The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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たくましく生きる市民

職場近くに、いつもよく通る地下通路があります。

いつも地下には地べたに商品を並べて物を売るおじさんやおばさんがいます。許可を取って商売をしているわけではないので、あくまでこっそりと、です(なので、ここで紹介する写真も通路の入口だけにしておきます)。

中国には各都市で露天商の無許可営業や違法駐車などを取り締まる「城管」という組織があります。日本で言う違法駐車や路上喫煙禁止区域の監視員的な存在です。こうした地下通路を不定期にパトロールして取り締まります。物売りの人たちは城管が来ると慌てて逃げるのですが、中には運悪く捕まってしまう人もいて、かわいそうなことに商品を没収されたり罰金を科されたりします。

もちろん、一義的に悪いのは無許可営業をするほうです。しかし城管の中にはチンピラまがいの乱暴なやり方で取り締まる人もいて、正直、市民からの評判は良くないのが実情です。

これは台湾メディアが伝えた中国南部・福建省で撮影されたとする映像。無許可で風船を売っていた高齢男性が城管に見つかってしまいます。男性は「もう売らない、もう売らない」と叫んでいますが、城管は男性から風船を奪い、踏みつけて割ります。

城管は公務員ですが、そんなに高い給料ではありません。一方で取り締まりの権限は多方面に及ぶので不正に走りやすいことも問題になっていて、罰金と称して賄賂などを要求したり、没収した商品を横流ししたりするなどの行為が横行しているという話もあります。

中国に来ると地べたで物を売る露天商をよく見かけますが、その多くはこうした城管の取り締まりをかいくぐりながら(彼らなりに)一生懸命頑張っている……というわけです。

で、別に応援するわけじゃないですけど買っちゃいました(^^)。これ、見る角度によって絵が変わったり、立体的に見えたりする「レンチキュラー」ってやつです。北京は地方から観光で訪れる人が多いので、こうした土産品を売る人がよくいます。何枚か毛沢東のイラストがあったので、私が「日本一時帰国の際の土産になるかな」と見ていると、おばちゃんがすかさず寄ってきました。私が「毛沢東の絵が欲しいんだけど」と伝えると、写真の3枚を出してくれました。1枚20元……日本円にして400円程度です。高いのか安いのか分かりませんが、まあ、土産物の値段としては妥当じゃないでしょうか。

別れ際、おばちゃんは「あたしゃ、いつもここにいるからね。何かあればいつでも訪ねてくればいいよ」とひと言。何かあればって、何があるか分からないですけど(笑)たくましいおばちゃんです。今日買った毛沢東の絵は日本に一時帰国した際の土産にしたいと思います。

北京でピザ

今日は妻のリクエストもあり、夕食にピザを食べに行きました。

訪れたのは「五道営」(“五道营”)という胡同にある「Tube Station」というピザ屋。中国語では“站点比萨”という店名です。確かイギリスでは地下鉄のことを”Tube”と言いますから、イギリスの地下鉄の駅?という設定なんでしょうか(ただ看板には”NEW YORK STYLE”と書いてありますが)。以前にも一度来たことがありますが、中国っぽい雰囲気の胡同にありながら店内はアメリカに来たような雰囲気で、欧米の客もいらっしゃいました。

たっぷりツナマヨの載ったツナサラダをいただきました。ドレッシングには“日式芥末汁”(和風わさび)を。ちょっとツーンとしましたが、サラダにとても合うお味でした。

ペパロニピザ。10インチの一番小さいサイズを注文しましたが、それでも食べ応えがあります。近くに座っていた欧米人の客は2人でもっと大きいピザを注文していました。さすがですね~。

これとフライドポテトも。ここのフライドポテトはサクサクしていておいしいです。

ビールの半額セールをしていたので、1パイントを2杯いただきました。いつもならもっと飲んじゃうところですが、ピザだとすぐお腹いっぱいになってビールが入らないですね(^^;)。

