The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

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公衆トイレ

日本で外出中に突然トイレに行きたくなったらどうするでしょうか。

東京や大阪みたいな大都市だと、とにかく商業施設に入るのが早いかな。デパートのトイレはきれいですもんね。あとはチェーンのコーヒーショップくらいならトイレだけ借りに入っちゃうかもしれません。一方、地方はどうでしょう。例えば車で幹線道路を走っていてトイレに行きたくなったら……コンビニ?あとはガソリンスタンドとかかな。

北京の場合どうするか……答えは「公衆トイレ」です。日本で公衆トイレというと公園にあるイメージが強いですが、北京は街中の至る所にあります。なんなら「公衆トイレはこの先○○メートル」みたいな案内まで見かけます。

中国の公衆トイレと聞くと大変劣悪な環境を想像しますが、ひと昔前に比べるとずいぶんマシになりました。中国政府が2015年頃から「トイレ革命」というのを進めたのがきっかけです。とはいえ扉の付いていない「ニーハオトイレ」は多いですけど。

ちなみに公衆トイレもないような郊外に行くとどうするか。1か月ほど前に仕事で中国人の同僚たちと北京郊外に行く機会がありました。車での移動中、激しくトイレに行きたくなったんですね(私が)。で、同僚に伝えたところ、車が入ったのは何とMINI(自動車のです)の販売店!オシャレなショールームに入るなり、同僚は店のスタッフさんに「トイレどこ?」、スタッフさんも「あっち」。同僚とトイレを済ませると、何食わぬ顔で販売店を後にしました。

このブログを初期から見てくださっている方は私が以前MINIに乗っていたのをご存じだと思います。確か「MINI岡山」に初めて行ったとき、車を駐車場に止めるやいなや、2人のスタッフさんが飛び出て迎えに来てくれたんですよね。私は結局、その日に契約したんですけど(笑)。トイレだけ借りにMINIのショールームに入るなんてとてもできません(^^;)。

中国のトイレ

今日は東京から来た出張者を迎えて食事をする機会がありました。今はまだコロナ禍の前みたいにノービザとまではいきませんが*1、厳しかった頃に比べればビザも出やすくなったようです。

というのが、中国はこの数年間、特別な場合を除いてビザを発給してきませんでした。かわいそうなのが中国語を学ぶ学生たちです。中国に留学することを夢みて中国語を学び始めるもビザが発給されず、結局渡航ができずに日本にいながらオンライン授業を受けていた学生もいるやに聞いています。さらに少し前までビザが発給されても中国への入国者は10日間の隔離が必要でした。飛行機で4時間ちょっとで来られる中国ですが、その渡航は簡単ではなかったんですよね。東京からの出張者を迎え、いよいよ「アフターコロナ」の時代なんだなあと感慨深いものがあります。

食事は例によって北京ダック。職場近くの、安く食べられる店に行きました。私は日本を離れてまだ半年ちょっとですから、出張者から聞く日本の話はそんなに珍しくありません。一方、出張者は中国がとても新鮮なようです。皆さん、中国を専門に仕事をしている方々ではないので余計にいろいろと感じることがあるんでしょうか。

尾籠な話で恐縮ですが、一番盛り上がったのはトイレについての話題です。中国はここ十数年で大きく経済発展しましたが、トイレだけは変わらないんですよねえ。環境もそうですが、人々の「トイレの利用の仕方」も変わっていない(=良くなっていない)と思います。

男性トイレで言えば、小便器の足元がべちょべちょ。一体どうやって用を足しているのだろうと疑いたくなるレベルです。もう少し一歩前に立つだけで「垂れない」と思うんですけど。私が留学していた頃からトイレには“向前一小步,文明一大步”(少し前に一歩、それが文明の大きな一歩)なんて貼り紙がしてありましたが、どうやら状況は変わっていないようです。

お掃除さんはいるんですけど、そのべちょべちょになった足元をモップで擦るんです。んで、ぐちゃ~と広げてしまうんですよね。さすがにモップは水で濡らしているものの、私からすれば「汚れを広げている」だけです。私の同僚が話していましたが、とある日本人は中国では外出先でトイレをしたくないと我慢するクセができ、膀胱炎になってしまったそうです。ほ、ほんとうでしょうか………気持ちは分かりますけど。

それに比べて、日本のトイレは本当にきれいだと思います。もちろん公園の公衆トイレなんかは別です。けれど、デパートのトイレなんて個室に住めちゃうほどきれい。だって中国はデパートのトイレでさえも汚いんです。なんででしょうね……環境もさることながら、利用する側の人たちにも問題があると思います。

食事の終わりには「ぜひ体験してみてください」ということで、出張者にレストランのトイレを利用してもらいました。トイレから出てきた皆さん、苦虫を噛み潰したような顔で「べちょべちょでした」と話していました(笑)。

References
*1コロナ禍の前は日本国籍の所有者なら15日以内の中国滞在であればビザが必要ありませんでした(ノービザ)。

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