国直前になっていろいろと仕事が立て込んできた。

私が新型コロナウイルスに感染したために中国赴任が遅れた責任も感じていたので、自分から名乗り出て働いていたところはあるんだけれど。来週の月曜日が出国予定だというのに普通に働いている私の姿を見て、同僚からは「本当にギリギリまで働かされるんですね」と声を掛けてもらうも、じゃあ名乗り出なければよかったのかというと、そういうわけにもいかないしねえ。

仕事を終えて滞在中のウィークリーマンションに戻ってからは荷造り。

部屋にとっちらかった荷物を集めてスーツケースに詰めると、これがまた入りきらない。出国が延びたせいで新たに購入したものが増えたのだ。まあ、そうなるだろうなというのは薄々気付いていたけど(笑)。ううむ、いくつかは段ボールに詰めて別に送るしかないかなあ。

ランチをごちそうになる

同じ部署の先輩で、今は別会社に出向している方からランチのお誘いを受ける。

この先輩も中国駐在の経験があるので、仕事の話だけでなく生活面のことなどいろいろアドバイスが聞けて大変参考になった。とても気さくな方で、おまけに岡山出身の同郷という親近感も手伝って、とても話がしやすい。みんな「何でも聞いていいよ」とは言ってはくれるものの、内容によっては聞きにくいこともあるもんねえ*1

予定では来週月曜日が出国予定日。いよいよだなあ。

搭乗予定のフライトは北京への直行便なので、中国到着後の隔離も北京で行うことになる。そういえば北京の隔離ホテル情報を調べていなかったと思い、ツイッターにつぶやいている人がいないか検索してみると……うわあ(絶句)。清掃が行き届いていないとか、そもそもホテルではなく「売れ残りのぼろぼろマンションだった」など悲惨な声が相次いでいる。一方、まあまあなホテルもあったようで、ツイッターでは「ホテルガチャ」*2という言葉も出ていた。いずれにせよ「とてもよかった」と言えるホテルはなさそうだ。

うーん、隔離中のことを考えてもうちょっといろいろ用意したほうがいいかなあ。

References
*1特に金回りや待遇面のこととか(^^;)。
*2「ガチャ」はカプセル入りおもちゃが出てくる「ガチャガチャ」や「ガチャポン」の「ガチャ」。出てくるおもちゃがランダムで選べないのと同じで、「ホテルガチャ」も「どのホテルになるかはランダムで選べない」という意味。

はなまるうどん中国撤退

きょう日経新聞の電子版で「はなまるうどん」が中国から撤退を決めたことを知る。

吉野家ホールディングスは傘下の「はなまるうどん」が中国から撤退することを決めた。上海のはなまるうどん運営子会社を年内にも清算する。2011年に中国に進出して店舗網を拡大してきたが、現地での需要を捉えきれず徐々に採算が悪化。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、現地で都市封鎖が頻発したことによる客数減も響いた。

日経新聞電子版の記事から

この記事を読んで自分の中国留学を思い出した。と言うのが、私も当時上海の「はなまるうどん」に行ったことがあるのだ。記事によると上海に進出したのは2011年らしい。私が行ったのは2011年5月だったので、おそらくできてすぐの頃だったのかな。

はなまるうどん上海メトロシティ五番街店(2011年5月撮影)

当時北京に留学していた私にとって、上海はまるで「日本」。特に徐家匯*1には日本発祥の商業施設、例えばサンマルクカフェ、無印良品、フランフラン、セガミなど何でもあり、留学生活でちょっぴり日本が恋しくなっている私の心を満たしてくれるので、北京から上海に行くたびに寄ってはお世話になっていた。

上海のはなまるうどんの代表メニュー「はなまるうどん」(写真右・2011年5月撮影)

当時注文したのは、名前そのままの「はなまるうどん」(”花丸乌冬面“)。「かけうどん」に肉だんごが2個載ったようなメニューで、値段は23元、当時のレートで約290円だった。

客は中国人と日本人が半々くらいで、ほぼ満席。ずいぶんにぎわっていたので中国でも日本のうどんは受け入れられているんだなあと思っていただけに今回の中国撤退のニュースは少々意外だった。

とは言え、こってり味が大好きな中国人にはさぬきうどんがどれほど受け入れられるのだろうという疑問は持っていた。例えば中国人は日本のラーメンを食べるにも豚骨味を好み、現に「一蘭」や「一風堂」といった豚骨ラーメンを扱うブランドはどれも中国人に人気が高い。

いやいや、それを言うなら忘れちゃいけないのは「味千ラーメン」*2じゃないか。中国で「味千ラーメン」を見ない街はないほどで、中国人の豚骨ラーメン好きをよく表していると思う。

はなまるうどん上海メトロシティ五番街店(2011年5月撮影)

実際「はなまるうどん」も試行錯誤したようだ。「はなまるうどん」の担当者にインタビューをした記事によると、2014年当時、中国で最も人気のあったメニューは「特製酸辣牛肉うどん」、次いで「特製豚骨うどん」、どちらも日本では見られない現地に特化したメニューだ。なんとか現地の人たちに受け入れてもらおうと苦心を重ねた様子がうかがえる。

今回の中国撤退は新型コロナウイルス感染拡大による都市封鎖なんかも影響しただろうから、メニューだけが原因とは言えまい。しかし頭で紹介した日経新聞の記事には「現地での需要を捉えきれずに採算が悪化した」と書かれていて、日本の味そのものを守りながら味を現地化させることの難しさを感じた。日本じゃ「ガチ中華」なんて話題を集めているけどねえ……「ガチ和食」*3は中国の方々にはちょっとパンチがないか。

でもこれじゃあ中国に赴任したら留学時代のようにさぬきうどんは楽しめないのかあ。と思って調べてみると「丸亀製麺」はまだあるらしい。北京と上海にそれぞれ1店舗ずつ。こちらでも豚骨うどんやマーラータンうどんがあるようで、あらら、何だかデジャブ(笑)。「はなまるうどん」が撤退してしまった今、「丸亀製麺」にはなんとか頑張ってほしい。

References
*1上海の有名な商業地で、日本人駐在員が多く住むエリアとして知られている。
*2熊本発祥の豚骨ラーメンが売りのラーメン店チェーンなのだが、私は中国に来るまでその存在を知らなかった。店舗数は日本国内が70余りなのに対し、中国は700近くとゼロの数が1つ違う。おそらく中国発祥のラーメン店だと思い込んでいる日本人もいるんじゃないかな。
*3別にさぬきうどんが「ガチ和食」ってわけではないけれど(^^;)。
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