北京の「鼎泰豊」

今日は夕食をいただきに「鼎泰豊」(ディンタイフォン)に行きました。言わずと知れた台湾に本店がある小籠包のレストランです。

向かったのは鼎泰豊北京漁陽店。独立した2階建ての建物でした。

最後に鼎泰豊に行ったのはいつかなあ。2017年に台湾出張した際、台北の永康街にある本店に行ったので、そのときかな。まさか本店の次にいただいた鼎泰豊が北京とは。実は日本の店には行ったことがないんです。

定番メニューの豚肉が入った小籠包と、エビの蒸し餃子。ちょっと「あつあつ!」感が足りないようにも思いましたが、さすが鼎泰豊だけあって上品な味です。

こちらは空心菜と羊肉を炒めたもの。シャキシャキとした食感がたまりません。

鼎泰豊というと小籠包が有名ですが、実はチャーハンも看板料理。そんなこともあり、今回は大きなエビの入ったエビとタマゴのチャーハンを注文しました。

中国のチャーハンって大きな皿にドドン!とよそってあることが多いので、食べきれるかとヒヤヒヤしていました。しかし、いざ運ばれてきたチャーハンは日本の中華料理屋で1人分として出されるくらいの量。ちょっと拍子抜けしました。値段を見ると「そんなに高くない」。うーん、もしかすると中国も少人数で食事をすることが増えたので少量メニューが充実してきているのかもしれません。

実際、1人で食事に来ている人がちょこちょこいらっしゃいました。少し前の中国は「食事は大勢でするものだ」という意識が強く、日本に来た中国人がファミレスや牛丼屋で1人食事をする日本人を見ては不思議がっていたのを覚えています。それが今や鼎泰豊でさえも1人で来ちゃうんですからね、中国は。正直日本でもまだ鼎泰豊に1人で行く人は少ないと思います(ランチは別ですけど)。

モルモットが逃げませんでしたか

ふと職場近くの植え込みに白い紙が置いてあるのに気付きました。

紙が飛んでいかないように石で重しがしてあり、メッセージが書かれています。

谁的无毛豚鼠丢了,在这里捡到先带回去了。
どなたかスキニーギニアピッグを逃がしませんでしたか。ここで拾ったので連れて帰っています。

中国語で“无毛豚鼠”、日本漢字で書くと「無毛豚鼠」ですが、これで「スキニーギニアピッグ」なんですね。モルモットの一種で、中国語名の通り毛がない品種なんだそうです。

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メッセージには拾った方の電話番号も記されていて、ここにショートメッセージを送ってほしいと書いてあります。

モルモットなんてウロウロ動き回るでしょうから、こんな植え込みの目立たない場所にメッセージを残しても飼い主が気付かないんじゃないかと心配してしまいます。でも飼い主にとっては家族同然だったでしょうから心配しているでしょうね。無事に飼い主の元に戻れたらいいなと思います。この紙がいつまでここにあるか、観察してみよっと。

中国2年目

最近の北京はめっきり涼しくなりました。昼間になると30度近くになりますが、さすがに超すことはありません。

日陰を歩いていると涼しくて気持ちが良いです。朝晩も涼しくなって、日が暮れると「何だか肌寒いかも」と思ってしまうほどです。

何だか懐かしい感じだなあ……と思ったら、私、ちょうど去年の今頃に中国に入国したんですね。今頃というか昨日ですから、今日から私の中国駐在は2年目。去年は中国がまだ「ゼロコロナ」政策の下にあり、入国後は10日間の隔離措置がとられていました。だから北京の街なかに出たのはもうちょっと先ですけど。

もう1年なのか、まだ1年なのか、正直自分でも分からないです。多分、来年も同じことを言っているんだと思います。自分の取り柄はマイペースなところだと思っているので(異論は認めます)今やるべきことをコツコツやっていきたいと思います、はい。

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