The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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夕食前の風呂

先日、ふと同僚と「風呂は夕食前に入るか、後に入るか」という話題になりました。

私は夕食前に入ります。夕食前というか、帰宅したらすぐに入ってしまいたいくらいです。小さい頃からそのように育てられたというのもありますが、帰宅したらリラックスモードに入りたいというのが一番の理由でしょうか。体の汚いものをきれいさっぱり落とし、部屋着(私の場合、スエットです)に着替えて「楽~」な感じになりたいのです。

しかし同僚は「夕食後に入る」ほうが多数派でした。それも夕食後というより「就寝前」という感じ。ええー、なぜなんだろう。帰宅したらば一刻も早くきれいさっぱりしたいのに、それをわざわざ就寝前まで引っ張る理由が分かりません。私にとって例えるなら歯磨きのような感じです。食事を終えてさっぱりしたいのに、歯磨きができずに口の中にアレコレ残っているような感覚。

なぜ就寝前に風呂に入るのか聞いたら、同僚は「何となくの習慣だから」と言います。また別の同僚は「就寝するまでに汗をかいたり皮脂が分泌されたりして体が汚れるかもしれないし、夕食のにおいが体に付いちゃうかもしれない」とのこと。なんと!私は帰宅してすぐ風呂に入らないなんて不潔!と思っていたのに、彼らは「そちらの方が不潔」だと言うのです。

花王の調査によると、私のように帰宅後すぐに風呂に入る人は約3割と少数派で、夕食後や就寝前に入る人のほうが約半数で圧倒的に多いとのこと。

調べてみたところ、ある調査は「医学的には夕食前の風呂のほうがよい」と指摘します。夕食前に風呂に入ると血液が体の表面に集まって血液循環が悪くなり、胃腸の働きが鈍くなって食物の消化吸収ができなくなるんだとか。一方、別の調査は食後1、2時間たってからの入浴なら問題ないし、快適な睡眠には一番いいとする情報もありました。結局どちらも正解ということなんでしょうか。ちなみに先ほどの花王の調査では入浴の医学的研究の第一人者である早坂教授のインタビューをもってして、夕食前の風呂に利ありと説明しています。

あと私のように晩酌の好きな人間は風呂に入ってきれいさっぱりした上で夕食に移り、酒を飲んで一日を終わらせたいというところも大きいです。以前にも紹介しましたが、けらえいこさんの漫画「あたしンち」にもそんなシーンがありました。

この中でお父さんはお酒を飲むことを「一日の終了」と例えています。で、お父さんは「家でパジャマで終了したい」と言っています。そう、これなんです。私にとって晩酌は1日の締めくくり。風呂に入ってきれいさっぱりになって、グイッと飲んで1日を「終了したい」のです。だのに、風呂を後回しにしていたら「終了できない」のです。

同僚にそう話すと「ああ、確かにお酒が好きな昭和のおじさんは夕食前に風呂に入る印象があるね」とのこと。いやいや、そういう同僚は私より10歳近く年上(^^;)。それに私は平成生まれだっちゅーの。けれど「お酒が好き」という部分には反論できませんでした。

 

 

迷いに迷う30代

私が勤めている会社は中国各地にオフィスがあります。私が働いている北京のオフィスは規模が最も大きいので、よく各地から出張者が訪れます。今日は上海のオフィスで働く先輩が来ていて、半年ぶりくらい?にお会いしました。

私より4つ上。よくお世話になっている先輩なんですが、こう何と言うか、あんまり人の見た目をどうこう言ってはいけないことは分かっているのですが、白髪がすごく増えていました。以前から白髪の多い方でしたが、いよいよ「グレイ」と言っていいほど目立つようになっていたので、思わず「白髪が増えましたね」と口に出してしまいました。

最近いろんな人に言われるそうで「ストレスというより遺伝的なものかな」とのことでした。確かに年をとっても黒々としている人もいれば、きれいに真っ白な人もいますもんね。

そこまで話して、先輩から「あれ、そういう自分も白髪が増えたんじゃない」と言われちゃいました。そうなんです、私も気付いていました。最近、白髪が目立つようになったんです。自分に見える範囲だけでそんな感じですから、頭の側面や後部はどうなっているやら。

日本で働いていた頃に比べ、今の中国での勤務は忙しいです。それに異国他郷で家族を支えなければと気負っている部分もあるかもしれません。もちろん「寄る年波」ということもあるんでしょう。なにもかも以前と同じように変わらず……というのが詮ない望みであることはよく承知しています。

インターネットで調べてみると、男女ともに白髪が増え始めるのは平均的に35歳なんだそう。私は現在35歳、ドンピシャです。

白髪の原因とは?意外な習慣も白髪の原因に!
老化や遺伝は白髪の大きな原因ですが、黒髪をキープしている人がいるのはなぜでしょうか。ここでは近年解明が進む、白髪になるメカニズムを解説すると共に、白髪の意外な原因についてもご紹介します。

そうすると私の白髪の増え方は平均的なのかな。そこまで気にする必要はないのかもしれません。けれど鏡の中に写る自分を見るにつけ、意識下では「自分は老いつつある」という暗示なり追認なりを積み重ねているのではないか、それが白髪が増えるのを後押ししているように思えてきました。んなわけないでしょ、とツッコミが入りそうですが。

