The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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さようなら大好きな蘭州牛肉麺

このブログに何度も書いている、行きつけの蘭州牛肉麺の店が突然閉店してから約1か月が経ちました。そろそろ営業再開しているのではないかと思い、見に行ってみました。

店は閉店したままでした。店内は荒れてしまい、床のタイルなんて割れてへこんでいます。1か月前に見に来たときもこんな状況でした。

この店、以前にも2回突然閉店したことがあります。1回目は新型コロナウイルスが感染拡大していた時期で、このときは北京市内のあらゆる店が営業停止していました。2回目は店が改装工事したときです。このときは予告もなく突然閉店したので「もう食べられないのか」と大変残念に思ったことを覚えています。結局、1か月後に新装開店したんですけど。

フェアウェルは突然に
職場の近くに行きつけの蘭州牛肉麺の店があります。このブログでもよく紹介していますし、この前の投稿でも最近は蘭州牛肉麺よりも牛肉涼拌麺にハマッていると書いたところでした。今日なんて昼前から「牛肉涼拌麺」が食べたくてしようがなくなり、ワクワクしながら店に向かいました。労働節の連休も挟んでいたので久しぶりです(とは言っても1週間程度ですが)。店の前まで来ると、何だか様子がおかしい。とても静かなのです。もしや、労働節のお休みが続いているのかしらん?中をのぞくと……こ、これはどうしたというのでしょう。これ...

それほど、私はここの蘭州牛肉麺が好きなんです。ほかにも“牛肉凉拌面”(牛肉冷やしまぜそば)という冷やし中華みたいなのも好きだし、あと丼物やチャーハンもおいしい。路地裏の目立たない店ですが、料理の味はそこらのチェーンを断然上回っています。

この店は昼時になるといつも混んでいました。だから予告なしに閉店したときも「おそらく閉店することはない」「きっと改装工事だろう」と思うことができたのです。けれど今日訪ねると、その可能性はなくなったことが分かりました。

ガラス戸に“出租”(貸し出します)と貼り紙がされています。日本風に言うと「テナント募集中」でしょうか。次の入居テナントを探し始めたということは、もうあの蘭州牛肉麺の店が戻ってくることはないということです。あんなに人気だった店がなぜ突然閉店したんでしょう。

店は年配の夫婦と、その息子夫婦が切り盛りしていました。息子夫婦は相次いで息子さんと娘さんも生まれたようで、息子さんが店内で元気よく走り回る姿をよく見かけました。どうしちゃったのかなあ。お父さんはいつもイスラム教徒の帽子をかぶっていたので、多分「回族」だったんだと思います。すると出身は甘粛省や青海省のほうで、そちらに帰っちゃったのかしら。それとも移転したのかな?いずれにしても知る術はありません。

この店に初めて来たのは2019年、東京から出張で北京に来たときです。2022年に北京に赴任してから再度訪ねると店がまだ残っていて感動したものです。

街なかPCR検査デビュー
今日の昼食は滞在しているホテル近くにある蘭州牛肉麺の店に行った。数年前の北京出張の際にも来たことのある店で、3年半ぶりの再訪。入店すると店主夫婦とみられる2人が奥で食事をしていた。テーブルに着くと若いお兄ちゃんが注文を取りに来てくれたので蘭州牛肉麺をオーダー。ここの蘭州牛肉麺はおいしかったんだよなあ。しっかりした味が付いていて。注文を取ったお兄ちゃんが作ってくれるようだ。厨房に入っていくと中からパンッパンッと生地を伸ばしている音が聞こえ、5分ほどで持ってきてくれた。記憶が正しければ、前に来たとき...

