The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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上海大学再訪

出張で上海に来ました。

以前、広州に出張した日本人の同僚が「北京に比べて広州の人はみんな『生きている』感じがする」と言っていましたが、上海も同じですね。ふとした小さな通りでもオシャレなレストランや雑貨店が溢れ、人々が生活を楽しんでいる感じがします。

んなことを言ったら「北京の人は『生きていない』ってのか」なんて言われちゃいそうです(^^;)。いえいえ、北京には北京の良さがあると思います。ただ経済の都市・上海と政治の都市・北京ではどうしても違いがあるのは事実です。実際、今回一緒に出張した中国人の同僚は上海のほうが“开放”(開放的)だと言っていました。

私は今北京に住んでいて、学生時代に留学したのも北京です。中国語を話せば「発音が北京寄り」と言われることが多く、どちらかというと私は北京と縁の深い人間だと思います。け・れ・ど、実は上海とも縁があるんです。と言うのも、私が中国で初めて訪れた都市は北京ではなく上海なんです。高校時代に日中の高校生が交流するプログラムに参加し、地元・岡山の高校生で作る訪問団の一員として上海を訪問しました。当時は2005年、もう20年前のことなんですね。確かこの年は中国各地で反日デモが起きて大変な1年でした。プログラムの主催者からは再三「安全はきちんと確保します」という説明があったことを覚えています。

今日は仕事で上海大学に行きました。ここ当時も訪れた場所です。いくつかキャンパスがあるそうなので、本当に当時訪れた場所と同じかどうかは分かりませんけど。初めて訪中した際に訪れた場所に、こうして中国で働くようになって再訪する。何だか感慨深いです。

上海の日本式百貨店

上海出張2日目。今日午後の飛行機で北京に帰ります。

やはり北京に比べて賑やかですね、上海は。ショッピングモールに限らず、小さな路面の雑貨店も客で賑わっていて、みんなが経済活動を楽しんでいる感じがします。北京だけ見ていると分かりませんが、きっと上海に住んでいる人たちは物質面だけでなく精神面でも日本のような西側の国々に相当近付いているんだろうなあと想像します。

今回は静安寺の近くに宿泊しました。静安寺には久光というデパートがあって、地下1階には日本のデパ地下のような光景が広がっています。特に食品スーパーは7割近くの商品を日本から輸入しているそうで、日本のものが何でも手に入ります。学生時代、北京に留学していた頃に上海に旅行に来てここのスーパーを始めて訪れたときは「まるで日本じゃないか」と興奮したことを思い出します。だって北京にはこんなスーパー、ありませんから(^^;)*1

それもそのはず、このデパートは「そごう」のフランチャイジー。開店の際には旧そごうの日本人社員4名が派遣され「日本式百貨店」としての陣頭指揮をとったそうです。

References
*1今は少し増えましたけどね、亜運村のイトーヨーカドーとか。

機場と空港

上海に出張しました。

飛行機を使ったんですが、いやあ、つくづく中国の空港の保安検査は嫌になりますね。カバンからパソコンや傘、モバイルバッテリーを取り出せと指示があるので、それらについては取り出してあります。だのにX線を通したら「あれは何だ」「これは何だ」とアレコレ言われてパソコンのACアダプターを取り出し、鍵を取り出し、今日なんて財布まで取り出されました。

何だか中国の保安検査は「危険物を見つける」ためにやっているのではなく、彼らが「乗客のカバンの中に何が入っているか把握したい」というほうが優先されているような気がしてなりません。つまりX線を通しても「ん?何だこの影は?」となったら、それが危険物かどうかは関係なく確認するんです。おかげで保安検査場でカバンの中はぐちゃぐちゃ。こんなに取り出されたんじゃ、何か入れ忘れているものがあるんじゃないかと不安になります。私はこれだけが理由で飛行機に乗りたくなくなっちゃいます。

中国語で空港のことを“机场”と書きます。日本の漢字で書くと「機場」、つまり「飛機場」の略です。何だかあっけないですよね、「機場」って。私は日本語の「空港」という言葉のほうが好きです。空の港、すなわち空港。まあ英語の”airport”(エアポート)をそのまま漢字にしたんでしょうが(エア=空、ポート=港)、それでも中国語の「機場」よりはるかに趣があるように思います。

