The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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提灯街

仕事で付き合いのある韓国人の方と食事。私の方が席を設ける側だったので、日本っぽい雰囲気、けれど庶民的なものを……と考え、日本式の居酒屋にお連れすることにした。

職場の先輩に教えてもらって選んだのは焼鳥屋。私だけ早めに到着すると、辺りは真っ暗。本当にこんなところに焼鳥屋があるのだろうか?と思っていると、「提灯街」と書かれた地下に通じる入り口があり、いざ入ると日本式の居酒屋が建ち並んでいた。日本でもヒットした「深夜食堂」をテーマに、数年前にできたらしい。

ボックスで区切られた半個室など、まさに日本の居酒屋だ。生ビールを注文すると、キンキンに冷えたジョッキに入れて持ってきてくれた。料理の味もまあまあ。店員のお兄ちゃんは大学生くらいだろうか、けどハキハキ動くし丁寧だし、気持ちよかった。

お連れした韓国の方も、とても日本っぽい雰囲気で気に入ったと喜んでくれたようだ。あまりお酒を飲む方ではなかったので、私としては少なめの酒量で終わり。

マッサージ

夕方からマッサージ屋に行く。これも妻からせっつかれていたもので、足つぼマッサージに行きたいとずっと言われていたのだ。

北京を歩いていると“按摩”(マッサージ)や“足疗”(足つぼマッサージ)という看板をそこらで見かける。ただ、玉石混交だろうなあというのと、もしや怪しい店だったら……なんて思いも手伝って、そうそう入る気になれない。今回は“大众点评*1で下調べし、評価の良かった店に行くことに。事前に予約・決済ができるようだったので、今回は足つぼマッサージ45分のほか、肩や足、それに背中のマッサージ45分にしてみた。

個室に案内されると、田舎のヤンキーが着ていそうな半袖半ズボンに着替えるよう言われる。しばらくすると2人のマッサージ師が入ってきて、さっそく始まった。女性の方だったが、力は結構しっかりしていた。ただ私のイメージの足つぼというと「痛いっ!」「ここは胃」「あタタタ……」「ここは肝臓」みたいな感じだが、ここはそういうのではなかった。あくまでマッサージ。どちらかというと、エステ?みたいな感じなのだろうか。

マッサージ師がいろいろと話しかけてくるものだから、90分のコースだからあっという間だった。

References
*1中国の大手口コミサイト。

仕事終わりの外食

今日は土曜日だけど出勤し、仕事終わりに無性に外で飲みたくなって妻を呼び出して、前にも訪問したお好み焼きの食べられる「百合亭」に行った。私は職場から直接向かったので妻とは現地集合。果たして1人で来られるだろうか?と少々心配したが、スムーズに来られたよう。

土曜日なこともあって店内は客で賑わっていたが、座れないほどではなかった。店内のテレビモニターで「世界ふしぎ発見!」を放送していて「ああ、土曜日の夜って感じだなあ」としみじみ。思わず「土曜日の夜はパラダイス」*1を歌いたくなる。

ボリューミーで具材がたっぷり詰まったお好み焼きを相変わらずおいしかった。

ここはお好み焼き以外にも居酒屋メニューが充実していて、いろいろと楽しんだ。こうして外食すると「自分が普段作れないようなものを注文しよう」と思うが、結局「食べたいもの」を頼んでしまう。ゴーヤチャンプルーなんて私の定番料理だが、それでも店で食べるのはおいしかった。

References
*11982年にリリースされたEPOの4枚目のシングル。古い?

コスパのいい蘭州牛肉麺

今日も今日とて昼食を食べに会社近くの蘭州牛肉麺屋に行った。

ここの蘭州牛肉麺は15元(約300円)だが、1つ上の上質版だという“优质拉面”でも20元(約400円)。目玉焼きが載っているのと牛肉が気持ち多い以外は何が上質なのかよく分からないが、たった5元で贅沢な気持ちになれるなら……と思って、いつもこちらを注文している。

そして麺の奥に見えるのが“凉菜”。“凉菜”は辞書で引くと「前菜」と説明していることが多いけど、うーん、前菜じゃないんだよなあ。むしろサラダとか漬物といった呼び方の方が合っているかもしれない。ここの“凉菜”は皿からこぼれんばかりに盛られ大変ボリューミー。上に見えるのは“凉拌土豆丝”だけど、その下には“凉拌黄瓜木耳”も入っている。これでたったの5元(約100円)。

大変コスパがいいので、毎日満員御礼だ。今や中国もモノによっては日本と変わらない物価になっているし、こんなに安くてお店の皆さんは食べていけるのだろうかと心配になってしまう。いや、余計なお世話だね。いつもおいしいごはんをありがとうございます。

流浪气球

ここ数日、ニュースを賑わせているアメリカによる中国の気球撃墜。今日、共産党系メディアとして知られる『環球時報』を見ると、おもしろい見出しだった。

中方抗议美击落“流浪气球”(中国はアメリカによる「さまよえる気球」撃墜に抗議した)

環球時報(2月6日付)より

おもしろいのは気球を“流浪气球”(さまよえる気球)と表現している点。

これを見てピンときた方は中国のエンターテインメントに通じている方だろう。中国で2019年に大ヒットした映画のタイトル《流浪地球》(邦題『流転の地球』)をもじったんだなあ。

流浪”というのは日本語の「流浪」と同じで「さまよう」という意味がある。だから日本語タイトルも『流転の地球』より『流浪の地球』や『さまよえる地球』のほうがよかった(分かりやすかった)んじゃないかと個人的には思っている。

この《流浪地球》、私も見た。ちょうど2019年に北京に出張する機会があり、仕事が終わってから映画館に見に行ったのだ。中国のSF特撮技術がハリウッドに追いついた!だったか、ずいぶん大げさな宣伝だったのを覚えている。とはいえカメラワークが理由か、何だかゲーム画面を見ているようだった。あとこれは「中国あるある」だが、内容がてんこ盛りで展開が早すぎて着いていけない。親子の愛みたいな「お涙頂戴」のシーンも全然共感できないし、プロパガンダなのか、ところどころで「中国!」を主張しすぎて一気に冷めてしまう。

とまあつらつらとコメントしたが、要するに私個人はそこまでの出来に感じなかった。そんな数年前の映画タイトルをなぜ今更もじるかというと、ちょうど今《流浪地球2》が公開中なのだ。ちょうど春節の連休前に公開され、私の周りでも「見た」という中国人が結構いる。

正直あんまり期待していないが、まあせっかく中国にいるんだし見に行ってもいいかも。

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