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The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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ムラのある忙しさ

出国直前になっていろいろと仕事が立て込んできた。

私が新型コロナウイルスに感染したために中国赴任が遅れた責任も感じていたので、自分から名乗り出て働いていたところはあるんだけれど。来週の月曜日が出国予定だというのに普通に働いている私の姿を見て、同僚からは「本当にギリギリまで働かされるんですね」と声を掛けてもらうも、じゃあ名乗り出なければよかったのかというと、そういうわけにもいかないしねえ。

仕事を終えて滞在中のウィークリーマンションに戻ってからは荷造り。

部屋にとっちらかった荷物を集めてスーツケースに詰めると、これがまた入りきらない。出国が延びたせいで新たに購入したものが増えたのだ。まあ、そうなるだろうなというのは薄々気付いていたけど(笑)。ううむ、いくつかは段ボールに詰めて別に送るしかないかなあ。

ランチをごちそうになる

同じ部署の先輩で、今は別会社に出向している方からランチのお誘いを受ける。

この先輩も中国駐在の経験があるので、仕事の話だけでなく生活面のことなどいろいろアドバイスが聞けて大変参考になった。とても気さくな方で、おまけに岡山出身の同郷という親近感も手伝って、とても話がしやすい。みんな「何でも聞いていいよ」とは言ってはくれるものの、内容によっては聞きにくいこともあるもんねえ*1

予定では来週月曜日が出国予定日。いよいよだなあ。

搭乗予定のフライトは北京への直行便なので、中国到着後の隔離も北京で行うことになる。そういえば北京の隔離ホテル情報を調べていなかったと思い、ツイッターにつぶやいている人がいないか検索してみると……うわあ(絶句)。清掃が行き届いていないとか、そもそもホテルではなく「売れ残りのぼろぼろマンションだった」など悲惨な声が相次いでいる。一方、まあまあなホテルもあったようで、ツイッターでは「ホテルガチャ」*2という言葉も出ていた。いずれにせよ「とてもよかった」と言えるホテルはなさそうだ。

うーん、隔離中のことを考えてもうちょっといろいろ用意したほうがいいかなあ。

References
*1特に金回りや待遇面のこととか(^^;)。
*2「ガチャ」はカプセル入りおもちゃが出てくる「ガチャガチャ」や「ガチャポン」の「ガチャ」。出てくるおもちゃがランダムで選べないのと同じで、「ホテルガチャ」も「どのホテルになるかはランダムで選べない」という意味。

優れた衣服の倉庫

仕事で急遽ジャケットが必要になった。

実はクールビズを理由にここ最近半袖のワイシャツばかり着ていたので、スーツの類いは全て中国へ送る荷物の中に入れてしまったのだ。

とりあえず1日だけ乗り切れればいいのでユニクロに売っていないかなあと検索してみると、おお、あるある。カジュアルなジャケットもあれば、上下セットのスーツに、立派なブレザーまである。ブレザーなら下はチノパンで合わせられるから、なんとか間に合いそうだ。

在庫のある店舗を検索すると、結構品切れしている。人気なのかなあ。ユニクロ浅草店ならいろいろなサイズが残っているようだったので、仕事が終わってから買いに行った。

夏用ということで生地は薄く、裏地も付いていない。軽い感じだが、見た目はしっかりしている。これで5990円なのだからユニクロってすごいよねえ。

もう1つ、ユニクロでいつもすごいなあと思うのがセルフレジ。学校の理科室にあったような大きくて深めのシンクみたいなボックスに複数の商品をどさっと入れると、それだけで商品のタグがスキャンされ、合計金額が画面に表示される。あとはカードか現金で支払うだけ。今日のブレザーも自分でいくつかサイズを試着したら、あとはセルフレジでササッと購入。店の滞在時間は15分にも満たず、店員さんと話をすることもなかった。

中国に行くならもっといろいろ買っておこうかなと思うも、いやいや、中国にもユニクロはあったね(^^;)*1。中国語でユニクロは”优衣库“、日本の漢字にすると「優衣庫」だから、優れた衣服の倉庫……ってところかな。発音も[Yōuyīkù](ヨウイークー)でユニクロにそっくり。数多くある企業の中国語名の中では名訳の1つだと思う。

