The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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食べきれなくて「打包」

今日は夕食に串焼き(“烧烤”)の食べられる店に行きました。

屋根は付いていますが、ほぼ屋外も同然な佇まいです。けれどこの季節はちょうど良いですね。たくさんの客で繁盛していて、流しのお兄さんがギターを持って歌いに来るなどとても賑やかでした。

こちらのビールサーバー、3リットル入って98元(約1900円)でした。ホワイトビールで、とてもおいしかったです。値段と量・味を比べれば、とてもコストパフォーマンスが良いと思います。

ラム肉の串焼きや白菜のホイル焼き、サンマやホタテ……いろいろ頼みました。写真中央にあるのは冷麺。けどお分かりの通り、頼みすぎです。最近「このくらい食べられるだろう」と思って注文したら、食べきれないということが増えたように思います。なのに貧乏性がたたって食べようとするから良くないんですよね。しかし今日は本当におなかいっぱい。

日本だと「食べきれないなんて、もったいない」となるところですが、ここは中国。店員さんに“能打包一下吗?”(持ち帰り用に包んでもらえますか)と聞くと、包んでくれます。このシステム、食品ロスも防げるし、とても良いと思うのですが、日本だと食品衛生なんかの観点からダメでしょうね。食中毒なんて起きたら大変ですから。そこは「緩い」中国ならでは、かもしれません。

天空の城ラピュタ

言わずと知れたスタジオジブリの名作「天空の城ラピュタ」。日本では1986年に公開された宮崎駿監督の作品ですが、実は今月1日から中国で公開されていて、今日見に行ってきました。しかし30年以上前の作品がなぜ今になって公開されるのでしょう。

天空の城ラピュタ - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI
天空の城ラピュタ。 原作・脚本・監督 宮崎 駿 プロデューサー 高畑 勲 音楽 久石 譲 主題歌 井上あずみ 声の出演 田中真弓 ⋅ 横沢啓子 ⋅ 初井言榮 ⋅ 寺田 農 ⋅

スタジオジブリの公式ホームページによると「ジブリ作品が中国本土で正式に上映」されたのは2018年公開の「となりのトトロ」なのだそうです。つまり中国でもジブリ作品はとても有名ですが、皆さん今まで映画館で見たことがなかったわけですね。日本で公開された当時、中国はまだ経済的にも貧しい国でしたから無理もありません。おそらくビデオやDVDでしか見たことがなく、それさえも正規版だったのか海賊版だったのか、という世界かもしれません。

「天空の城ラピュタ」(スタジオジブリ公式ホームページより)

今や中国は世界2位の経済大国となりました。コロナ禍も明け、往年の名作を公開することで映画館への客足を回復させたいという狙いがあるのかもしれません。確かにいくらビデオやDVDで見ていたって、お金を払ってでも「映画館の大きなスクリーンで見たい!」という人はいるでしょうね。私がまさにそんな感じです。小さい頃から「天空の城ラピュタ」、何十回も見てきましたが映画館で見たことがないんですもの(生まれる前でしたから)。

ただ調べてみるとインターネット上には「1990年代に『天空の城ラピュタ』を上海などの映画館で見た」という声もちらほらありました。はて?と思って検索すると、1992年に中国で「天空の城ラピュタ」が上映されたのは事実のようです。同年には日中国交正常化20年を記念して「となりのトトロ」も上映されているようで、これらがスタジオジブリに忘れられているのか、それとも異例扱いされているのかは分かりませんが。

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山城・重慶に出張

出張で中国内陸部の大都市、重慶に行ってきました。

重慶は歴史的に四川省から独立したり、組み込まれたりを繰り返し、1997年に再び四川省から独立して直轄市となりました。人口3000万人以上を有するメガシティです。

重慶は「山城」と呼ばれるほど、その起伏に富んだ地形が特徴です。長江が流れる脇に山がそびえ、崖に建物が建ち並ぶため、自分が何階にいるのか分からなくなります。そのダンジョンのような町並みが魅力的で、私もいつか来てみたいと思っていました。

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サラダランチ

ちょっと不摂生がたたってか、最近ちょっとお腹周りがよろしくないのでしばらく昼くらいは軽めに……と思い、今日はランチにサラダをいただきました。

職場近所のおしゃれなカフェに来て注文しました。焼きサーモンとアボカドのサラダです。

アボカドはペースト状でした。ドレッシングはそんなにかかっていませんでしたが、アボカドやフェタチーズが良い味を出しているのでちょうどいいくらいでした。レタス?みたいな葉が入っていたので何だろうと思ったらケールとのこと。レーズンも入っていましたが、私はあまり好きではないので(笑)それは無くて良かったかな。具材が一杯で、満腹とまではいきませんが腹八分目くらいにはなりました。

