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The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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大連で海鮮

大連に出張しました。2回目の大連ですが、雰囲気が良いですね。ロシアや日本が統治していた頃の歴史的建造物が残っていて街並みがオシャレ。あと気候がちょうど良かったです。北京の1か月ほど前といったところかな。北京はすでに気温が30度を超す日も出てきていますが、大連は涼しくて気持ちよかったです。

仕事を終え、時間は午後9時を回ろうとしている頃でしたが、せっかく大連に来たので中国人の同僚と夕食に繰り出しました。

海に囲まれた大連は海の幸が有名です。ということで、海鮮料理の店に行きました。向かったのはタクシーの運転手さんに教えてもらった“日月昇海鲜码头”。有名なチェーン店で、大連市内に何店舗かあるようです。

中国の海鮮料理店は店内に大体こういった水槽が並んでいます。魚、貝、エビ、とにかくいろいろいて、まるで水族館のようです。中国では生きたまま売ることに価値があるんでしょうね。日本だと築地みたいな市場に行っても並んでいるのは基本的に「締められた後」の魚ですから。

中国は広い国なので、同じ生き物でも場所によっていろいろな名前で呼ばれることがあります。例えばタコ、私は教科書で“章鱼”と学びました。これがおそらく最もメジャーな名前ですが、こちらの水槽には“活蚆蛸”と書かれています。“”は日本語でもタコという意味で使われますが、“”とは見たこともない漢字です。

調べてみたところ、やはり“蚆蛸”はこの地域でのタコの呼び方のようです。特に大連の普蘭店区でとれるタコは“普兰店蚆蛸”と呼ばれ、有名なんだとか。

料理の注文は中国人に任せるに尽きます(^^)。店員さんとやり取りしながら手際よくアレコレ注文してくれました。

左の茶色っぽい料理は“海肠捞饭”。あんかけごはんみたいな感じですが、コリコリ弾力のある食材が入っています。何だろう?まあ、いいや、おいしいおいしい――と食べたのですが、後で調べると、これが料理名にある“海肠”(海腸)で、正体はゴカイやミミズの仲間の「ユムシ」でした。少し衝撃的な見た目なので、気になる方はご自身で検索して見てください。こんな

真ん中の料理は“韭菜炒海兔”。ニラとイカを炒めた料理です。料理名にある“海兔”は何だろう。ウミウサギ?調べてみると「アメフラシ」と出てきます。確かに中国語で“海兔”は「アメフラシ」のようですが、ここで言う“海兔”は大連の言葉でイカ、それもホタルイカみたいな小型のものを指すようです。あっさりした味でおいしかったです。

こちらは“鲅鱼水饺”、サワラの水餃子です。餃子の具に海鮮を使うのが新鮮です。食べてみると、予想以上に魚という感じ。私は魚が好きなので、これは結構いけます。

こちらは“家焖杂拌鱼”といって、魚を味噌で煮込んだ料理です。中国人の同僚は「雑魚ですよ」なんて笑いながら言っていましたが、実際その通りのようで、大小さまざまな魚をごった煮にしたものだそう。大連では家庭料理として親しまれている「昔ながらの味」なんだとか。魚の旨みと味噌の香りが合わさって絶妙な味でした。

北京ユナイテッドファミリー病院

今日は都合あって病院に行きました。娘の出産でお世話になった「北京ユナイテッドファミリー病院」(“北京和睦家医院”)です。

この病院に来ると、妻の妊婦健診に付き添ったときのことや、娘が生まれたときのことを思い出します。出産直後に妻が手術を受けることになったのも、ここでした。いやあ、あのときは本当に大変でした。当時のあれこれが胸に去来して、ちょっと泣けてきます。

ちなみに、病院にいるあいだ娘はずっとおとなしくしていてくれました。お医者さんにも「いい子ね~」と言ってもらえて、娘もなんだか得意げに見えます。いろいろなことがあったけれど、今こうして家族みんなが元気でいられることに、心から感謝です。

蘇州の女

上海出張の最終日。今日は上海随一の観光地「外灘」(ワイタン)に行きました。観光ではなく、もちろん仕事です(^^)。

今日は少し霞がかっているかな、ぼやけているようです。

ここ外灘は英語名で「バンド」とも呼ばれますが、なぜそう言うのか知りませんでした。中国語のほうは何となく分かります。漢字の「灘」()は岸のことを指すので、おそらく「外側の岸」とかそういう意味でしょう。調べたところ、上海では川の上流を「裏」、下流を「外」と言うそうです。なので外灘は外側の岸ではなく「川の下流側の岸」という意味で、これが固有名詞になったんですね。一方、英語名の「バンド」は埠頭、堤防を意味する”Bund”に由来するようです。

ちなみに最初にあげた写真は外灘ではなく「外灘から対岸を見た様子」です。あのビルやタワーが建ち並んでいる地域は「浦東新区」で、私たちが立っている側が外灘。写真のように19世紀後半から20世紀前半にかけて建てられた西洋建築が建ち並んでいて、レトロを売りにしたバーやレストランが多く入っています。

以前、東京で働いていた頃に上海に出張する機会があったのですが、その際に上海オフィスの先輩が外灘のバー、というかクラブ?に連れて行ってくれました。先輩が飲み物を注文しに行ってくれたのですが、戻ってくるとなぜか女性を連れているのです。どう見ても東南アジア系ですが、外国語訛りの中国語で「アタシは蘇州人」と言い張ります。年齢は私より10歳は上だったかなあ、正直おばさんです(失礼)。私の隣に居座って「疲れたからホテルに行きたい」なんて言い出すので、私が絶句していると先輩がケラケラ笑っていたなあ。外灘に来ると、そんなことを思い出します。

上海料理の夕食

上海出張2日目、今日は朝から見事な豪雨でした。雨の少ない北京ではお目にかかることのないほどの規模でした。

そんな中で仕事を済ませ、夜は上海オフィスで働く先輩に声をかけて一緒に食事。上海料理がいただける“帅帅精致家常菜”という店に行きました。店内の写真は撮り忘れたのですが、ずいぶんオシャレ。こちらの料理長はパリにある世界最大の料理学校「ル・コルドン・ブルー」で中華料理の講師を務めているんだそうです。

こちらは“松露香美芹盐田虾球”、エビとセロリにトリュフで香り付けがしてある料理でした。エビはプリプリ、セロリはシャキシャキ、あっさりですが、しっかり味がついていたのでおいしかったです。まさに日本人好みの味。

こちらは上海蟹と豆腐の煮込みスープ。中国語では“蟹粉豆腐”と言います。蟹粉というのは上海蟹の蟹肉と蟹みそ、贅沢な味です。鶏ガラスープがベースになっているのかな、とても優しい味でした。これぞ上海料理という感じです。

こちらは“外婆红烧肉”、日本語にすると「おばあちゃんの紅焼肉」。醤油で甘くトロトロに煮込んだ豚の角煮です。肉の下には白米が少量盛り付けてあって一緒に食べるようです。とても柔らかくて、箸で簡単にほぐれるくらいでした。

何という種類だったかは忘れてしまったのですが、こちらは魚を“清蒸”にしたもの。“清蒸”というのは調理法の一種で、魚を蒸してほんのり醤油ダレをかけていただくものです。この魚のメニューはもともと辛い味付けだったのですが、私たちのほうで“清蒸”で調理してもらえないか頼んだら快諾してもらえました。

ぎっしりと身が詰まっていて、とてもおいしかったです。あっさり味の好きな日本人には“清蒸”がおすすめ。これを食べると、ああ、上海に来たなあという感じがします(^^)。

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