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９月１７日（木）　ソウルの旅　三日目 【　その１　】　【　その２　】 それからタクシーに乗って明洞のロッテ百貨店にやって来る。 ぬおーーーーー！！Ｊプレスが入っとるやんーーーーー！！ 韓国人も買うんかな。興奮。 うぉ、うぉ、うぉぉぉーーーーーー！！こっちにはブルックス・ブラザーズやん！！ ええのー、ええのー。でも、たとえ韓国でも高いもんは高いんじゃ…。 なんでロッテ百貨店に来たかというたら、まだ次男の土産を買っていないのだった。 コンバースの韓国限定スニーカーって言いようたんじゃけど、ものすご高いし…どうするで…。 でもケチって変なん買うても、多分アイツは怒るでーという僕のアドバイスで、母さん、コンバースのスニーカーを決心。 明洞のコンバースに行って、１３万ウォンを超す値段のスニーカーを購入。韓国限定のスタイル。 高い買い物したけど、絶対そのぶん弟は喜んでくれるじゃろう。それでええんよ、お母さん。日本で楽しみにしようるで。 それで明洞から仁寺洞（인사동／インサドン）にタクシーで向かう。 明洞でタクシーをつかえまたら、何でか運転手、ものすご不機嫌。 行き先言うた時も「アァ？（聞こえてない）」と言われたし、車走りょうても、事故るんじゃねん！？というほど。 直進の車線が全然進まんけん、左折の車線をブォーーーーンって走り出すし、わやくそ。 車でかけとったラジオがなんか喋りょんじゃけど、全然聞き取れないにせよ、「민주주의（ミンジュジュイ）」＝民主主義って言いよんが聞き取れるけん、運ちゃん、あんた一体何聞きょんーーーーーー！？こわかった…よう。 でも、きちんと仁寺洞まで連れて行ってくれた。疑ったりして、ごめんなさい。 仁寺洞は、日本でいうと鎌倉と京都を混ぜたようなところなので、スターバックスが来ると雰囲気を壊すという反対運動が起こったらしい。それで、スターバックス側は妥協して、ロゴをハングルで書いたという。 読んでみると、確かに「스타벅스커피（スタボクスコピ）」になっとる。 韓国の伝統的なものを扱うお店がたくさんあって、骨董とか、家具とか、陶器とか、いろいろ。 その中でも韓国の伝統的なお茶を楽しめる店がようけあるんねー。そこで、仁寺洞物語という店に入った。 テーブルがガラスになっとんじゃけど、その下に手紙がようけ挟んである。 そんなテーブルのはじに「인사동이야기（仁寺洞物語）」と書いたノートが置いてある。 なるほど、この店に来た人はこのノートに旅の思い出を書くんな。それで、このガラスの下の手紙はそのノートをちぎったもの。 すごい具が載っとるけん、これが何かよう分からんかもしれんけど、これはかき氷の「パッピンス（팥빙수）」。 味は面白かった。氷というより、具の分量が多いのでボリュームがある。餅のようなものも入っとった。あっはっは。 なつめ茶を頼んだ。ぜんざいの汁（あんこ汁？）になつめを加えた感じ。あっまーい。 仁寺洞通りを眺めながら涼む。しばしぼーっとしながら、旅のはじまりからを思い返した。 思えば、母さんとおばあちゃんと僕の３人で北京にも行ったのだった。 北京がおばあちゃんにとって初めての海外。そして今回の韓国が２回目。楽しんでくれたかな。 東方神起なんかの顔がついた靴下。ぽっちゃりした方が履くと、東方神起も膨張するのね…。 そんなことで仁寺洞をしばしぶらついて、ホテルに帰って、ガイドさんが迎えに来るのを待つ。 同じホテルに泊まっとった、同じツアーの人たちがみんな早くロビーに集合しとるけん、ガイドさんが驚いとった。 仁川国際空港に到着。荷物なんかを預ける。 今日の朝に買ったりんごジュース。 아침에 사과 한게　＝　アチメサグァハンゲ（朝にリンゴ一個！） 岡山空港へ帰る便は、行きほどではないにせよ、やはり結構人が乗っとる。 帰りの機内で出た食事。何じゃ、こりゃ？ 岡山空港で荷物が出てくるとこで、ワンコが登場。麻薬探知犬らしい。 スーツ着たおじさんの股間をクンクンかいどった。笑い事じゃなしに、そういうトコに入れて持ってくる人はおるらしい。 帰ってきたよーーーーーー！！岡山空港やーーーーーーい！！ 無事に帰った。ああ、三日間楽しかった。本当に朝岡山発・夕方ソウル発にしてよかった。 もしそうでなかったら一日目の曹渓寺も、この最後の一日も味わえなかったと思う。 僕の拙いハングルも幾分か役に立って、充実した旅行だった。こんなに楽しかったんも久しぶり。 うちの母さん、決断力があって、おもしろくて、時には小心者。 おばあちゃんは、韓国語勉強しょんのに、日本語で話しまくり。それなのに韓国のおばちゃんとすぐ仲良くなれる。 思い出に残る旅になりました。そしてソウルのみなさん、ありがとうございました。 【　その１　】　【　その２　】
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