The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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やはり失敗した採血

日本に帰国して2日目、今日は妻と人間ドックを受けに行きました。私の会社では海外の駐在員に対して1年に1回の人間ドックを課しています。今回の日本の一時帰国も人間ドックが一番の目的というわけです。去年は私1人だけ受けましたが、今回は妻も一緒に受けました。

前日の食事は12時間以上前に済ませる必要があり、当日はもちろん絶食。水さえも人間ドック開始の2時間前から飲んではいけません。せっかく日本に帰ってきておいしいものをたくさん食べたいのに、この制限は酷です。

通勤ラッシュの満員電車に揺られて人間ドックの会場がある渋谷に出て来ました。

で、今回も困ったのが採血。

なぜ今回「も」なのかというと、前回も同様に採血で困ったからです。私の腕は血管が見つけにくいようで、よく看護師さんを困らせます。最終的には無事採血できることがほとんどなのですが、前回ここで人間ドックを受けた際には血管を見つけられず、針を腕に刺したまま血管を探してグリグリされたのです。そりゃあ、もう恐ろしいったらなんの。それでも血管は見つけられず、採血できないまま針を抜き、改めて右腕に刺すことになりました。しかし一発では血管を見つけられず、再び針を刺したままグリグリされる羽目になったのです。

そんな嫌な記憶を思い出しながら採血に臨むと、あら?この看護師さん……前回と同じじゃないかしら……あんな恐ろしい経験をしたのだから忘れやしません。で、果たして血管を見つけられませんでした。右腕に針を刺すも血が出てこないのです。針を深く刺したり、浅く刺したり……で、やはりダメ。一度抜くことになっちゃいました。

結局、手の甲から採血することになりました。思わず「ここ痛いんじゃないですか」と聞いちゃいました。だって手の甲なんて刺されたことがないんだもの。当の看護師さんは「手首から先はどうしても痛みを感じやすいですね」とケロッと答えます。確かに少しチクッとしましたが、何とか採血をすることができました。

正直、採血については中国の病院のほうがうまい看護師さんが多いように思います。だって人口が倍なんだもの、針を刺している回数だって桁違いでしょう。確かに私の腕を見て迷われることが多いですが、最終的にちゃーんと血管を見つけて一発で血が出てきます。いやあ、これだけのためにもうここで人間ドックを受けたくなくなります。勘弁してほしいですよ、本当。

肝心の人間ドックの結果は、一部に異常が認められたものの基本的に経過観察になりました。もう少し痩せなきゃなあ。

一時帰国

今日は「大年初一」、旧暦の正月です。あけましておめでとうございます。

私が留学していた十数年前は日付が変わった瞬間に北京市内の至る所で花火が打ち上げられ、爆竹が鳴らされていました。パンパン音を鳴らすことで邪気を払うことができると考えられているからです。それは賑やかで、まるで北京が空襲を受けているのかと思ってしまうほど。いえ、本物の空襲を経験したことはありませんが。

けれど近年では大気汚染や火事の原因になるという理由で禁止されています。地方では緩いようですが北京のような大都市では厳格に守られていて、今年の春節もおとなしい年明けでした。近所でパンパンと爆竹を鳴らす音が聞こえたので我慢できなかった人もいるようですが(^^)。中国の人たちにとって花火や爆竹は年越しの風物詩ですから「これがないと年越しした気分にならん」というところでしょうか。何だか、気持ちは分かるような気がします。

で、私も今日から春節の休暇に入ったので日本に一時帰国しました。朝の飛行機だったのですが、春節の出国ラッシュで空港が混んでいることを想定して午前5時半に自宅を出発。けれど保安検査や出国審査はいつも通りの人混みだったかもしれません。

全日空を利用し、娘のためにバシネットが利用できる席を手配してもらいました。

私は娘が生まれるまで「バシネット」というものを知りませんでした。飛行機の座席の設置する赤ちゃん用の簡易ベッドのことです。娘が生後1か月の頃に北京から東京に帰りましたが、そのときにチェックインカウンターで「バシネットは利用されますか」と聞かれたんですが、知らなかったんですよね。そのとき周りが騒がしかったこともあり「え?ウォッシュレット?」なんてトンチンカンなことを言ってしまいました(^^;)。

娘にとって通算7回目の国際線。もう慣れたものです。しばらくキャッキャッ喜んでいましたが、日本上空に差しかかるくらいの頃にウトウトしだし、バシネットでぐっすり寝てくれました。このバシネット、体重10kgまでしか使えません。多分、娘にとって今回の一時帰国がバシネットを使う最後の機会になりそうです。

娘を寝かせ付けたあとに私もウトウトしていたら、あっという間に羽田空港に到着しました。

着いたら空港でおいしいものを食べようと考えていたのに中途半端な時間帯に機内食を食べたのでお腹いっぱい。結局、何も食べずに空港リムジンバスに乗り込み、そそくさと妻の実家のある埼玉方面に向かいました。明日は人間ドックを受ける予定なので前日は禁酒だし、12時間前からは絶食しなくてはなりません。夕食は義父母が寿司を買ってくれた寿司をいただき、早めに済ませました。