ただオシャレなカフェだけあって、少し値の張るサラダでした。うーん、いくらダイエットとはいえ、サラダにこの値段をかけるなら別の料理を注文しちゃうかな……って、それじゃダイエットになってないちゅーの(^^;)。夜は好きな物を食べたいので、これから昼は少し節制したいと思います。さあ、いつまで続くことやら。

六本木駅(?)で焼き肉

昨日、ブログで「もし今後、肉か魚のどちらかしか食べられないとしたら、私は魚を選ぶ」と書いたばかりなのに、今日は焼き肉を食べに行きました。いや、ここも妻がずっと行ってみたいと言っていた店なのです。

実は以前にもこの店、このブログに書いたことがあります。北京のショッピングモールを歩いていたら「六本木駅」なる看板を掲げた店があると紹介した記事です。

日本には行けないけれど
仕事で西単ジョイシティ(“西单大悦城”)に行ってきた。土曜日なだけあって、驚くほどの人だ。中国ではこうしたショッピングモールに入店するにはスマートフォンアプリで72時間以内のPCR検査陰性証明を提示しないといけないが、入り口はそれだけのために50メートルほどの列ができていた。この西単ジョイシティは私が留学していた頃にもあった。大学前のバス停から乗り換えなしで来られたので頻繁に訪れたが、当時と比べたら店は結構変わったような気がする。若者向けの店が多いのかな?客も若者が多い印象。一緒に行った中国人スタッフ...

その正体は「肉問屋元気一番焼肉」という、日本の町並みを再現した店内で焼き肉が食べられる店です。妻から行ってみたいと言われていたこともあり、昨日はおいしい海鮮をいただいたばかりですが、まあ妻の誕生日の翌日だし、これもプレゼントということにして行ってみました。

これは……エヴァンゲリオン……でしょうか?(実は詳しくないのです……)大きなロボットが店の壁から飛び出ています。他にも「日比谷線きっぷチャージ定期券」や「六本木交差点方面」など、地下鉄の駅構内にある表示がたくさん。ここは六本木駅という設定なんですね。

こちらのお店、本物か作り物かは分かりませんが店内に電車の車両が設置してあり中で食事ができるようになっています。せっかくなら電車の中で食べたいなと思っていたところ、運良くこちらに案内してもらえました。

中吊りポスターには和歌山電鉄のたま駅長が。「さよろなり」って……どういう意味でしょうか。それとも、もしや中国にありがちな誤植かしらん。

これは東京メトロのマナー啓発ポスターですね。ただ調べてみたところ、この内容のポスターは実際には存在しないようです。拡大してみてみるとカタカナがおかしくなっている箇所もあるので、わざわざ「模して」作ったポスターかもしれません。

上にはサントリーの「ブルー」と、大塚製薬の「ボディメンテ」の広告。

システム自体は日本の焼き肉と同じでした。ただメニューなどを見るに、日本資本というよりは中国の企業が「日本式焼き肉」を再現したといった感じです。

若いお兄ちゃんがずっと付きっきりで焼いてくれ、私と妻が日本語で話していると日本語で「もしかして日本の方ですか」と話しかけてくれました。聞くと日本のアニメが大好きで、日本語を勉強しているとのこと。最近はあまり「日本が好きで日本語を学んでいます」という中国の方を見かけなくなっていたので、なんだか嬉しいですね。積極的に日本語で話しかけてくれるので、私たちもいろいろと日本語で返しました。

するとそのお兄ちゃん、「WeChatで友達になりませんか」と言います。てっきりお店の公式アカウントでも登録させられるのかと思ったら、差し出してきたのは何とお兄ちゃんの個人アカウント。本当に私と友達になりたかったんですね(笑)。妻から「ナンパじゃん」って言われてしまいましたが、いえいえ、本当に日本人と話せて嬉しかったんでしょう。そんな気持ちを大切にしたいと思い、登録しました。そもそも中国で「WeChat」は電話やメール以上に普及しているコミュニケーションツールなので、日本の「LINE」より気軽に登録し合うものなのです。

ちょっと惜しいですね。

どれもリアルです。日本に行って現地で調査したんでしょうか。

けれどここは六本木駅の設定なのに新幹線乗り場の案内があったり、東京ミッドタウンが「東京ミ“シ”ドタウン」になっていたり、惜しいところがちょこちょこあります。とは言え「新幹線」なんかは分かっていてわざと入れたのかもしれませんね。中国の皆さん、新幹線が好きですから。

お友達になったお兄ちゃん、帰宅すると律儀に「今日は楽しかったです。また交流したいです」と日本語でメッセージを送ってきてくれました。嬉しいですね。冷え込みが伝えられる日中関係ですが、こうして日本アニメが好きで日本語を学んでくれている方を見るにつけ、日本のソフトパワーを思い知らされますし、こういう文化的な交流こそ両国をつなぎ止めるとつくづく感じます。

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