The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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炸醤麺

日本から友人が訪ねてきてくれ、今日が観光の実質1日目です。だと言うのに、北京は滅多にない雨模様。こればっかしは私の雨男ぶりを嘆くしかありません。友人には申し訳ない限りです。

今日は雨天でも影響の少なそうな市内観光をすることにしました。で、向かったのが前門。昼食は前門大街にある炸醤麺(ジャージャー麺)の店、“方砖厂69号炸酱面”に行ってきました。

北京に何店舗かある、ミシュランガイドにも選ばれている店です。店名の“方砖厂69号”というのは“方砖厂胡同”(レンガ工場通り)の69番地に1号店があったということに由来します。何もわざわざ観光地の前門大街の店舗に来なくてもいいわけですが、少し時間が早かったからか並んでいる客が3、4組しかいなかったので入ることにしました。

注文したのは“我们的炸酱面”(日本語にすると「僕たちの炸醤麺」)という少し変わった名前の炸醤麺。具は全部で13種類用意されていて、もやし、きゅうり、セロリ、グリーンピース、にんじん、炒り卵、白菜、ねぎ……などなどがありました。

説明によると、まずは肉味噌の油だけを麺に加え、ほぐすんだそうです。その後に肉味噌を全部入れてグチャグチャに混ぜます。で、最後に具も加えて、さらに混ぜます。見た目はあまりにもあまりになりますが、よくかき混ぜないとおいしくありません。

さすがミシュランガイドに選ばれているだけあって、空前絶後のおいしさでした。肉味噌の味付けもさることながら、麺のコシが良いですねえ。日本の「ジャージャー麺」とは似て非なるこの和えそば、日本でも売れるんじゃないかなあ。

久しぶりの再会

日本から友人が北京に遊びに来てくれました。

彼とは香川県で知り合いました。私は就職したての頃、5年ほど香川県高松市で働いていたのです。当時、彼は同じ業界の別会社に勤めていて、現場でよく顔を合わせました。ある日、同い年だということが分かって、よく飲みに行くようになったのです。彼も酒が強く、明け方まで飲んだこともある「飲み友」です(^^;)。

いろんな人に「ぜひ北京に遊びに来てね」と言いましたが、実際に来てくれる人はほとんど……というか、1人もいませんでした。まあ、ここ最近の中国に関する報道を見ていると気後れしてしまう気持ちは分かります。実際に来てくれたのは私や妻の両親だけでした。彼は唯一「友人枠」で北京に来てくれた最初で最後のお客さんです。

空港で出迎えた後は簋街にある北京のクラフトビールが飲める「京A Taproom」という店に。夕方に羽田空港を発つフライト、それも離陸がずいぶん遅れて北京に着陸したのは午後9時前。そんなもんで、店で飲み始めたのは午後11時頃でした。けれど数年ぶりの再会で話も盛り上がって日付が変わったことに気付きませんでした。

地球温暖化を感じる

今日の午後は私が子守役になり、妻には気晴らしに外出してもらいました。どうやら美術館に行ったようですが、ふと「すごい雨が降っている」というメッセージと共に、激しく吹き荒れる暴風雨の動画が送られてきました。

我が家付近は雨が降っていなかったので、窓ぎわに行って妻のいる美術館のある国貿あたりを眺めると、確かに遠目に豪雨が降っているであろう様子が確認できました。

遠くに見える高層ビル群が国貿といわれるあたりですが、豪雨で霞んでしまっています。しばらくすると我が家の窓にもポツポツと雨の滴がつきはじめ、ほどなく豪雨となりました。

私が留学したいた当時の北京はこんな激しい雨が降っていたかなあ。気温だって40度近くなることがあります。湿度も高いし、まるで亜熱帯気候です。これはちょっと異常……というか地球温暖化の影響を感じざるを得ません。

中国科学技術館

中国科学技術館に行きました。何だか最近似たようなところに行った気がしますが、あちらは国家動物博物館。今日行ったのは科学技術を紹介する博物館で、多くの展示品が実際に触って体験できるようになっています。

オンラインで入館チケットを購入しようとしたら当日チケットはすでに売り切れていました。あちゃー今日は行けないやと思っていると0枚だったはずの「残チケット」の欄が突然「1枚」になったり「2枚」になったり……どうやらキャンセルする人がちょこちょこ出ているようです。キャンセルが出る度に購入を試みるのですが、どうしても決済にたどり着くまでに他の人に買われてしまいます。3回ほどトライして、ようやく購入することができました(^^;)。

