3月12日(月) 名曲喫茶ヴィオロン

借りとった書籍を返そうと大学の図書館に行くと、妙に静か。どうしたんじゃろう?と思いつつ、門をくぐる。
そしたら腕章をした人に止められた。今日は大学入試(後期)が行われとるそうで、入っちゃいけんらしい。

えええーーー、そこにある返却口に入れるだけなんですけど!!!って言うても聞いてくれん。
ほんなら僕の代わりに入れてきて!!!…なんてことを言う勇気もなく、仕方なく退散。

せっかく交通費払って大学まで来たのに…とショボーンと肩を落とす。
まあ、しようがない、どっかでコーヒーでも飲むか!と阿佐ヶ谷で途中下車。



以前に行ったことのある可否茶館を見てみるとシャッターが閉まっとる。
もももも…もしや!!!とシャッターの張り紙を見てみると…なんと、閉店のお知らせ~~~。

ショックやんけ~?????なんじゃ、前回に来てからいつかまた来ようって思いようたのに…。
ワシは、ワシは、何ちゃ好きになったらいかんおとこなんじゃ~~!ごめんよ、可否茶館!!!



そうしてやって来たのが、名曲喫茶ヴィオロン。
阿佐ヶ谷駅から少し歩いた住宅街の中にある喫茶店。来てみたかったんよー。
小林聡美さん主演の2003年に放送したドラマ『すいか』にも登場するんよね。



初めての~喫茶店は、ちょっとドキドキするんじゃわ~♪(by さすらいの喫茶店巡りの男)



店内にはいると結構大音量のクラシックが耳に入る。
音色からしてレコード。音楽と一緒に聞こえてくるノイズがまたええ味だしとる。



店主が注文をとりにくるんじゃけど、メニューがない。
とりあえずコーヒーを頼んだ。席がスピーカーに一番近いところにしか空いとらんかったけん、結構な音が。

店主がコーヒーを持ってきてくれると、ブランデーを入れるか聞いてきた。
僕は普通のコーヒーが飲みたかったけん普通のを頼んだんじゃけど、他のお客はブランデー入りのを飲みょんか、店内がええ香りにつつまれとった。



立派な音響。現代のホームシアターセットみたいなやつじゃないけど、良さげなんが伝わってくる。
あんまり普段音楽やこ聞かんけど、それでもモーツァルトのピアノソナタじゃな~みたいに分かる曲を流してくれる。

喫茶店の雰囲気からして友人と行っておしゃべりするようなところではない(音楽もかかりょうるけん、おしゃべりしても聞こえんと思う)けど、一人で普段の現実とは違った世界で落ち着いて読書をしたいと思うならここはええかもしれんな~と思った。

コーヒー一杯350円也、ごちそうさまでした。


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