と思ったら、上海の虹橋空港に「空港」という言葉がありました。空港までの送り迎えをしてくれるサービスの看板に“空港接送机管家”とあります。訳すと「空港送迎コンシェルジュ」……みたいな感じでしょうか。おそらく日本語由来の表現で、たまに中国語でも使われているようです。

上海出張

今週末から春節の連休が始まる中、上海に出張。

向かう飛行機は満席でした。私の両隣には(失礼な言い方ですが)身なりからして地方出身の方かなあ?という男性。離陸前にはスマートフォンをスピーカーホンにして身内と思わしき人と大声で電話したり、電話が終わっても大音量で“抖音”(中国版TikTok)のショートムービーを見始めたりと自由な方でした。春節で帰省するのかな?しかし上海の方ではないでしょうし、なぜ北京から上海に向かう便に乗っていたかは分かりませんけど。

上海って北京よりだいぶ南にある印象ですが、いざ飛行機を降りると北京と変わらないくらい寒かったです。仕事を終えてホテルに帰ったのは日付が変わる頃。朝が早かったこともあり、寝る前に楽しもうとせっかく冷蔵庫に冷やしておいたビールは半分しか飲まないうちに眠ってしまいました。

上海行4日目

上海旅行の最終日、徐家匯にあるメトロシティ(“美罗城”)に行きました。ここにも日系の店がたくさん入っていて、十数年前の留学時代にも来たのを覚えています。

地下にヤマザキパンのカフェが入っていて、こちらでモーニングをいただきました。上海滞在中は何店舗か見かけましたね。食パン、菓子パンのほかにケーキ、プリン、大福なんかも売っていました。私はソーセージを挟んだホットドッグみたいなパンをいただきましたがおいしかったです。

1階には「少年ジャンプ・ショップ」が。こちら海外1号店なんだそうです。確かに中国は日本の漫画・アニメ作品が大好きって人が多いですからねえ。そんな広くない店舗でしたが、商品を手に取って熱心に品定めをする人たちが何人か。

こちらのメトロシティには「ロフト」も入っています。2020年7月にオープン*1した、こちらも海外1号店のロフトなんだそうです。上海は日本人も多いし、海外出店に当たっての試金石みたいなところがあるのかもしれませんね。

店舗の面積は日本のロフトと同じくらいでしょうか。半分くらいは日本製品が占めていて、店内をウロウロしていると日本にいるような気分になります。

ロフトと言えば私は学生時代から文房具を買うのにお世話になった印象が強いんですけど、こちら上海のロフトにも文房具がたくさん並んでいました。日本の文房具って、何と言うか、きれいですよね(笑)。見ているだけで楽しくなります。

今がどうかは分かりませんが、私が留学していた頃は品質があまり良くありませんでした。留学先の大学キャンパス内にあった店舗*2で買ったボールペン、それはそれはインクの出が悪くって。買ったノートの紙質もザラザラで、ああ、日本でたくさん買って持ってくれば良かったと思ったものでした。留学当時に中国にロフトがあったら便利だっただろうなあ。まあ、そうだったとしても上海にできて北京ではなかったでしょうけど。

メトロシティには「どんぐり共和国」もありました。スタジオジブリ公認のキャラクターグッズを専門に販売する店舗ですね。ここが中国1号店だそうで、海外出店という意味では香港、韓国、台湾に続くものなんだそうです。2016年のオープンということで、すでに7年近く経つもののこうして営業を続けているということは中国でのジブリ人気を反映しているのかもしれません。

ネコバスの行き先が上海になっています。ちなみに「トトロ」は中国語で「龍猫」、「ネコバス」は「猫巴士」と言います(『巴士』というのは中国語で『バス』という意味です)。

ここ最近は「天空の城ラピュタ」や「紅の豚」といった往年のジブリ作品が中国で再上映される動きが相次いでいます。こちらの「どんぐり共和国」もお客さんで賑わっていましたし、今後店舗数が増えていくかもしれませんね。

References
*1中国ではコロナ禍真っ只中だったかと思いますが、そんな大変な時期にオープンしたんですね。
*2「合作社」という店舗で、日本の協同組合みたいなものです。さしずめ日本の大学の生協といったところでしょうか。
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