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The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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たとえ火の中、水の中

街中を歩いていると消防署を見かけました。消防車が止まっていて、見た目は日本の消防署とそう変わりません。ただ違うのは中国語でスローガンというか、標語が掲げられている点です。

对党忠诚,纪律严明,赴汤蹈火,竭诚为民。

党に忠誠を誓い、規律を厳しく守り、熱湯に飛び込み烈火を踏みつけ、ひたすら民のために尽くす。最初の「党に忠誠を誓い」っていうのが中国っぽいですね。

3つ目の“赴汤蹈火”というのは熱湯に飛び込み、烈火を踏みつける、日本語でいうところの「たとえ火の中、水の中」でしょうか。つまり「どんな苦しみや困難も恐れない」という意味です。今から15年前の北京留学中に台湾の歌手、羅志祥(ショウ・ルオ)にハマった時期があるんですけど、彼の歌に《愛瘋頭》ってのがありました。歌詞に“赴汤蹈火”があったので、よく覚えています。

你想逛逛月球 101够不够
月をぶらぶらしたいだって?台北101で足りるかな

我背你上顶楼 赴汤蹈火 我为你做
僕がおぶって屋上まで行くよ たとえ火の中、水の中 君のためにするよ

こういう使い方もできるんですね。台北101というのは台湾で最も高いビルです。

ピンクのアジサイ

職場の前にアジサイが咲いていました。例によって自然植生ではなく、最近になって植えられたものかと思います。日本だとアジサイといえば梅雨の時期の風物詩といったところですが、梅雨のない北京でもそうなんでしょうか。

追記)職場の清掃をしてくれる中国人のおばちゃんに「アジサイ(“绣球花”)が咲いていますね」と話しかけると「アジサイ?どんな花だっけ」という反応でした(^^;)。私が丸い球のような花ですよと話しても「トゲがあるやつだっけ」という感じ。こんな感じのイメージなんでしょうね。

ピンク色の花を咲かせていました。アジサイの色って土壌が酸性かアルカリ性かで変わるんですよね。調べてみると酸性だと青色、アルカリ性だと赤色になるんだそうです。北京の土壌はアルカリ性なので赤色に近いピンクなのかな。一方、日本は雨が多いので*1土壌は酸性です。確かにアジサイと聞くと、私はまず青い花を想像するかも知れません。

References
*1雨水には空気中の二酸化炭素が溶け込んで弱酸性になっているそうです。加えて雨が多いと土中のアルカリ分が流されるので、土壌が酸性になるのだそうです。

チャイナポップス

今日は日本人の同僚と飲み会、建国門にある日本式の居酒屋に行きました。なんちゃって日本料理店も多い北京で日本の味がいただけるとあって、うちの職場では御用達です。

飲んでいると、うちの老板*1が「そりゃあ歌を歌って発散させなきゃなあ」とか「あまり飲み過ぎると、このあと『歌』があるから」なんて言って、明らかにカラオケに行きたそう(^^;)。

今の時代、職場メンバーみんなでカラオケに行くのは「何とかハラスメント」にひっかかりかねないのかもしれませんが、私の職場はみんな歌うのが好きなので2次会は満場一致でカラオケに。職場の人と一緒にカラオケなんてコロナ禍を経て数年ぶりです。中国にもカラオケはありますが、日本の歌が少ないんですよね。うちの職場には中国語の歌を知らない人もいるので、日本のカラオケが歌える麦子店の「カラオケ一番館」に行きました。

それでも案の定、中国語の歌を歌うことに。私は任賢齊(リッチー・レン)の《對面的女孩看過來》を熱唱。すると「最近の歌手?」なんて言われてしまいました。ええー、うそーん!これ1998年リリースの歌ですよ。私が中国語を学び始めた頃は「知らない人はいない」くらいの歌だったのに、こんな感じなんですね。もしかしたら中国国内でも若い人だと知らないのかも。

それでも先輩と台湾版の花より男子《流星花園》の主題歌、庾澄慶(ハーレム・ユー)の《情非得已》を歌ったり、あとは老板と王菲(フェイ・ウェン)の《紅豆》を歌ったりして、ひと昔前の古き良きチャイナポップスで盛り上がりました。

 

References
*1中国語で“老板”(ラオバン)とは「ボス」という意味。中国に駐在する日本人の間では日本語を話しているときも自分の会社の上司を指して「うちの老板」(うちのボス)なんて言います。

消えた「第1ターミナル」

妻と娘が1週間ほど日本に帰国することになり、空港に見送りに行きました。

1歳3か月になる娘は何度目の国際線でしょう(数えたら9回目でした)。私が岡山で過ごしていた幼少期には、まさか将来こんなに日本と外国を行き来する生活になるとは思いませんでした。ま、今回は私は北京で留守番ですけど。しばらくは独身生活です。

そういえば北京首都空港には第2ターミナルと第3ターミナルがありますが、第1ターミナルって全然聞かないですね。少なくとも私は一度も利用したことがありません。地図アプリで第1ターミナルを調べると“暂停开放”(当面閉鎖)と表示されます。一方、中国のSNSを調べると第1ターミナルは現在“西区卫星厅”(西エリアサテライトホール)として使われているという情報も。謎の第1ターミナル、真相が気になります。

弱冷房車はじめました

地下鉄に乗ろうとしたら、こんなものを見つけました。

日本にも「弱冷房車」ってありますよね、アレの中国版です。日本にははないですけど、中国には“强冷”ということで「強冷房車」も用意されているようです。

ところで、この「弱冷房車」って極めて日本的なサービスですよね。冷え性の方のために用意されたんでしょうが、そういう配慮が日本っぽいなあと思います。調べてみると日本で最初に導入されたのは1984年の京阪電気鉄道なんだそうです。もう40年以上前からあったんですね。一方、北京地下鉄に導入されたのは2023年と、ごく最近のよう。中国でも日本っぽい配慮が重視されるようになった証左かもしれません。

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