私も白髪染めを考える年齢になったのかもしれません。しかし人生初めての白髪染めは躊躇しちゃうな……なんて老いを認めたくない気持ちもどこかあります。迷いに迷う30代、40代になれば開き直れるんでしょうけど……論語が40歳を「不惑」と表現する理由が分かった気がしました。

リポビタンD

ここ最近、長時間勤務が続いています。今朝はどうも疲労が抜けきっていなかったので、気合いを入れようと出勤前にコンビニに寄って栄養ドリンクを購入しました。

購入したのは日本でもおなじみの「リポビタンD」です。普段、私はドリンク剤や栄養剤、サプリメントのたぐいをまったく飲まない人間なのですが、さすがに疲れがひどい時は頼っちゃいます。“无事不登三宝殿*1ならぬ、“无事不喝力保健*2です。

中国語でリポビタンDは“力保健”と書きます。その健康そうな漢字はさることながら、発音も「リーパオジェン」。日本語の「リポD」(リポ・デー)に似ています。中国でも普及していて、北京のセブンイレブンに行くと大概どの店舗にも売っています。

栄養ドリンクと言えばチオビタドリンクやユンケルなどいろいろありますが、私は小さい頃からリポビタンD一択です。家族が飲んでいたからというのもありますが、やはり「ファイト!一発!」のCMが幼心に印象的だったのかもしれません。ただ最近読んだ日経新聞の記事によると、最近の若い人はリポビタンDをはじめ栄養ドリンクを飲まなくなっているそうです。

その理由がレッドブルをはじめとする「エナジードリンク」の台頭です。レッドブルはターゲット層を20歳前後に定め、販促活動を大々的に展開しているとのこと。一方の栄養ドリンクは中高年に絞ったため衰退の一途をたどっているそうです。

「リゲイン」。24時間戦えますかのCMで知られる栄養ドリンクが24年春、店頭から消えた。発売から36年、主力商品からの撤退を強いられた。栄養ドリンクは「リポビタンD」など日本企業が生んだ。英ユーロモニターによれば24年の国内市場は1700億円と10年で1割減った。低迷が続く。

対照的なのがオーストリアの「レッドブル」などのエナジードリンクだ。世界市場は約11兆円と2倍になった。レッドブルは創業者が日本の製品に着想を得て起業した。日本がつくった産業を事実上、海外企業に奪われた。

日経新聞(2025年2月17日配信)

若者にとってエナジードリンクが「アガる」飲み物だとすれば、いまや栄養ドリンクは「おじさん向け」。確かに栄養ドリンクが生まれた当時にもてはやされた「モーレツ社員」も今風に言えばただの「社畜」です。リポビタンDの「ファイト!一発!」の暑苦しい男たちのCMも今の若者のセンスと大きく乖離しているのかもしれません。

私自身はエナジードリンクに疲労回復の効果があるのか懐疑的です。日本では、栄養ドリンクは「医薬品」もしくは薬に準ずる「医薬部外品(指定医薬部外品)」に分類されています。けれどエナジードリンクは「清涼飲料水」。そもそもエナジードリンクは量が多すぎます。あんなに甘ったるい液を最後まで飲めません。栄養ドリンクくらいの量がちょうどいい。

……なんて言っている私も考えが古いんだろうなあ。そういうことを言っているから日本がつくりあげた産業がどんどん海外企業に奪われていくのかもしれません。何とも言えない思いを中国の北京でリポビタンDを飲みながら抱きました。

References
*1日本語にすると「用事がなければ、仏殿には登らない」。普段はお参りなんかしません、何かがあるからお参りしたのですよ、という意味。中国では「あなたを訪ねたのは要件があるからですよ」と切り出すときに使われる言葉。
*2前述の表現をもじって「用事がなければ、リポDは飲まない」。

ギラギラする政治の街

中国では今日から「全人代」と呼ばれる政治イベントが始まりました。正式名称は「全国人民代表大会」。中国各地から人民の「代表」たちが北京にやってきて、国の大事なことを決める場です。毎年3月5日に始まるのが恒例になっています。

いつもは暗い通りがギラギラとライトアップされていました。これも全人代が始まったからかな。日本では国会が始まったって街中がギラギラすることはありませんよね。つくづく政治が優先する国だということを感じます。

まだ少し早い啓蟄

昼食を取ろうと外に出ると、職場近くの広場にたくさんの人がいました。何をしているのかと見てみたら、何もしていないのです。何もせずにただひたすら広場をグルグル回っています。

何をしているのでしょう。今日は日差しが暖かい日だったのでウォーキング?をしているのかな。でも、何となく分かります。ここ最近の北京は寒さの峠を越え、日差しの温かみを感じることが増えてきました。私も昼食後には少し散歩をしたくなります。

そうして見てみると、屋外で活動をする人も増えてきたように思います。なんだか「啓蟄」*1という言葉を思い出してしまいました(^^;)。

References
*1二十四節気のひとつで、冬ごもりしていた虫が春の暖かさを感じて外に出てくる頃のこと。ちなみに2025年の啓蟄は3月5日なので、もう少し先です。
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