The time is gone, the song is over, thought I'd something more to say.

投稿者: ぼぼよる (26ページ目 (246ページ中))

子育ては筋トレ

私が仕事を終えて自宅に帰る頃、娘はもう寝てしまっています。暗い寝室で寝かせているので顔はぼんやりしか見えませんが、バンザイポーズでスヤスヤ寝ている姿を見る時間が好きです。

今日も就寝前、ちょうど午後11時半頃に妻と仰向けで寝ている娘の顔をジーッと見ていると、ふと目がパチッと開きました。私たちをジロジロ見ると、そのままクルッとひっくり返り、這うようなポーズに。私たちの顔をジーッと見て来て……これは完全に起きてしまいました。

妻には先に寝てもらうことにして、私のほうであやすことに。抱っこをして暗くしたリビングをうろうろしたのですが、寝る気配がありません。ぐずりだしたのでミルクを飲ませることに。160ミリリットルのミルク、完食しました。「ゲホッ」と立派なゲップもしてくれたので、いよいよ寝てくれるかな……としばらく抱いていたのですが、一向に寝てくれません。ウトウトし始めたかな?というところでベッドに寝かせるのですが、すぐに気付いて泣き出します。仕方なく抱き続けるのですが、今度は抱いていても泣き出してしまいました。

お父さんの抱き方じゃダメなのかなあ……4か月離れ離れだった娘は先週北京に戻ってきたばかり。まだ私の抱き方に慣れないのかもしれません。けれど、最近は私の顔を見てニターッと笑ってくれることも増えたので、父親だと認識してくれたのかなあと思っていたんですけど。しようがないことは分かっちゃいるけど、ちょっぴりショックです。

で、申し訳ないけど妻にバトンタッチ。妻が抱くと泣き止むんだろうな……と思ったら、おや、今日は泣き止みません。ぐずり続けて寝てくれないのです。もしやこれが夜泣きってやつ?最近は抱いていても体を力の限り反り返らせることが増えて、抱いているのも大変。娘を育てながら筋トレもできちゃいそう、と思ってしまう今日このごろです。

国情不一样

今日、昼食を食べようと飲食店に入ったところ、複数人で座る大きなテーブルに案内されました。知らない人間同士で相席していたわけですが、私から見て斜め左前に母親と娘が座っています。母親は40代前半で、娘は小学生というところでしょうか。すでに食べ終えているようですが、母親はスマートフォンのゲームに夢中で、スマホを横に持って両手でプレイ。娘はそれを横からのぞき込んでいます。で、どうやらそのゲームにはゲームをプレイしているオンライン上のプレーヤーと音声で会話できる機能があるみたいなんですね。最初は母親がひとり言を話しているのかと思ったのですが、よくよく聞いてみるとスマートフォンのスピーカーから返事が聞こえてきます。イヤホンも付けていないので周りに丸聞こえですが、母親は全く気にしていません。

そのとき、店員が母親に話しかけました。店内が混み合っているので席をひとつだけずれてもらえないかと依頼しているようです。しかし母親は聞こえてか聞こえずか、全く動くそぶりを見せません。依然としてゲームに夢中。けれど店員はジーっと反応を待っています。周りの人は私を含め、どうするのだろうと固唾をのんで見守っていたと思います。それだけに居心地の悪い時間だけが流れました。すると、母親は突然店員の顔を見て「何?」とだけ答えました。しかし店員の説明を聞こうともせず、すぐさまゲームに戻ってしまいました。結局、店員はあきらめて別の席に向かったようです。

私は正直、このやり取りを見て気分が悪くなりました。日本なら混み合う昼時に食事を終えた人が席を立たずにゲームをプレイし続けるって非常識だと思います。まあ、文化の違いがあるので日本がどうだとか言いますまい。しかし中国においても店員を無視するのは失礼なことです。

その後、地下鉄の駅に向かいました。ホームに並んで電車が来るのを待っていると、1人の男性が列を無視するように割り込んできました。北京でも電車に乗る際は「先下後上」(降りる人が先、乗る人は後)を守るよう周知されているので、私たちはホームドアの両脇に2列で並んでいました。この男性はその列の間、つまり電車から降りる人のためにあけている場所に堂々と立っています。

顔や姿から察するに地方の方と見受けられます。まあ、こればっかりはしようがありません。中国は広いので、地方出身だと電車の乗車マナーに疎いこともあるでしょう。その人は電車が到着するなり降車する客をかき分けて我先に乗車し、早々と席を見つけて座ってしまいました。

ここまでなら良いのですが、その男性、今度は隣に座った老齢の男性の肩がぶつかったとか何とか言い出したのです。言われた老齢の男性も腹を立ててしまって売り言葉に買い言葉、汚い言葉で罵り合いが始まりました。近くにいた別の男性が老齢の男性に「こいつに構わないほうがいい、行った方がいい」とジェスチャーをするのですが、怒りが収まらないようです。かたや騒ぎを起こしたほうの男性は「我こそ正義」と言わんばかりのしたり顔です。

十数年前に私が北京に留学していた頃、こうした場面によく出くわしました。その度に中国人の友人からはこう言われたものです。

国情不一样”(国の事情が違いますから)。

中国は日本に比べて面積も広いし、人口も多い。かつて一億総中流と言われた日本と違って、都市部と農村部で格差は大きいのが中国。日本とは事情が違うんだよ、しようがないよ……そういう意味が込められています。

でもね、列に並ばないところまでは良くても、罵り合いも「事情が違うから」なんでしょうか。そんなことないでしょう、いくら中国の地方だって褒められたものではないはずです。スマホゲームに夢中で店員の呼びかけを無視する母親だって同じで、そういうことを「事情が違いますから」と言い訳し続けた結果、北京のような都市部でもそういう“不讲礼貌”(礼儀をわきまえない)な大人が出て来てしまったんじゃないですか。中国という国の「ひずみ」みたいなものを目にした1日でした。

私、ロボット。

退勤して自宅マンションに帰ってきてエレベーターに乗ろうとしたところ、先客がいました。

これ、マンション内で荷物を運んでくれるロボットです。自分の注文した出前料理なんかがマンションに届くと、このロボットが部屋の前まで届けてくれます。エレベーターにも自分1人で乗り、到着すると内線電話で「私、ロボット。今あなたの部屋の前にいるの」と教えてくれます……って、メリーさん*1かっ!

