The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

カテゴリー: くらし (30ページ目 (139ページ中))

1日を終える

今日は大きめの仕事をひとつ終えました。結構前から準備していたもので、今日も多くの人を巻き込んで何とか終えられたので感慨もひとしお……というより、ホッとしました。

ありがたいことに方々からお褒めの言葉もいただいたので、今日は水曜日だけどサッサと帰ってビール飲んじゃお*1と思ったのですが、あらら、夜勤なのでした。仕事を終えると午後10時過ぎ、少し遅めの時間ですが、うーん、やっぱ飲んじゃう。

そういえば最近ツイッター、もといXでこんなポストを見かけました。けらえいこさんの漫画「あたしンち」の公式アカウントの投稿です。

この作品の中でお父さんが言っている「お酒を飲んだら終わりですよ」っていうの、いやあ、分かるなあ。逆にお酒を飲まないと「1日が終わらない」んですよね。あと「家でパジャマで『終了』したい」っていうのもすごく分かる。私は帰宅したら食事よりも何よりも、まず風呂に入りたい人間。パジャマに着替え、あとは寝るだけっていう状態で終えたいんですよね、1日を。

今日の私みたいに、ひと仕事を終えた日には1人でも店に寄って飲んで帰る……なんて人もいるんでしょうが、私は「どうせ1人なら家で飲んじゃう」っていうタイプ。だからせっかく地方に出張したときも、1人じゃ店に入りづらくて結局ビジネスホテルのベッドの上で飲んじゃうんですよね。でも、そのままパジャマで「1日を終えられる」のが好きなんです。

と言うことで、缶ビールと近所のコンビニで焼き鳥2本を買って帰り、家で(自分としては)頑張った1日を終えました。プハーー!終了ーー♡

References
*1最近、平日はあまり飲まないようにしているんです。

北京の青空

今日の北京は空気が澄んでいて、とても気持ち良かったです。

湿度が低くカラッとしている上、気温もそこまで高くありません。週末は空気があまり良くなかったので、こうして青空が見えるだけで何だか清々しい気持ちになります。

中国、特に北京は大気汚染で空気が汚れることがままあります。顕著なのは石炭を多用する冬ですけど、夏でも黄砂の影響で空が真っ白になることがあります。でも近年は大分マシになったかなあ。私が十数年前に留学していた頃はもっとひどかったです。日本に観光に来た中国人が空気清浄機を買って帰えるなんて話、当時はよくニュースでやっていました。

大気汚染で曇った北京(2010年10月撮影)

空気の悪いときは写真みたいに数百メートル先さえ見えづらくなります。あと異臭もするんですよね。中国人の友人から「あれは石炭のにおいだ」なんて言われましたが、どう嗅いでも石炭とは思えない化学物質のようなにおいを感じたこともありました。この頃を思い出すと、北京の空気が相当改善したのは間違いないと思います。

お昼は職場近くにある「江南菜」の食堂に行きました。バイキングのようにたくさんの料理が並べられ、お皿1枚に食べたいものをよそうシステムです。最後にレジで皿を秤の上に置けば、重さに応じて会計してくれます。

「江南菜」は江南地方の料理という意味。江南地方というのは長江の下流一帯を指し、上海、蘇州、杭州あたりですね。あのあたりは料理の味付けがあっさりしていて、日本人にも食べやすいものが多いように思います。

いろんな料理を食べようと種類多くよそったらまとまりのない見た目になってしまいました。白米とスープは自由に食べられます。ちなみに白米以外だとマントウなんかもありました。これだけ食べて31元(約700円)。ちょっと取り過ぎた感があるので、本当ならもう少し安いかもしれません。円安や海外の物価高の影響で日本人が海外で食事をしようとすると高くて大変だと言いますが、中国は食事に関しては安いので助かります。

丁寧な暮らし

最近、ハマっているアニメがあります。

と言うと、鬼滅の刃?呪術廻戦?なんて話題の最新作を見ているように思われそうですが、いえいえ、今から30年以上も前の作品「美味しんぼ」です。

原作は雁屋哲さん、作画は花咲アキラさんの言わずとしれた日本の料理漫画の草分け的存在です。主人公は新聞社に勤める山岡士郎と栗田ゆう子。2人は会社の創立100周年事業「究極のメニュー」の記事の執筆担当に選ばれ、そのメニュー作りに取り組みながら食を通じて出会うさまざまな人の悩みを解決していきます。

