The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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玉淵潭公園

今日は北京の桜の名所と知られる「玉淵潭公園」に行きました。

ここ玉淵潭公園が桜の名所になったきっかけは1972年の日中国交正常化なんだそうです。当時中国からジャイアントパンダのカンカン・ランランが日本に贈られましたが、日本からは1000本の桜の苗木が中国に贈られたとのこと。このうち180本が玉淵潭公園に植えられたのだそうです。

当時日本から送られたのはオオヤマザクラだそうですが、その後は園内にソメイヨシノが意識的に植えられるようになり、今では6割がソメイヨシノなんだそうです。まさに今が満開で、見事な咲きっぷりでした。私たちが見た白っぽい花びらの桜はソメイヨシノなんだと思いますが、こんなに早く満開になるものでしょうか。だって北京と同じ緯度に位置する日本の都市といえば青森がありますが、青森の桜満開ってもっと遅いですよね。

北京はもともと桜には向いていない土地なんだそうです。桜は湿潤な気候、やや酸性の土壌を好むのに対し、北京は雨が少なく、降るとしても7~8月に集中していて、土壌もアルカリ性です。そのため、わざわざ弱酸性の土壌を運び入れて土の入れ替えを行ったほか、春の水やりと秋の施肥を欠かさないなど日本の桜を北京に根付かせるには並々ならぬ努力があったのだそうです。

中国でも桜というと「日本の花」という印象が強いです。昨今の日中関係は冷え込んでいますが、それでも公園はものすごい人で混んでいました。日本で花見というとレジャーシートを敷いて乾杯……という形式が多いですが、中国の方はとにかく写真、写真、写真。大女優顔負けのポーズで撮影に勤しむおばさま方が多数いらっしゃいました。あとはコスプレイヤーの姿も。おそらく日本のアニメキャラクターなんでしょうが、やはり桜があると「日本っぽいロケーション」になるんでしょうか。

やはり桜を見ると春が来たという実感が湧いてきます。娘にとっては生まれて2回目の春。異国の地にいても桜を見て日本を感じてもらえたかな。

ハイアール兄弟

今日外を歩いていると、ふとエアコンの室外機が目に入りました。

中国の電機メーカー「ハイアール」のエアコン室外機です。ハイアールは漢字で“海尔”と書き、この漢字の中国語発音が「ハイアール」です。

それより気になったのは2人の男の子の絵。レトロな感じですが、これはナショナル坊や的なキャラクターでしょうか。調べてみると彼らは“海尔兄弟”(ハイアール兄弟)というそうで、中国ではテレビアニメにもなったことがあるそう。なぜ下着姿(それとも水着?)なのかは分かりませんが、コテコテの中華色が強いキャラクターでないところが歴史を感じさせます。今の中国は“国潮”*1といって「いかにも中国らしい」ものを好む傾向がありますから。

 

 

References
*1国=中国の、潮=ブーム(潮流)の略。

植物園のようなカフェ

昼過ぎから北新橋のあたりに向けて散歩に出ました。

胡同の中にある「URBAN GREEN」というカフェに来ました。写真に収まりきっていないですが店内には巨大な木々が植わっていて、まるで植物園のようです。イクスピアリにある「レインフォレストカフェ」を思い出しました。

2階には木々に囲まれた特等席が。思わず座りたくなっちゃいますが事前予約が必要な上、決められたセットを注文しなければならないそうです。さすが商売上手な中国、一筋縄にはいきません。

私はアイスコーヒー、妻はアイスカプチーノをいただきました。

こんなことを言ったらインターネット老人会ならぬ「北京老人会」と言われそうですが、おいしいコーヒーをいただける店が増えましたね、北京は。私が十数年前に留学していた頃はコーヒーを飲める店が少なかったです。あることにはありましたが、人々が今ほどコーヒーを飲んでいなかったと思うのです。今やカフェなんて至る所にありますもんね。

中国コーヒー戦国時代
私が北京に留学していたのはたかだか11年前だが、それでも当時と比べるとたくさんの変化を感じる。どれも私の主観だから、他人からすれば「どうでもいい変化」かもしれないけれど(^^;)。そのうちのひとつ、多くの人がコーヒーを飲むようになったと感じる。11年前の北京はコーヒーを好んで飲む人がまだ少なかった。日本の純喫茶のようにコーヒーだけを出す店は無かったし、喫茶店というと文字通り「茶」を楽しむ場所だった。スターバックスやコスタコーヒーといった海外のカフェチェーンは当時からあったが、中国人たちは専らカフェモカ...

ここも胡同の中にある隠れ家カフェみたいな立地なんですが、客は引っ切りなしに訪れていました。

どうしちゃった蘭州牛肉麺

いつも昼食をいただいている蘭州牛肉麺の店に行くと、扉に鍵がかかっていました。店内は無人で散らかっています。あらら、どうしたのでしょう。体はすっかり蘭州牛肉麺をいただく気分だったのでガックリしてしまいました。改装するのかな?けれど去年改装したばかりなはずです。もしや閉店?とりあえず仕切り直して、近くにある別の蘭州牛肉麺の店に向かうことにしました。

来たのは「馬記永」という蘭州牛肉麺のチェーン店。2019年創業と歴史は浅いのですが、ここ最近中国各地に店を増やしています。確かに北京市内でもよく見かけるようになり、私の住むマンション近くのショッピングモールにも入っています。

今日いただいたのは……というか、いつもこれしか注文しないんですが“酸菜牛腱子拉面”、牛すね肉を使った麺です。私は“酸菜”が大好きなのです。北京なんかで食べられる“酸菜”は白菜を酸っぱく漬けたものですが、蘭州牛肉麺などに使われる“酸菜”は高菜漬けみたいな感じです。

おいしかったあ。けれど、やはりいつも通っていた店のほうが味は好きかな。どうしちゃったんでしょう。改装しているだけならいいですけど、商売をやめちゃったってことはないしから。飲食店の入れ替わりが激しい中国なのでなきにしもあらず……早く戻って来てくれるのを待ちたいと思います。

おしりたんてい

昼食を取りに職場近くのショッピングモールに行くと「おしりたんてい」の特設コーナーが作られていました。おしりたんていといえば日本で人気の子ども向け絵本、テレビアニメとしても放送されています。中国でも人気があるんでしょうか。

コーナーの入口には“欢迎来到侦探事务所”(探偵事務所にようこそ)と書いてあります。探偵になる訓練と称してクイズを解いていく仕組みになっているようで「おしりたんていの助手の名前は」とか「おしりたんていが大好きな食べ物は何」みたいなことが書いてあります。こういうクイズを解かせるくらいですからそのくらい中国でも読まれているんでしょうか。

中国でも探偵という職業は知られています。一番大きな理由が「名探偵コナン」でしょうか、中国でも大変よく読まれています。ただ「探偵」という仕事そのものはあるのかなあ。というのが、探偵業務の多くって中国だと違法になるものが多いような気がします。

中国語でおしりたんていは“屁屁侦探”と言うそうです。「屁」と書くとおしりというよりおならみたいですね。中国語ではおしりを“屁股”と言うので、そこから来たんでしょうが。で「探偵」は“侦探”(偵探)で日本語と逆になります。ちなみにそういう単語は結構あって、例えば「紹介」は“介绍”(介紹)、「運命」は“命运”(命運)、「言語」は“语言”(語言)なんて言います。

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