ただ、写真を見て分かると思いますが、エレベーターのど真ん中に我が物顔で乗り込んでくるんですよね(笑)。一度、大きなスーツケースを2個抱えていたときにロボットが乗り込んできて窮屈な思いをしました。でも私もお世話になっているロボットだし、そこは大目に見たいと思います(^^;)。

References
*1怪談系の都市伝説の1つで、何度も「あたしメリーさん、今○○にいるの」という電話が掛かってくる話。最終的には「あたしメリーさん、今あなたの後ろにいるの」という電話で終わる。

娘を病院に連れて行く

ここ2週間ほど、娘のおしりがかぶれた状態が続いています。北京に来る前から腫れていたようで、日本で一度小児科にかかって塗り薬を処方してもらったものの改善しません。お尻ふきシートを使わず、お湯で洗って乾かすようにしてみたところ、腫れは少し引いたみたい。けれど皮が剥けてしまっている箇所もあり、心配になったので病院に連れて行くことにしました。

娘が生まれた病院です。今回は今までお世話になった小児科ではなく皮膚科にかかりました。優しそうな女医さんが診察してくれ、症状はそこまで重くないので心配しなくていいことや、日本で処方された薬はステロイドが入っているのであまり長期間使い続けない方がいいことなど、いろいろ丁寧に説明してくれました。

抗菌薬などが入った皮膚を保護する薬を処方してもらい、しばらくこれを塗って様子を見ることになりました。で、数日後にお尻の様子を写メに撮って送ってくださいと。それを見て追加の診察が必要かどうか判断しますとのことでした。オンラインでも見てくれるとは手厚いですねえ……まあ、それだけ良い診察費がかかっているわけですけど(^^;)。でも自己負担はゼロ、会社が入っている海外旅行保険のおかげです。いやあ、本当にありがたいことです。

家族でお出かけ

今日は娘を連れて、妻と3人で外出しました。向かったのはショッピングモール「SOLANA」(中国語では“蓝色港湾”)。どこに行っても暑いので、室内で過ごせるモールを選びました。

中国の配車アプリ「滴滴」(ディーディー)で車を呼び、ベビーカーはトランクに積み、私たちは後部座席に乗り込みます。娘は私の膝の上にえっとこ*1。モールに着くまで窓の外をキョロキョロしていました。北京に戻ってきてから初めての外出、興味津々なのかな。

遅めの昼食を取ろうと“萨莉亚”(サイゼリヤ)に行ったのですが、冷房の効きが悪い席に案内されてしまいました。私も妻も汗をダラダラ流したのですが、かわいそうなのが娘。髪の毛がペタッと額にくっついてしまうほど汗をかいてしまい、心配なのと申し訳ないのとで落ち着いて食事ができませんでした。

このモールはベビーグッズを販売するエリアが充実しています。日本のアカチャンホンポみたいな店と比べると品揃えはまだまだですが、それでも中国で商品がいろいろと並んでいるのを見られるのは楽しいです。今日は日曜日なこともあってたくさんの親子連れがいました。

子ども向けのおもちゃ売り場も充実しています。こちらは「トイザらス」、中国語では“玩具反斗城”と言います。この“反斗”ってどういう意味だろうとずっと思っていたんですが、広東語で「わんぱく」という意味なんだそうです。香港で『おじゃる丸』は《反斗小王子》、『トイストーリー』は《反斗奇兵》だとか。“玩具反斗城”という中国語の店名は直訳すると「おもちゃのわんぱくシティ」といったところかもしれませんね。

こうしておもちゃ売り場をウロウロすると幼い頃のワクワクした気持ちが何だか蘇ってきます。トミカ、小さい頃いっぱい持っていたなあ。中国語では“多美卡”、「トゥオメイカー」と発音します。たくさんの子どもたちがおもちゃを手に取って目を輝かせていました。

私は男の子だったので買ってもらうおもちゃと言えばトミカやテレビゲームでしたが、女の子だとやっぱりシルバニアファミリーとか?あるいはぽぽちゃんみたいな育児のまねごとができるようなおもちゃでしょうか。まだ0歳の娘はおもちゃには一瞥もくれず、ただひたすらにおしゃぶりを吸い続けるだけ。けれどいつか「お父さん、欲しいー」なんて言うようになるのかな。そんなこと言われたら、買っちゃうだろうなあ。早く成長してほしい……と思う一方で、いつまでも赤ちゃんのままでいていいよ、なんて思っちゃう自分もどこかにいます。

娘は久しぶりの外出で疲れてしまったのか、夕方ちょうど帰ろうとした頃にぐずりだしました。そうだよね、慣れない環境で暑かったよねえ。ごめんごめん。今後ぼちぼちお出かけの回数を増やして慣れていこうね。

References
*1岡山弁の幼児語で「腰掛ける」こと。
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