アニメならではの非現実的な展開はちょこちょこあるものの、食をめぐる描写はリアリティに溢れています。特に山岡士郎が蘊蓄垂れる食材や食文化に関する知識はとても勉強になっておもしろいです。また美食家たちが私の行ったこともないような料亭や高級レストランでどんな食事を楽しんでいるのか知ることができるのも、まるで別世界を垣間見ている気分になります。

私はNetflixで見ているのですが、何とYouTubeでも無料で配信しているよし。それも人気のエピソードは常時公開なんだそうです。太っ腹ですねえ、便利な時代になりました。

もうひとつ、ドラマでも最近ハマっているものがあります。

よしながふみさんの漫画作品を西島秀俊さんと内野聖陽さんの共演でテレビドラマ化した「きのう何食べた?」。もともと深夜にひっそりと放送されていたそうですが、今では劇場版も作られるほどの人気ドラマになりました。漫画のほうは今も1か月に1回のペースで連載が続いているそうです。

ドラマで描かれるのは弁護士の筧史朗(シロさん)と美容師の矢吹賢二(ケンジ)が一緒に暮らす何気ない日常。なかでも作品の大部分を占めているのが日々の食卓です。シロさんがキッチンに立って手際よく料理を作り、ケンジと2人で向かい合って幸せそうに食事を頬張るシーンを見ると、当たり前になっている「食事」を楽しむことがいかに大切なことなのか感じさせられます。

あと私自身30代半ばに差しかかる中で、登場人物2人に親しみを覚えている……というのもあるかもしれません。シロさんとケンジは共に40代。この頃って仕事やプライベートでいろんな変化が起きるんですよね。それに時に悩みつつも、生活を楽しんでいる姿が何とも素敵です。知り合いの日常をのぞいて「うんうん、そうだよね」と相づちを打つ感じ。

「きのう何食べた?」に出てくるレシピは「美味しんぼ」みたいな大層なものではなく、どれもシンプルな家庭料理。なのにとってもおいしそうなので、思わずマネしたくなっちゃいます。例えば「ツナとトマトのぶっかけそうめん」。田中美佐子さん演じる佳代子さんのメニューで、おいしそうだったので作っちゃいました。薬味をたっぷりかけるのがポイントなんですが、残念ながらミョウガが北京では手に入らず。その代わりにシソとネギをたっぷりかけていただきました。

ここ数年、自分のハマったアニメやドラマを思い出すと、大体「料理」と関係しているんですよね。小林聡美さん主演の映画やドラマも大好きなんですが「かもめ食堂」や「パンとスープとネコ日和」なんて何度見たか分かりません。これらも料理がたくさん出てくる作品でした。とは言え私は決してグルメじゃないし、料理が得意なわけでもありません。なのになぜ料理に関係する作品を好きになるんだろう……と考えたのですが、もしかすると「丁寧な暮らし」に憧れているから、かなあ。

食事って生活の豊かさに直結していると思います。せわしない日々を送る中で充実した食生活を送るのって結構面倒です。腹を満たすだけならお総菜でもカップラーメンでも十分事足るので、ついついそうなりがち。けれど、ちょっと手間ひまかけて「丁寧な暮らし」をすると心に余裕が生まれてくるんですよね。スーパーに行けば商品棚に並ぶ野菜から季節を感じられます。何を作ろうか考え、食材を買って帰って料理を作る。できあがった料理を誰かと一緒に語らいながらいただく……これが日常の豊かさなのかもしれません。職業柄、私も忙しい日々を過ごしています。油断していると食事はどんどん簡素になり、家の中がハムスターの巣みたいになっていく(笑)。だから料理に関するアニメやドラマを見ると「丁寧な暮らし」の大切さを思い出させてくれるような気がするんですよね。

んなことを言っていたら、何だか無印良品の宣伝文句みたいになってしまいました……って、だから私、無印良品が好きなのかな(笑)。だって昨日、無印良品に行ったばかりじゃないのよ(^^;)。何だか我ながら繋がったような気がします。