北京生活も3年目になりますが、ここには本当によく来ました。何を食べようか迷ったらここに来ていたくらいです。ここで食べたいろんな味は忘れられないだろうなあ。これはショックでしばらく立ち直れないかもしれません。

タッチ決済で地下鉄乗車

今日は日曜日ですが中国は平日扱い。労働節の大型連休のための振替出勤日です。地下鉄の駅は(当たり前ですけど)いつもと同じ混み具合。家を出るまでは「日曜日なのに仕事かあ」という気分ですが、電車に乗るとまるで平日だったかのように錯覚してきます。

地下鉄の改札口にこんなバナースタンドが立っていました。乗車券を買わなくとも、クレジットカードのタッチ決済で地下鉄に乗れるという案内です。去年9月に導入されたシステムで、当時私もVISAカードで試したのを覚えています。何度やってもエラーになってダメでしたけど。

このバナースタンドが英語で書かれているところを見るに一番の対象は海外からの旅行客でしょうね。これまでの北京地下鉄は自動券売機で乗車券を購入するのさえ不便でした。一部の駅の自動券売機は外国人が使えない仕様*1になっていて、必ず有人の窓口に行く必要があったからです。窓口に行ったって駅員は中国語しか話そうとしないので*2言語ができない旅行客にとって地下鉄に乗るのは大変ハードルが高かったのです。

とは言え、中国の街中にはまだまだクレジットカードが使えない場面が多すぎます。地下鉄がタッチ決済で乗れるようになっても、バスやタクシーでは結局使えないままです。今回の取り組みが中国国内でもクレジットカードの利用がしやすくなる動きのひとつであるよう、切に願うばかりです。

追記)

試しにスマートフォンに紐付けたクレジットカードのタッチ決済機能(Googleウォレット)で試してみると、改札を通ることが出来ました。それもあっという間!こりゃあ便利です。これまでAlipayのQRコードを使って乗降車していましたが、今度からはこちらに乗り換えてみようかな。

References
*1一部の駅の自動券売機では乗車券を購入しようとすると「身分証番号」の入力を求められます。身分証というのは中国人が持っているマイナンバーカードみたいなもので、私たち外国人には発効されていません。つまり事実上、中国人しか乗車券が購入できない仕様になっています。
*2なぜ中国の人は相手が中国語が話せないと分かっても頑なに中国語を話そうとするんでしょうね。日本に一時帰国した際に羽田空港で英語を使って一生懸命案内をしているボランティアの方を見る度に本当に立派だなあと頭が下がります。

ピクニック日和

今日は北京に駐在する日本人家族同士で朝陽公園にピクニックに行きました。

参加したのはうちも含めて全部で4家族。みんな同じくらいの月齢の子どもがいる、もともと妻のママ友繋がりです。パパさんはみんな私と異なる業界で働いていて、何もなければ知り合うことはなかっただろうなあという職業の人も。こうして新たな出会いをもたらしてくれる子どもに感謝です。

食事はピザを公園の入口までデリバリーしました。日本でピクニックとなるとお弁当を用意して行くか、行きしなにスーパーでお総菜を買うことが多いと思います。こうしてお店の料理を公園まで届けてもらえるのは出前文化の普及している中国ならではかもしれませんね。

レジャーシートは各々の家庭で用意することになっていたのですが、うちは「せっかくだから」ということで折りたたみイスや組み立て式のミニテーブルも購入して持って行きました。でも、そこまで用意してきているのはうちだけ。で、Bluetoothのワイヤレススピーカーで音楽を再生したら、他のパパさんから「よくキャンプやピクニックをするんですか」と聞かれちゃいました。アウトドアの玄人に見えたのかしら、いえいえ「にわか」です(^^;)。

今の北京はまさに“春意盎然*1といった気候のピクニック日和で、とても気持ちが良かったです。ただ日が当たると少し暑かったかな。日を遮ってくれる簡易テントみたいなものがあっても良かったかもしれません。ああ、そんなことを考えていると、またアウトドア用品メーカーのサイトを眺めてしまいます。中国でもコロナ禍の間に「3密」*2を避けられるキャンプがブームになって新興のアウトドア用品メーカーがたくさん生まれたんですよね。それに値段も日本より安いのです。これを機に私も本格的にグッズを揃えてキャンプとかデビューしようかしらん(^^)。

