The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (125ページ目 (264ページ中))

妻のケータイ番号を入手する

今日は日曜日だけど、昨日に引き続き中国では「振替出勤日」。

ただ昨日があんな感じだったので*1今日はお休みをいただくことに。午前中はのんびり過ごし、昼から妻のケータイ番号を入手すべくチャイナ・ユニコム(“中国联通”)の販売店に行った。

このブログで何度も書いているように、今の中国で生活をしようとしたらスマートフォン無しではなりたたない。料金の支払いは「ほとんど」スマホ決済と言っていい状況だし、飲食店に入って注文するのだってスマホアプリからなのだ。さらにアプリの利用には中国国内の電話番号を入力しなくてはならない場合も多く、とても排他的な仕組みになっている。

妻が来てから最も面倒だったのが公共交通機関の利用。例えば地下鉄の場合、乗車用のスマホアプリがあれば改札をそのまま通れるが、中国国内の電話番号を持たない妻はアプリを利用できない。そこで自動券売機で乗車券を買おうとすると「中国公民の身分証*2番号を入力してください」と表示され、外国人は買えない仕様なのだ。有人の窓口に行くと駅員が面倒そうな顔をして「自動券売機で買えばいいでしょ」と言う。私が「外国人だから」と返して、そこで初めて買うことができる。これを乗車のたびに繰り返すのだ。中国語の話せない外国人が旅行で来たらどうするのだろう。こうした排他性は3年間のコロナ禍でより強まった気がする。

兎にも角にも、電話番号がなければ始まらないのだ。

三里屯にあるチャイナ・ユニコムの販売店を訪問。先客が2人いて、店員はこちらを一瞥して「次に案内するのでかけてお待ちください」と言う。ずいぶん待つことも覚悟したが、意外とすぐ案内してもらった。手続きはスムーズで、パスポートを見せて料金プランを選び、提示されたケータイ番号のなかから自分の好きなものを選べば完了。15分ほどで終わったような気がする。

契約したのは1か月68元(約1300円)のプラン。中国国内20GBの通信容量と、300分の通話時間がセットになっている。例によってGoogleやLINEといったサービスにはアクセスできないけれど*3、まあ、それはしようがない。

場所を移してカフェでお茶をしながらAlipay(“支付宝”)*4などを初期設定。入手したばかりのケータイ番号でログインして、私の銀行口座と紐付けて……と、ずいぶん面倒だったが、なんとか完了。晴れて妻も私なしで料金の支払いや公共交通機関の利用ができるようになった。

中国に生活していてもこんな調子なのだ。旅行で訪れた短期滞在者はどうしろと言うのだろう。確かに何でもスマホ決済で済むのは便利だ。けれど日本では間違いなく「高齢者や外国人が困る」と反対の声があがるだろう。便利ならそれで良いと考える中国と、全ての人が困らない環境を!と考える日本。いろんな意味で、よっぽど中国の方が資本主義だし、日本の方が社会主義みたいになっているとつくづく感じる。

References
*1ほとんどの中国人スタッフは休みを取っていたし、そもそも日曜日なので東京から仕事の連絡もほぼなかった。
*2中国では国民ひとりひとりが全員「身分証」を持っている。日本でいうマイナンバーカードみたいな仕様で、さまざまな場面で提示が求められることがある。
*3中国政府によるインターネット検閲によって、中国ではGoogleを始め、TwitterやFacebookというサービスにはアクセスできない。また日本で当然のように利用しているLINEも使うことができない。もし利用したい場合は「VPN」といったサービスを利用して「壁越え」をすることになる。
*4日本の「Paypay」に似た、中国のネット通販最大手アリババグループが運営するスマートフォンの決済サービス。

土曜日でも出勤

今日は土曜日だが、昨日まで春節の連休だったこともあり「振替出勤日」で仕事。しかし職場に出勤すると、人がやけに少ない。どうやら半分以上の中国人スタッフは休みを取っているようだ。

なーんーだー!だったら私も休んだのに。確かにうちは日本の会社なわけで、日本が休みなのだから無理して働くことはないのだ(と正当化する)。その一方、中国が休みでも日本が平日ならポンポン仕事が降ってくるんだけどね。

夜、帰宅してのんびり過ごしていると妻が紙袋を手渡してくる。開けてみると腕時計。遅くなったが、私への栄転祝いとのことだ。実は私が日本を出国する前、妻からお祝いを買いたいけど何が良いかとずっと聞かれていたのだ。私は「腕時計が欲しいかなあ」と言い、ビックカメラの時計コーナーで「買うならこれ」と伝えていたのだ。

今はスマートフォンで時間を見る人が多いのかな。腕時計をしない人が増えていると聞くけど、私はしちゃう。このデジタル時代だからこそ、あの精巧なメカニックにワクワクしちゃうんだよねえ。だから私は断然アナログ時計派だし、なかでもクロノグラフが好き。まさにそんな腕時計をいただいた。ありがたや、ありがたや……今度からこれを付けて仕事に行きます。

春節の連休最終日

中国では今日までが春節の連休だ。明日と明後日は週末だが、例によって「振替出勤日」という日本人には理解しづらい(笑)制度によって平日扱い。日中は家でのんびり過ごし、夕方から毎度お世話になっているイトーヨーカドーに買い物に出かけた。食料品などを買って帰路につく。

明日から仕事かと思うとまるで気分は日曜日だが、実は金曜日。うーん、余計にやる気が出ない。

中国のサイゼリヤ

妻と暮らし始めたので、いろいろ日用品を買い足そうと北京は豊台区のイオンにやって来た。ここにはニトリや無印良品が揃っているので、よくお世話になっている。到着して少し遅めの昼食。イオン4階のレストラン街にあるサイゼリヤに入った。

日本ではその安さで知られているサイゼリヤだが、中国のサイゼリヤも負けず劣らず安い。

妻とそれぞれメインディッシュとライスを注文。加えてSサイズのピザを注文しても、全部で65元(約1200円)だった。入店したのは午後2時過ぎだったが、店内は客でいっぱい。中国はまだ日本ほど洋食文化が浸透していないが、この値段でイタリア料理が食べられるなら確かにオトクだ。

“涮羊肉”を食す

春節の連休中だが、今日は当番で出勤。

帰宅してから夕食を食べに近所の“涮羊肉”の店に行った。“涮羊肉”というのは北京名物で、言うなれば「マトンしゃぶしゃぶ」。春節で閉めている店も多い中、ここは絶賛営業中で店内は満席。店を変えようかと思ったが、運良く入ってすぐ案内してもらった。

火鍋と違って“涮羊肉”のスープは「ほぼ味のないスープ」……というより「ただのお湯」と言ったほうがいいかもしれない。申し訳程度にナツメやクコの実が入っていて、羊肉をサッとくぐらせたら濃厚なゴマダレに付けていただく。シンプルだが、これがたまらないのだ。

妻も「んん!おいしい」と絶賛。「日本でもはやらないのかな」とのこと。日本では「ガチ中華」が流行語になるくらいだが、確かに中国の鍋というと火鍋の勢いにおされて“涮羊肉”はまだそこまでメジャーでないかもしれない。厳寒期の本場北京で食べる、本場の“涮羊肉”は格別の味だ。

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