無印良品北京旗艦店

無印良品の北京旗艦店が「朝陽ジョイシティ」(“朝阳大悦城”)という大型ショッピングモールにできました。できたと言っても、オープンしたのは今年2月。娘が生まれたり一時帰国したりでバタバタして行けていなかったのです。

ここ「朝陽ジョイシティ」は北京の中心部と言うにはやや東寄りですが、週末には多くの若者たちで混み合います。私が北京に赴任したばかりの頃はイオンが入っていました。日本の食材やトップバリューなんかが買えるので重宝していましたが、おととし10月に撤退しちゃったんですよね。長らくがらんどうになっていましたが、どうやらそこに無印良品が入ったようです。

大勢の客がいましたが、店内の通路が広く作ってあるのでゆったりしていました。何でも売り場面積は5000平方メートル、無印良品の中国最大の旗艦店なんだそうです。地下1階から2階まで3フロアもありました。値段設定は日本より若干高く設定されているものの、日本の無印良品で売っている大概のものは売っています。

ここには「MUJI Diner」(無印良品食堂)も併設されています。日本だと銀座の無印良品なんかにありますよね。

ハンバーグ丼(“手作和牛肉饼丼饭”)を注文しました。丼といってもお茶碗1杯分くらい……これで58元(約1300円)。ハンバーグに味がしっかりついていておいしかったです。上に乗った卵の黄身も濃厚。ちょっと足りないかと思ったので副菜として「小白菜」の炒め物(“黄油大蒜炒农场小白菜”)を注文。「小白菜」というのはアブラナの一種で、チンゲンサイみたいな見た目の野菜です。日本だと「パクチョイ」とも呼ばれています。

私は1人だったのですんなり入れましたが、複数人で来た人は順番待ちをしていたようです。しかし何ですね、1300円もするお茶碗一杯の丼を食べるのに中国の方々が並ぶ時代になったのか……と感慨深くなっちゃいました。まあ、もとより中国で無印良品が好きだという人(ムジラーって言うんですか?)は意識高い系の人が多いような印象がありますから、ここで食事をするくらいの人はみんな「そういうもの」だと思っているのかもしれません。

頭痛にうろたえる

朝から偏頭痛が続き、昼頃には仕事に少々支障が出るくらいの痛さになりました。こんな頭痛は久しぶりです。二日酔いならまだしも、昨夜はアルコールを摂取していないし……思い浮かぶ原因と言えば……低気圧?北京は朝から雨模様です。よく気圧の変化で頭痛が起きるといいますが、これが原因かしらん。急な頭痛って厄介ですよね。特に仕事中だとパフォーマンスが急激に下がります。

ということで、私はカバンの中に常時バファリンを常備しています。常備といっても数錠。以前は鎮痛剤って服用しすぎると耐性ができるなんていう話も聞きましたが、市販の鎮痛薬は用法・用量を守って服用すれば耐性ができることはないそうです。

その痛み我慢してない?鎮痛薬の正しい知識|頭痛にバファリン|ライオン株式会社
頭痛・生理痛には、正しい知識で正しいケアを。ここでは鎮痛薬にまつわる正しい情報をご紹介します。

服用したのは「バファリンプレミアムDX」というバファリンシリーズの中でも上位の商品。痛みをしっかり止めてくれるのに加え、その速効性が優れているんです。今回も服用してから20分くらいで頭痛がスーッと引いてくれ、助かりました。

でも鎮痛剤って結局は「受け身」の対症療法なんですよね。痛みを抑えてくれますが根本的な原因を治療してくれるものではありません。頭痛が低気圧に伴うものやストレスからくるものだったらまだいいですが、私はもともとやや血圧が高いのでもしや脳梗塞の前触れだったら……なんて良からぬことを考え出してしまいます。たかが頭痛と思わず、我が身を振り返って改善すべき生活習慣がないか考えないといけないですね。

特に今は単身で北京にいる身。もし一人で部屋にいるときに脳梗塞とか、もっとひどいくも膜下出血とかの症状が出たらどうなるんだろう……

«過去の 投稿 新しい 投稿 »

© 2025 BOBOYORU.NET

Theme by Anders Noren上へ ↑