References
*1中国にもユニクロは多数店舗があるが、販売価格は日本よりも20%~30%高め。

職人スタイリスト

髪を切りに三鷹の美容室に行った。

実はこの美容室、初めての訪問。今まで中野の美容室に通っていたんだけど、いつもお願いしていたスタイリストさんがこちらのほうに移ったということで、どうせならよく分かっている方に切ってもらいたいと足を運んだ。

中野で最後に髪を切ってもらったときに「中国に赴任するなら、これが最後のカットですね」なんてしんみり別れていたので、まさかこんなにすぐ再会するとは思わず、お互いうれしいやらてれるやら(笑)。けれど「きょうはどうします?」「いつもの感じで」「分かりました!」の1往復で理解してもらえるのは、客の私としてもやはりありがたい。

このスタイリストさん、来月1日に高円寺に自分の店をオープンさせるそうだ。今は三鷹の美容室で働きながらオープン前の準備に勤しむ日々。見るからに大忙しだが、念願の夢かなって店を持てることにとてもうれしそうだった。

自分の店をオープンさせる直前に中野から三鷹の美容室に移ったのは、独立をめぐっていろいろあったからのようだ。確かに美容室っていうのは「店」に客が付くんじゃなくて「スタイリスト」に客が付くわけだからねえ。もともといた美容室からすれば、独立されたら客もごそっと持って行かれちゃうわけで。私だってこのスタイリストさんに切ってほしくて三鷹までやってきたわけだし。

前の美容室からは、彼を慕って後輩2人も一緒に辞めてきたとのこと。「ほら、あいつですよ」と指さされた先には確かに前の美容室でよくお見かけしたスタイリストさんがいた。今まで話したこともなかったけど近寄ってきて「お世話になっています」と笑顔であいさつしてくれた。中野の美容室には5年近く通っていたので、彼も私の顔を覚えていてくれたのかな。

帰り際、スタイリストさんに「開店前の準備で忙しいだろうけど気をつけて、日本に一時帰国したときにはぜひ行きます」とことばをかけたら、涙を浮かべて「きょうは来てくれて本当にありがとうございました」とハグをしてくれた。前に勤めていた店とはちょっぴり仲たがいした状況で別れてしまい、念願の店はオープン直前だけど不安もいっぱいなのだろう。彼の気持ちを考えると、何だか私もグッとくるものがあり、思わず目頭が熱くなってしまった。

スタイリストというか、美容師という仕事は「職人」なのだなあとつくづく感じた。技術、実力がすべて。東京みたいな激戦区で勝ち残っていくのは生やさしいことではないだろう。彼の人生を賭けた挑戦を、私も客としてぜひ応援したいなと思います(^^)。

「おじおばさん」の面目躍如

妻が大学時代の友人宅で食事会をするということで、私もお邪魔してきた。

立派な2世帯住宅で、東京とは思えないほど広い。聞くとよく大学時代の友人どうしでホームパーティーをしているらしい。すごいなあ、ホームパーティーができるほど家が広くて。おまけにかわいい5歳と2歳のお子さんもいて、同い年だというのにどうしてこうも生活が違うのだろうか。

一応手土産みたいなものは持って行ったものの、いろいろ料理を出してくれた。「ナスやミートソースの上にチーズを載せてオーブンで焼いた」料理とか、スペインオムレツ風に作った卵焼きとか、どれもとても立派。子どもの世話をしながらこれだけ作るなんて、いやはや母親は偉大だ。

食事会に来られなかった友人たちはオンラインで参加して女子会が始まった。みんな妻の友人だから私にとってほとんどが初対面なわけだが、こういうシチュエーションにとけ込んでおしゃべりに興じてしまう私はやはり「おじおばさん」的なのだろうなあ。妻の友人から「初めて会った感じがしない」と言っていただき、いやはや「おじおばさん」の面目躍如でございます。

もうひとつの私の特技は「子どもとお年寄りに好かれる」こと。大人たちはまだ食事を楽しんでいるというのに、元気を持て余した子どもたちはかわるがわる私の手を引いて遊んでくれとアピールしてくる。な、なんてかわいいんだ……しかしあまりに張り切って相手をするものだから大汗だらだら、疲労困憊。子どもの相手はいいダイエットになるかもしれない。

まだ日の高いうちから酒を飲んで、子どもたちと遊んで、楽しい休日だった。

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