除夕

今日は旧暦の大晦日です。中国語では「除夕」と言います。除という漢字には古いものを捨てて新しいものを迎えるという意味があり、新年を迎える前日を「除日」と表現します。その除日の夜(=夕刻)なので「除夕」です。日本語でも「除夜の鐘」なんて言いますよね。

中国は今日から春節の休暇に入りました。初日の今日は仕事が当番だったので私は出勤。北京のオフィスには私一人しかいない一方、日本は何でもない平日なので仕事の連絡が結構頻繁にきます。

北京時間の夜7時から放送している「新聞聯播」というニュース番組ではキャスターの2人が中国の伝統服を着ていました。ニュースも全国各地の大晦日の様子を伝えるような内容ばかり。

中国国営の中国中央テレビでは大晦日の夜8時から「春晩」と呼ばれる特別番組を放送します。正式名称は「春節連歓晩会」といい、歌手がライブをしたり京劇やコントの演劇があったり、さまざまなプログラムで春節を祝います。中国では大晦日に家族で食事をしながら「春晩」を見るのが定番になっていて、日本では「中国版の紅白歌合戦」なんて呼ばれています。

最近ではテレビ離れもあって視聴率が低下気味との由。日本以上のネット社会の中国では「春晩」以外の娯楽が溢れていますもんね。そのあたりも日本の紅白歌合戦と事情は似ているようです。

青海牛肉麺

中国では明日から旧正月「春節」の休暇が始まります。明日は「大年三十」で日本でいうところの大晦日。明後日が「大年初日」で旧暦の正月です。今日は仕事納めといったところですね。

とは言え、今朝の出勤時の地下鉄は利用客がいませんでした。いつもなら満員電車なのに座席に座れちゃうくらい。すでに休暇に入っている人が多いのかもしれませんね。実際、昼食の時間に職場近くのショッピングモールに行くと結構な人で賑わっていました。

モールはどのレストランも人がいっぱいだったので、あきらめてすぐ近くにある「青海牛肉麺」の食堂に来ました。休業していないか心配しましたが通常通り営業していました。

こちらの食堂は春節の休暇期間の間もずっと営業するとのこと。中国では法律で春節の休暇期間に働いた労働者は平日給料の3倍に相当する手当を要求できることになっています。だからよほど儲かる見込みがなければ休業したほうがマシな店も多いんです。だって従業員に3倍の手当を払わないといけませんから。と言うことは、こちらのお店は春節の間も客で賑わう見込みがあるのかな。

いただいたのは牛肉麺のセット。セットには追加の牛肉、涼菜(キュウリと土豆絲*1)、茶葉蛋*2が付いていました。これで35元(約750円)でした。

ちなみに蘭州牛肉麺と青海牛肉麺ってどう違うんでしょう。今日いただいたのは青海牛肉麺ですが、これを蘭州牛肉麺と出されても私は何ら疑問を持たずに食べちゃいそう。個人ブログに書いてある記事を読むと、もともと蘭州牛肉麺という伝統的な料理があり、それを青海省出身の出稼ぎの人たちが作るようになり、蘭州系と青海系の2系統ができたと。で、今では中国全土で蘭州牛肉麺というと青海系が圧倒的に多いそうです。本当にそうなのかしら。ということは青海牛肉麺というのは青海系の蘭州牛肉麺ということ?よく分かりません。

References
*1ジャガイモを細切りにして炒めた料理です。
*2中国茶で煮込んだゆで卵

久しぶりのタクシー

今日は日曜日ですが、中国では春節の大型連休を前にした「振替出勤日」のため平日扱いです。この悪しき制度についてはもう説明しまい、過去に紹介しているのでそちらをご参照ください。

日中、外に出る用事があったのでタクシーを利用しました。いつもなら配車アプリを使ったライドシェアにお世話になりますが、春節を控えて運転手が少ないのか、車が全くつかまりません。で、結局乗ったのは通常のタクシー。中国のタクシーは運転が粗い上、車内のにおいがキツい*1ので全然乗らなくなりました。最近はもっぱらライドシェアサービスです。特に「DiDi」(滴滴)の“专车*2は専門の運転手が来てくれ、礼儀正しい上に運転も丁寧。妻と娘と一緒のときは“专车”一択ですが、まあ、今日は私一人なのでタクシーに乗ることにしました。

しばらく乗っていると「このカーナビ、狂ってやがる」とブツブツ言い出しました。どうも右折しかできない交差点なのに、カーナビには「左折せよ」と表示されているようです。仕方なく実際の交通規制に従って右折したものの、イライラがおさまらないよう。今度はずいぶんスピードを出して運転し始めました。そして「カーッ!」と喉の痰を出しています。ええ、どうするのそれ?と思ったら運転席の窓を開け、外に向かって「ペッ!」と吐いていました。

まったく……こんなのだからみんなライドシェアばかり利用してタクシーを使わなくなるのです。乗客の私のほうが気を使っちゃって何だか疲れちゃいました。

References
*1おそらく運転手のにおいなんだと思います。特に冬は窓を閉め切るので、運転手の体臭や口臭が車内に充満します。運転手が喫煙車だと最悪で、乗っていると気持ち悪くなっちゃいます
*2日本語にすると「ハイヤー」。
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