References
*1春らしい雰囲気がみなぎっているという意味の中国語。
*2何だかこの言葉も今や懐かしく聞こえますね。コロナ禍の間に厚生労働省などが掲げた、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために密閉・密集・密接=3密を避けましょうという意味の標語です。

中国の駅での思い出

日本ではまもなくゴールデンウィークが始まりますが、中国でも大型連休が控えています。5月1日のメーデー*1に合わせた連休で、中国では「労働節」(“劳动节”)と呼ばれています。

せっかくなので私も家族と旅行に行こうかと計画を立てていて、今回は旅行途中で高速鉄道に乗るプランを考えました。日本でいう新幹線です。今や中国の鉄道もインターネットで乗車券が手に入るので、いざ購入しようとすると……あら?何度やっても購入できません。

どうしたものか……と調べたのですが、どうやら「本人認証」ができていないのが理由のようです。外国人が高速鉄道に乗るにはパスポート情報が必要で、初めてネット予約をするときにはパスポート情報が間違ありませんよと確認する手続きをしなければならないのです。通常ならネット上でササッとできるはずなんですが、何度やっても「駅の窓口で手続きしてください」と表示される始末。

あまりトロトロしていると連休中の高速鉄道はあっという間に満席になります。善は急げ、ということで今日駅に直接行って手続きをすることにしました。

やってきたのは北京駅。職場から近いので私は仕事の合間に抜け出し、妻と娘はタクシーで来てもらいました。娘が私を見つけた途端にニターッと笑ってキャッキャッしてくれたのがすごく嬉しかったです。駅は平日にもかかわらず地方出身と思わしき乗客の人たちで賑わっていました。

乗車券販売所(“售票厅”)の窓口に行って「本人認証」の手続きをすると、あっさり終了。ついでに乗車予定の乗車券も購入しました。

こうして乗車券販売所の窓口に並ぶと十数年前に留学していた頃を思い出します。当時はまだ駅で乗車券を買うのが一般的でした。連休前は混んで行列ができるんですよね。で、割り込みしてくる人が絶対にいるんです。「発車まで時間がなくて」とか言ってヘラヘラしながら気付いたら私の前にいるんですけど、すると後列の人たちは決まって私を叱ります。なぜなら私が「割り込みを許した張本人」だからです。

列は抜かされ後列からは罵られ……悔しいやら情けないやら。やっと自分が乗車券を購入する番になっても、駅員の中国語が早口で何を言っているか分からず、泣きっ面に蜂なんてことがよくありましたねえ。当時は乗車券を買うだけでも試練でした。

References
*15月1日に世界中で祝われる労働者の記念日で、労働者の団結と権利を主張する日とされています。

参鶏湯

今日は仕事の関係で韓国の方と食事をしました。

場所は先方が予約してくれた韓国料理の店。ずいぶん若者っぽい雰囲気の店でしたが、味は“正宗”(本格的)とのこと。店名に「参鶏湯」(サムゲタン)とあったので参鶏湯専門店かと思ったら、ほかにもいろんな料理がありました。

で、一通りの料理をいただいたあと、最後に参鶏湯と冷麺を注文。みんなで分け合って食べました。

参鶏湯の「参」って高麗人参のことなんですね。他にもナツメやニンニクが入っていて、これぞ薬膳という感じです。薄味なので食欲のないときにも良いんじゃないかと思いました。ご一緒した韓国の方によると、物足りなければ鶏肉を塩に付けながら食べるのもアリなんだそうです。

参鶏湯って体がポカポカするので何となく冬の食べ物かと思っていたんですが、実は盛夏の“三伏*1に夏バテの疲労回復として食べるほうがポピュラーであるよし。すると、これからがむしろ本番でしょうか。是非また食べに来たいと思います。

References
*11年で最も暑いとされる時期のこと。
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