当日チケットが売り切れるくらいなので、それなりの来館者がいることは予想していましたが、いやはや想像以上でした。夏休みですもんね、たくさんの家族連れがいました。疲れてしまったのか、階段には座り込んで休んでいる人たちも。中国らしい風景です。

最初に行ったエリアでは機械やエネルギー、航空や宇宙について展示していました。実験できる展示がたくさんありましたが、例によって子どもたちが寄ってたかって体験していたので、私たちは遠巻きに眺めるに留めました。

娘は何の展示か全然分かっていないと思いますが(私たちも正直よく分かっていない)触れる展示物をカチャカチャいじっては楽しそうにしていました。

私は根っからの文系人間ですが、こうした科学技術館が大好きです。体験できると肌で仕組みを理解できるから良いですよね。私の地元の岡山にもこういうところがあったなあ。「ライフパーク倉敷」といって、祖父母宅が倉敷にあるのでよく連れて行ってもらいました。今もあるのかなあと調べたら、ありました(^^)。私はここで初めてプラネタリウムというものを経験しました。

倉敷科学センター
中国地方最大級のドーム直径21mを誇るプラネタリウムと科学展示室がある理工系科学館施設(登録博物館)。岡山県倉敷市。休館日:毎週月曜日(祝日の場合は翌日)

北京の科学技術館にも宇宙に関する展示がありました。ビッグバンは中国語で“大爆炸”(大爆発)と言うんですね。こういう展示を見ていると、宇宙の底知れぬ大きさと深さに圧倒されて、日常のこまごまとしたあれやこれやに追い立てられてきゅうきゅうとしている自分がバカらしくなってきます……と、すぐに卑近な人生論に結びつけちゃうところが、まさに文系なんですけど(笑)。

夕方近くになってのんびり来たので、あっという間に閉館時間になってしまいました。展示エリアはまだまだ他にあって、とても見切れませんでした。いえ、これは朝から来ていても見切れなかったかもしれません。それほど巨大な科学技術館でした。全然見られていないフロアもあるので、また機会があれば来てみたいと思います。

中国でも土用の丑の日

今日は土用の丑の日です。日本のスーパーやコンビニではきっと先週ぐらいからウナギの蒲焼きの販促で大忙しなんでしょうか。こちら中国には土用の丑の日にウナギを食べる文化はありません。ただウナギの蒲焼き自体はとても人気ある日本料理のひとつで、多くの日本料理店で提供しています。

正直、私自身は普段そんなにウナギを食べません。ただ北京も最近は大変暑いですし、まあだったら、1年に1回くらいは土用の丑の日にかこつけてウナギをいただいて滋養を付けようと思い立ち、食べに行きました。

行ったのは地下鉄「恵新西街南口」駅近くにある“丰年鳗鱼饭”という店。店名に“鳗鱼”(ウナギ)という文字が入っている通り、ウナギの専門店です。

いただいたは“标准鳗鱼饭”(標準鰻魚飯)、日本的に言うと「うな重・並」です。並ではありますが、立派なウナギが載っています。これにお吸い物と漬物が付いて150元(約3000円)でした。高いっちゃ高いですけど、日本でこれほどのうな重をいただこうと思ったらもっと高いんじゃないでしょうか。肉も皮も厚くタレもしっかり味が付いていて、とてもおいしかったです。

店内はお客さんで賑わっていましたが、まあ、別に土用の丑の日だから食べに来たというわけではないんでしょうね。コンスタントにこれだけ来るわけだから、やはり中国でウナギの蒲焼きは人気が高いんだと思います。私たちみたいな日本人客が来るんじゃないかと見ていましたが、私たちがいる間にはいらっしゃいませんでした(^^;)。

昼食をとった後、オリンピック公園の近くにある国家動物博物館に行きました。先日訪問した新海の生物を紹介する展示会を主催した「中国科学院」に所属していて、動物に関する博物館としては中国最大なんだそうです。

動物、鳥、海の生き物、さらには昆虫まで、あらゆる標本が展示されていました。動物園と違って動き回る姿は見られませんが、間近に見ると細かいところまで観察でき、かえって迫力があります。

夏休みだけあって大勢の親子連れが訪れていました。かく言う私たちも娘に動物を見せてあげようと来たのですが、肝心な娘は広い博物館そのものに興奮しちゃって……動物の標本には目もくれず、ギャー!と大声を出して走り回っていました。ま、半分は私たち大人が来てみたかっただけですから。もっと娘が大きくなって、動物に興味を持ったらまた連れてきてあげたいと思います。

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